熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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鉄人、超人、普通の人

黒部名水マラソンに一緒に出たHクン(ぼくよりもずっと速い)は、ゴールした後、すっかり着替えてからわざわざ40キロ地点(生地中橋=日本初の旋回式可動橋)まで戻ってきてくれて、ぼくの応援をしてくれました。

橋を渡るランナーたち

中央の黄色いシャツのランナーの先に小さく見える白い四角(=Hクンが掲げているボード)に、ぼくの名前が書いてあります(といっても、この時点では、ぼくは彼の存在には気づいていなかった)。

Hクンは、自転車を新幹線に載せて(輪行して)きていて、ゴール地点から上の写真の場所までは、自転車での移動でした(そしてそこからしばらくぼくに並走してくれた)。ぼくがゴールした後には、その自転車で温泉へ行き、さらに新幹線の黒部宇奈月温泉駅まで自転車で移動してきてから(ぼくと合流して)新幹線で埼玉県の自宅へ帰った、のですが、マラソンのゴール地点から黒部宇奈月温泉駅までは6km以上もあって、しかも上り勾配なのです。ぼくは42.195kmを(彼よりもかなり遅く)走りきっただけで、もはや足を前に出すことすら億劫になっていたのに(だから当然ながら黒部宇奈月温泉駅まではバスに乗りました)、その間を自転車で移動するって、いったいどうなっているのか…

と思っていたら、その1週間後の利尻島一周マラソン(53.7km)に出た方からは「無事に完走して、翌日は利尻観光してきました」との報告が…53km以上を完走して、その翌日に離島観光って…まったく、みんなどうなっているのか…(ちなみにこの方は利尻島の前日は礼文島でフラワーマラソン(10km)にも出場しています<ぼくはそこでお会いしました)。

もっとすごいのはフルマラソンを2時間台で走る「サブスリー」を1年間で40回も達成した方がいること。いやはや…

でも、みんな最初は普通の人。自分でここまでだと思っちゃったら、そこが限界になっちゃう。それは、マラソンに限らず、どんなことでも、同じです。

ほどほど、なんてことは言わずに、がんばろう。
(そもそも、ぼくは、ほどほど、なんて、性に合わないわけで…(笑))
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「日本一過酷なファンラン」まで20日

去年の最北フラワーマラソン@礼文島は天候が最悪で大会が中止になってしまったのですが、今年は自分の体調が最悪で、いま思い出してもよくあんな状態で走ったなあと思います。そもそも、よく礼文島まで行ったよなあと思うような状態でした。

その後、幸いにしていろんなことが落ち着いたこともあって(それで安心してこの半年ぐらいの疲れが一気に出たという可能性もある)、まずはとにかく十分な睡眠をとって風邪を治すことに注力してきました。それでもなかなか治らないのは、やっぱり、加齢ゆえなのでしょう。こんなに寝てもまだ眠いのかというぐらいに寝て、それでもまだ寝られる。

完全に治るまでは運動は控えるつもりだったのですが、そんなことを言っているとこのまままったくやらなくなってしまうのではないかと心配になってきて、昨日、喉のいがらっぽさは多少残るものの、鼻水はほぼ止まったので、黒部のマラソンの参加賞でもらったTシャツを着て、近所を軽く走ってみました(で、こういうシャツで走るのは楽だな〜と思いました<フラワーマラソンのときの服装がランニングに適していないことは承知のうえでしたが、黒部のときのコンサドーレのユニフォームもマラソンには適していなかったのだとよくわかりました)。

フラワーマラソンからまったく走ってなかったから、(ものすごくゆっくりですけど)走ったのは8日ぶり。一応、真夏のフルマラソンを4時間台で完走した経験があって、昨年度の全日本マラソンランキング男子50歳の部9176人中5949位であっても、これだけ間隔が空くと、走れないです。ゆっくりだから息が切れることはないけれど、ほんの数キロでも、脚が重たくなってくる。

どうしてそこまでして走るのか、どうしてそこまでしてマラソン大会に出たいのかと、自分でも不思議に思えて(だってほかにもやることはたくさんあるんだよ)、『それからの僕にはマラソンがあった』や『56歳でフルマラソン 62歳で100キロマラソン』を読み直してみた、のは、自分のやっていることがなにか間違っているんじゃないか、このエネルギーは仕事(会社の仕事という意味ではなくもっと広い意味での自分が与えられた使命の体現)に使うべきなのではないかとの迷い(あるいは負い目)があったからで、だから、自分なんかよりもずっと世の中のためになっている方々のマラソン本を(あらためて)読み直してみたのです。

結論。

大きな仕事を成し遂げるためには、マラソンが、必要なのです。

日本一過酷なファンラン』までは20日。その先には北海道マラソンもある。チャレンジ2020もある。少しぷよぷよしてきたお腹まわりの贅肉を落とすことも頭の片隅に置きながら、また、ぼちぼち、走り始めます。

