熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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東北・みやぎ復興マラソン2018(その4)

25.3kmのエイドは「岩沼名産いなり」と「相野釜栽培一口そば」。




いなりは5種類もあって、全部どうぞ!と勧められたものの、これまた時間の都合で断念。ごはんものは噛まないと飲み込めないから、時間かかっちゃうんですよね。

ここを含めて、市町村ごとの「スペシャルエイドステーション」は絶妙の配置でした。野菜果物から主食系まで、いろいろあったのですが、炭水化物に限っていえば「亘理名物はらこめし」が12.2km、前述の「いなり」「そば」が25.3km、「陸前高田市たかたのゆめおにぎり」が35.7kmと、ほぼ12kmごとに、エネルギーになりそうなエイドが用意されているのです。その間に「飯舘村名産冷凍イチゴ」「福島県産りんご」などがあって、ちょうどよいところでちょうどよいものが出てくるのは、とてもありがたかったです。

31.6kmの閖上エイドで「ゆりあげ港朝市特製ほたて浜焼き」をいただいたとき、手元の時計では3時間26分。残りは10kmちょっとしかないのだからもうペースを気にする必要はない、キロ6分で走れば4時間30分を切れるじゃないか、よし、ここからは行けるところまで行ってみよう!と、ペースを上げました。32.8kmの折り返しコーンは写真を撮ることもなく全速力でターンして、33kmから34kmは6分03秒。34.1kmの「名取名物せり鍋」と「名取の笹かまぼこ」はスルー。

その結果、30〜35kmのラップは32分50秒と、25〜30kmに比べて40秒以上も速かった。これは、自分で自分を褒めたいです(笑)。30kmを過ぎてからペースが上がったのはこれまでのフルマラソン参戦では一度もなかったこと。今年の北海道マラソンを除けば、30km過ぎたら、たいてい、歩いてました。

さらにペースを上げられれば夢の(=自分が想像もしていなかった)サブ4.5でゴールできたのですが、さすがにここからキロ6分を持続するのは無理でした。35kmで目標を自己ベスト更新に切り替えるとともに、4時間30分は無理でも4時間40分ならまだいけるぞと気持ちも切り替えて、35.7kmの陸前高田市エイドでおにぎりをもらったついでにポケットの中に入れていたアミノショットを口に入れてから給水を流し込み(甘いのが口の中に残るのは苦手)、再スタート。

その先の小さな上り坂(橋を渡るところ)で、少しだけ、歩きました。ここで脚を使ってしまうと最後の踏ん張りがきかなくなるんじゃないかと、あえて、歩きました。

39.9キロのエイドで「石巻名物一口まんじゅう」を口に入れて、「あとひといきだよ!」の声に押されるように、ロケットスタート。残り2.195km、キロ8分だと4時間40分を超えちゃうけど、キロ7分ならなんとか間に合う。ときどき止まりかけては、いやいや、まだ間に合うぞと走り始めて、沿道からの「ナイスラ〜ン!」の声援に元気をもらい、ゴール直前のカーブを曲がるところでは走路と応援エリアを分ける柵の向こうからFC東京のユニホームを着た人が「サッポロガンバレ!」と声をかけてくれて(ぼくは今回はコンサドーレのユニホームで走りました)、ネットタイム4時間39分16秒でゴール。

順番前後しちゃいますけど、最後の数キロは、ホント、泣きそうでした(笑)。自分がちゃんと(歩かないで)走れているという喜び、沿道の人たちからの「北海道から来てくれてありがとう!」「また来てね!」の声援。地元の人たちが、温かく受け入れてくれることは、本当に、ありがたく、嬉しいことです。

タイムを大幅に縮められたことも嬉しかったけれど、それ以上に、最後までちゃんと走れたことが、嬉しかったです。今年の北海道マラソンも35kmまではちゃんと走ってましたが、最後は、力尽きて、少し、歩きました。今回も少し歩いたとはいえ、今回の歩きは意図的なもので、かつ、歩いた距離もほんの少し。

自分でもびっくりするのは、40kmからゴールまでのタイムです。今年の北海道マラソンが16分32秒、稚内が16分08秒、網走が16分06秒と、これまでもレースを重ねるごとに速くなってはいたのですが、今回は14分28秒と、7週間前の北海道マラソンより2分以上も速く走れました。

この50日間の4大会の5kmごとのラップ(1km換算)