今年出た大会のゼッケン
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礼文島 最北フラワーマラソンのまとめ(2018年版)

来年の大会に出ようかなと思った方のために、まとめておきます。ちなみに、実施されるのは「3キロ」「5キロ」「10キロ」の3部門です(最長が10キロ)。時間制限はありません(今回、10キロの部の最後の方がゴールしたのは、スタートから80分後でした)。

(実施時期)
6月の第1土曜日、9時30分スタート。稚内を当日朝に出港するフェリーでも間に合いますが、参加費が無料でもあるので、できれば前日に礼文島に入って礼文島内で宿泊して、礼文島内でお金を使ってください。

(申し込み)
期日までに、役場に申込書を郵送します。申込締切は、これまでの例だと、概ね1カ月前。参加費は無料です。

(当日受付)
8時半から(実際にはもっと早い時刻から)フェリーターミナルのすぐそばの「ピスカ21」に行って、ゼッケンと、温泉の無料入浴券や観光パンフレットの入った袋をもらいます。大会には地元の小中学生が大勢出場するため、その親も含めてたくさんの人が「ピスカ21」に入っていくので、「ピスカ21」の場所は、すぐわかると思います。

(荷物預かり)
ありません。着替える場所はあります。荷物を置く場所もありますが、ノー管理です。貴重品など気になる場合は、フェリーターミナルのコインロッカーを使いましょう。

(スタートまでの流れ)
9時から開会式があります(今年の場合は9時20分ごろまで)。9時30分に、ピスカ21の裏からスタート。

(コース)
同じところを往復。ほとんどフラットですが、礼文島はいつも風の強いところなので、風の影響を受けます。今年の場合、気温が12度ぐらいで強風、なので、冬だと思ったほうがいいです。以前は10キロコースのみ折り返し地点の先に給水所があったのですが、今回はありませんでした。

(ゴール後の流れ)
10キロだと概ね40分〜1時間ぐらいで(=10時10分〜10時30分頃までには)ゴールすると思いますが、そこから表彰式までは、うだうだ待つしかありません(これはちょっと億劫かも)。今年は10時45分過ぎからゲストランナーの加納由理さんのトークショーがありました。

(表彰式)
11時からの予定でしたが、実際に始まったのは11時20分頃で、終わったのは11時40分頃。終了すると、「わかめごはん」「とろろ昆布汁」「おやき」「ホッケのちゃんちゃん焼き」「イカ焼き」「焼き鳥」のサービスがあります。ボリューム十分で、これだけ食べれば、お昼は不要です。

(終了後)
ピスカ21の目の前にある「礼文島温泉うすゆきの湯」(通常入浴料600円)に無料で入れます。「礼文島温泉うすゆきの湯」は、フラワーマラソンの日は、営業開始時刻を11時からに早めてくれます。フラワーマラソンの翌日は利尻島一周悠遊覧人Gに参加される方が多いかと思いますが、利尻島へ向かう船は13時25分発なので、表彰式終了後に30分かけてあれこれ食べても、1時間弱、温泉を楽しめます。

(利尻島へ行かない場合は)
礼文島にもう一泊して、礼文島で、もう少し、お金を使ってください。フラワーマラソンの開催される時期は、ちょうど、レブンアツモリソウが見頃です。フラワーマラソンは土曜日開催なので、もう1泊しても、日曜日にご自宅へ帰れます。

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2018最北フラワーマラソン@礼文島

民宿海憧嫁ブログで予告されていたとおり、今年も礼文島の最北フラワーマラソンに出ました。去年は大会が中止になってしまったので、2年ぶりの開催です。



個人的には黒部名水マラソン(フルマラソン)から中5日、なので、今回は宿のオーナーのお子さん(小学1年生)と親子ペアの部3キロに出るつもりだったのですが(親子ではないが親子ペアの部に出てもいいらしい)、申込締切直前になって宿の子は「出ない」という結論になったため、一昨年と同様に、一般男子10キロの部に出て、普通に走ってきました。

折り返しの見内神社のところの給水ポイントが、今年はなかった。



その点を除けば、例年以上にパワーアップされた大会でした。礼文島外からの参加者もだいぶ増えた印象だし、以前は「うにごはん(または「わかめごはん」)」と汁物だけだった無料提供フードが、今年は、なんと、おやき、ホッケのちゃんちゃん焼き、イカ焼き、焼き鳥と盛りだくさん。たくさんあるので、焼き鳥はカメラマンで来てくれていたTシャツさんにおすそ分けしました。