北海道マラソンのときは後半がわかりやすく落ちています。
今回は、35kmまでは、踏ん張れました。

市民ランナーにとってのマラソンはタイムを誰かと競うものではない、ということは、頭ではわかっていても、これまでずっと、まわりにいる自分よりずっとずっと速い人たちに対して、ぼんやりとしたコンプレックス(のようなもの)を抱いていました。それは、絶対に追いつけないだろうな、と思うからでもあり、追いつけないことが恥ずかしいと思うから、でもあったのですが、今回、最後までちゃんと走れたことで、そんなことはどうでもよいことだと、ようやく、思えるようになりました。

今回の大会で出会ったフロンターレサポーターの方(一緒に写真撮って大会後に送ってもらいました)が、ゴール後にFacebookに上げていた言葉〜「速い」「遅い」に特別な意味はナイ。 全てのフィニッシャーが勝者なのだよ!〜をお借りして、この大会の個人的総括を締めくくることにします。

大会の開催にご尽力いただいた皆様、ありがとうございました。

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東北・みやぎ復興マラソン2018(その3)

2週間前の網走での最大の失敗はコースの高低差が頭に入っておらずに序盤の上り坂でエネルギーを使いすぎてしまったことだと思っていたので、今回は、コース図を事前に何度も見直して(本当はグーグルストリートビューで予習しておきたかったんだけど街が作り直されている地域なのでストリートビューが追いついてなくて見られなかった)、高低差も頭に入れたうえで、さらに念入りに高低図を印刷したものもポケットに入れて(結局これは見なかったけど)臨みました。

そうはいってもこのコース上での最大の高低差は10メートル弱しかなく、該当箇所はすべて前半にあるから、そこを過ぎたら、あとは、飛ばし過ぎにならないよう、さりとて遅すぎにもならないように注意すればいいだけです。ウェーブスタートなので後ろのウェーブから来た人に抜かれるのは無視してよいのですが、同じウェーブの人(ゼッケンの色が同じ人)にやたらと抜かれるようになったときは自分のペースが落ちているとき。そういうときは一応タイムをチェックしてから、少しペースを上げてみることの繰り返し。

18kmで、あわもり君に抜かれました。



32kmの手前で、追いつきました。



18kmで抜かれたときに、前のほうを走っていた人が自撮りであわもり君と一緒に写真を撮っていたのが見えたので、32kmで追いついたときに、一緒に撮ってもらいました(つまり、上の写真は、走っている途中です)。

(その4に続く)

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東北・みやぎ復興マラソン2018(その2)

大会当日。

5時半に起きて、前夜に買っておいたコンビニおにぎりを3つ食べて、6時半過ぎにホテルをチェックアウト。事前に送られてきていた案内では仙台駅6時08分発(推奨)、6時44分発、7時07分発のいずれかの電車に乗ってください、とのことだったのですが、さすがに6時08分発は早すぎるので、6時44分発に間に合うように行ったら



大勢の人が通路に立っていたので一本見送り、次の7時07分発で仙台空港駅へ。




シャトルバスへの乗車はスムーズで、8時前には会場到着(早すぎるんだけどこの電車とバスで来てくださいという指示なのだから仕方がない)。上半身も下半身も脱げば走れる格好はしているものの、スタート時刻は9時35分だから、あんまり早くに脱いじゃうと体が冷えそうで、しかし、前日の下見では手荷物預かり所が遠かったからギリギリまで荷物を預けないのも心配で、結局、まだちょっと早いかな、ぐらいのタイミングで走れる格好になって荷物を預けに行ったのですが、手荷物預かり所はどこにあるんだ?と思うほどの手前からの大行列。それでも前年の第1回よりはよかったらしいのですが、これは、まだまだ、改善の余地が大いにあるなあ。

長い待ち時間の途中で、甘い菓子パン2つと、アミノバイタルのゼリーをお腹に入れて(おにぎり3つ食べたのは6時頃でマラソンのゴールは15時近くになるのだからまだまだ食べなきゃいかんのです)、スタート位置に行ったら青柳ういろうを配っていたので、こちらもいただきました(食べやすくておいしかったです)。



第1ウェーブのAブロック〜Cブロックが9時35分にスタートして、ぼくの第2ウェーブはその10分後にスタート。スタート直後の走路は狭いとはいえ、ウェーブスタートで人数が絞られているからちゃんと走れそうだと思った矢先、いきなり、集団がストップしたのにはびっくりしました。しばらく進むと、某タレントさんが走っていて、隣に関係者らしきランナー、さらに両側にカメラマンが伴走しているから、横一列に走路の半分ぐらいを塞ぐ形になっていて、これを追い越したら、渋滞が一気に解消。タレントさんが第2ウェーブの先頭からスタートすることは、スタート前にアナウンスされていたのですが、6時間以内の完走が目標のタレントさんをここに置かれてもなあ…テレビ局の主催だから番組の企画を入れるのはわかりますけど…

走路の右側の歩道には、温かく、熱い応援がたくさん。




沿道にいる人たちは、かなりの割合でハイタッチを求めてきます(これは最後までずっとそうだった〜こんなのは初めてです)。ぼくはそういうのは嫌いじゃない(というか好き)だから、最初のうちは右側を走っていちいち右手を出していたのですが、そのうちに、これ全部付き合ってたら走れないじゃないか(笑)ということに気づき、あえて観客のいない側に移動して走りました。

震災後に作り直した道路だけあって、路面状態はとてもよくて走りやすい。



新しいのは道路だけでなく、住宅などの建物も同じこと。それは7年半前にこの地域が津波で壊滅したからであり、そういう場所で暮らしている方々から「がんばって〜」と声援を送られると、いやいや、それは逆でしょうと思ってみたり、こういう中でもみんな逞しく生きているのだからオレがつまんないことでイライラしたりブツブツ言ったりしてるのは恥ずかしいことだよなと気づかされたり、こんな中で走らせてもらっているとはなんてありがたいことなんだと考えてみたりしながら、まだ10kmにも達してないのに、また来年もこの大会に出よう!と思っちゃった。

来年の前に、まずは、目の前のコースを走れよ!(^^;)
(と、今の自分は、そのときの自分に言いたい)

右への曲がり角になっている亘理町立荒浜小学校の前では、沿道の左側に大勢の子供たちが応援に出ていたものの、多くのランナーは四角形の外側の二辺をわざわざまわるようなことはせず、曲がり角の内側を走っていくわけで、それは当然そうなるのですが、ぼくは、せっかくなので、四角形の二辺に沿って、子供たちとハイタッチしながら曲がりました(と書くとオレいい人でしょ的アピールみたいですが、同じようなランナーはぼくのほかにもいました〜が、遠回りをすることになるので、ごく少数ではありました)。そしたら、その先に立っていた高齢の男性から「ありがとう」と言われちゃって、まだ始まったばかりなのに、もう、ボク、泣きそうですよ(笑)。

12.2kmのエイドで亘理名物手作りはらこめし。



たくさん食べていいよ!と言われたけど、ちゃんと走れてるのにここで休んじゃうのはもったいなかったので、一つだけいただいて、先を急いだことでありました。

(その3に続く)
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東北・みやぎ復興マラソン2018(その1)

手荷物預かり所が果てしなく遠いうえに手荷物預けの前に延々と並ばされるとか、シャトルバスを下りてから歩かされるとか、参加費が高いとか、妙に立派な本が送られてきたり芸能人が参加していたりとか(そういうのはいらないから参加費を下げてくれと言いたいけど主催者がテレビ局だから仕方ないんだろうなあ)、ケチをつけたくなるところは正直たくさんあります。

でも、いい大会でした。

昨年の第1回大会は、RUNNETの評価を読むと、多くの問題があったようです(それは第1回なのだからやむを得ないことで、その点では、規模の違いはあるとはいえ稚内は素晴らしかった)。今回は、それらを改善したとのことで、昨年の大会で大きな問題になっていた帰りのシャトルバスは、非常にスムーズでした。

なにより、地元のみなさんの温かさが身に沁みる大会でした。べつに風光明媚な場所を走るわけではないけれど、大勢の方々の笑顔に包まれて、気持ちよく、楽しく走ることができました。

仙台へは飛行機を使いました。9,300円。



仙台空港からはバス。



仙台空港から電車以外の乗り物に乗ったのは震災直後に館腰駅までタクシーに乗ったとき以来、通算二度目です。このバスの行先は、マラソンのスタート・ゴール地点である宮城県立都市公園岩沼海浜緑地(仙台放送ジュニパーク岩沼)。メインのフルマラソンは日曜開催ですが、その前日の土曜日には「2km車いすジョギング」「2km親子ペアラン」や「復興マルシェ」が行われており、その会場への足は(自家用車以外では)仙台空港か岩沼駅からのシャトルバス(無料)。