個人的には、一昨年の記録を下回ったものの、6日前のフルマラソンはともかく(というかその影響はないです)、一昨日に「なんか喉が痛いような気がする」と感じたところから昨日は鼻水ずるずるになってやむを得ず稚内のサツドラで「鼻セレブ」のBOXティッシュとビタクール錠ハイプラスと活蔘28を買って昨夜は夕食を終えるや倒れ込むようにして寝た、という状態でしたから、走れただけで十分です。今朝起きたら、鼻水ずるずるは止まっていたものの(さすがサツドラセットは効きます)、今度は鼻が詰まっていて、今回はレース中に、二度、立ち止まって鼻をかみました(呼吸が苦しくて走りづらかったから立ち止まっても鼻をかんだほうが影響は小さいだろうと)。

それと、折り返しの後の向かい風がひどくで、真正面から強風が吹いてくるから、脚を動かしても前に進まないのさ。これなら一昨年の雨のほうだまだマシだったと思ったぐらい。

昨日、礼文に着いたときは、とてもいい天気でした。

(これは稚内→礼文の船の上から)


香深から船泊の宿に向かう間も、驚くほど海は静かで、こんなベタ凪は見たことないというぐらいに波一つない状態だったのですが、夜中からものすごい風が吹いて(死んだように眠っていたぼくが風の音で起こされたほど)、今日は、風がびゅーびゅー、雲が厚くて空はどんより(もちろん利尻はまったく見えない)という、礼文島らしい天気でした。

自分のことに話を戻せば、こんなに鼻ずるずる(のち鼻づまり)の、明らかに風邪をひいている人の状態であれば、自分だけだったら「今日はおとなしくしていよう」となるところ、大会にエントリーしちゃってる以上は無理してでも出て走るわけで、これが大会そのものを練習にしちゃう効果なのだなあと思いました。大会が練習というと、その大会に失礼じゃないかと思ったりもするんですが、練習だから手を抜くとか軽視しているとかではなく、大会は大会で、楽しめるのだから、いわば、一挙両得です。

宿に戻って「アツモリソウ見に行かないんですか?きれいですよ」と言われたんだけど、めんどくさいので、行きません。体調が普通の状態で、もう少し暖かければ、歩いて(走って?)行ってくるんですけど…と書くと、日本国内の多くの方は「暖かければって何だ?」と思うかもしれませんが、礼文島は、まだまだ、寒いのです。今日のぼくは、下は、冬用のウィンドブレーカーのパンツでした。去年のこの時期は、たしか、まだ、ストーブ焚いてたんだもんね。

フラワーマラソンはやっぱり自分の原点なので、来年も出ます。
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高橋さん

しつこく黒部名水マラソンの話です。
(こんなにしつこく書くというのは、いかに楽しかったか、ということです)

黒部名水マラソンは、毎年、高橋尚子さんがゲストで来ていて、高橋さんがコース上でランナーとハイタッチしてくれるというのが(そんなことは実施要項にはどこにも書いてないんだけど)恒例のイベントの一つとなっています。

今年のゲストは、その高橋尚子さんと、柏原竜二さん。



高橋尚子さんのハイタッチは25km過ぎのコース上で、これはおそらくほとんどすべてのランナーが経験できたのではないかと思うのですが、遅いランナーには、もう一度、サプライズがありました。

最後の最後、「残り1キロ」の看板が出た直後、

なんと!

目の前に!高橋尚子さんが!!
(さすがにこれは写真はないです<疲れてたし、ぜんぜん予想してなかったし)

これはびっくりしたし、そこで「もう少しですよ!がんばりましょう!」と、金メダリストが手を出して励ましてくれるのですから、もうどうでもいいや歩いてでもなんでもいいからとにかくゴールすりゃいいんだろ、的な気持ちは遥か彼方に飛んでいき、とっくに消え去っていた(と思っていた)やる気が戻ってくるというものです。それとともに、この人すごいなと思いましたですよ。ああ、この人は、本当に(という言い方もへんだけど)レベルを問わずに、ランナーを応援してくれているんだなと(特に根拠はないけれど)強く感じました。

ぼくがゴールするよりもずっと前に(3時間台前半で)ゴールしていた(そしてぼくの40km過ぎからゴールまで伴走してくれた)Hクンによると、高橋尚子さんは、表彰式が終わった後に、残り1km地点まで来てくれたようだ、とのこと。

高橋尚子さんが出迎えてくれたポイントの少し先、ゴールに向かって曲がる直前では、コースの真ん中に柏原竜二さんが立っていて、こちらもランナーとハイタッチ。さらに、そこを曲がった後には、招待選手の野尻あずささん(これは昨日も書きました)。

42.195kmの先に、こんな笑顔が待っているのですから。そりゃ、こちらも笑顔になるし、また走りたくなりますって。暑い中で記録は出にくいし、前半の(宇奈月温泉に向かっていく)上り勾配はものすごく苦しいんだけど、関わる人みんなが笑顔になる大会。今回は余裕がなくて直前の現地入り&その日のうちに札幌戻りとなってしまったけれど、次回は(出るならば)富山の観光なども楽しみながら参加したいものです。

(北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅にて)
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