バスは仙台空港から5分ぐらい走って、普通の道路端が降車場。



ここから会場までは少し歩かねばならないのですが、前年はもっと手前の駐車場で降ろされたそうですから、これでもかなりの改善、かつ、これが限界なのでしょう。

復興マルシェは、思いのほか、賑わってました。



フルマラソンの前日にわざわざこんなところに来るのはよほどの物好きだろうと思っていたのですが、ちょうど2km親子ペアランが終わった直後だったようで、また、親子ペアランの参加者が意外に多いようで(親子といっても2人で来るってことはないですからね)、お目当てのはらこめしは大行列。その他、お昼ごはんになりそうなものは、みんな行列していて、食べもののために並ぶのが苦手なぼくは、結局、ここでのランチはパスしました。

翌日の下見も兼ねて、復興マルシェのさらに向こう側にある手荷物預かり所へ行ってみたら、これがまあ遠いうえに、途中はどこを通ればよいのかがわかりにくい。その先に岩沼駅行きのシャトルバスの乗り場があるとのことで、同じルートを戻るのもつまらないからそっちに行ってみることにしたら、ホントにここでいいのか?と思うような道を延々と歩かされて、不安になってきた頃にやっと乗り場が登場。



岩沼駅には「東北・みやぎ復興マラソン」の歓迎看板。



今回は「宮城へ行く」のではなく「仙台へ行く」という感覚だったのですが(泊まったのも仙台だったし)、この大会の開催場所は仙台ではないのだと、このときに初めて理解しました。そもそも、仙台空港というのも、所在地は仙台市ではなくて名取市と岩沼市なのですね。大会のプログラムをよくよく見れば、主催は仙台放送、共催は宮城県と宮城県教育委員会、その次に「特別後援」というのがあってこれが名取市と岩沼市と亘理町、仙台市はその次の「後援」の中に、復興庁、東京都、岩手県、福島県etc.とたくさん名前が連なっている中の一つとして出てくるに過ぎない。なるほど、仙台駅へ行っても、大会の歓迎ムードというのはほとんどないわけです。

仙台へ行って、仙台在住の友人に、人気の牛たん店に連れて行ってもらったり、夜の街を(マニア活動的に)案内してもらったりした後、少し早めにホテルの部屋に入って、翌日に備えたことでありました。

(夜の街を案内してもらった中の一コマ)


(その2へ続く)

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新千歳発仙台行きフライト

あのランナーときたらわざわざマラソンに行ったよ



雄勝のメダルをもらってね 女の子たちにさ


(小学生の女の子が首にかけてくれるのです)

みやげにもらったおにぎりドーナツその他いろいろ…をいただいて、仙台空港から新千歳行きのJALで帰ってきました。大会の会場にいちばん近い駅が仙台空港駅で、そこまでシャトルバスで運んでもらったらあとは飛行機に乗るだけなのは楽でした。

で、すっかり忘れてたんですけど、この大会に申し込んだのは、北海道的ランニングシーズンの終盤でありまだ雪は降らない(=外で練習ができる)この時期に走ったら記録を出せるんじゃないかなあと思ったから、だったのでした。スタートして、最初の渋滞を抜けたあたりで、思い出しました。

今回のコースはフラットなので、ペース配分さえ間違えなければ自己ベスト(今年の北海道マラソン)は上回れるのではないかと期待していたのですが、でも、網走でもそう思っていて撃沈したので、慎重に入った結果、最終的には、今年の北海道マラソンのタイムを12分近く上回ることができました。これで、ようやく、フルマラソン走るんですと堂々と言えるような記録になりました。

ここまで走れたからもういいかという思いも出てきてますが(疲れてるし<当然ですが)、一応、今シーズンは、あと2つ、フードバレーとかちマラソン(ハーフ)と作.AC真駒内マラソン(フル)が残ってます。来週末は一回お休みできることでもあり、また状態を整えて、シーズン最終戦でさらにPB更新できるようにがんばる…べき、なのだろうなあ…正直、帯広に行くのは、ちょっと、めんどくさくなっちゃってますけど(^^;

大会のお話は、またあらためて。
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