熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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本日の車窓から

本日道内出張。



この時期の北海道は風景に色がなくて観光的には中途半端なのですが、遠くの山々はまだ真っ白、でも手前からは雪が消えている(道央圏では昨日かなり降ったからこの写真ではうっすらと雪が残ってますが)、という風景は、それはそれできれいで、とても好きです。いわゆる観光客的大自然は茶色かったり白かったりで冴えないんですけど、人々の生活が息づいているところ、田畑があるところの風景は、とても美しい。

こういう何もない風景だって、十分、観光客にはアピールできるのです。そのぐらい、北海道は、すごいんです。
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ある日の車窓から

関東地方で痛めた粘膜の修復に時間がかかってます。鼻炎はようやく止まりつつあるものの、薬の服用を続けているからか、眠くてだるくて…というわけで、頭がまわってないので、とくに意味はありませんが、ある日のスーパー宗谷の車窓から。



左が利尻島、右のお日さまの下にあるのが礼文島。これは、高いところを走っている列車からでないと見ることのできない風景です。
 

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第28回最北フラワーマラソン 参加者募集中

礼文島の観光シーズン到来を告げる恒例行事「最北フラワーマラソン」の参加者募集が始まっています。今年の大会のスタートは6月3日(土)午前9時30分。最北ですから、6月といっても、まだまだ、肌寒いです。去年のフラワーマラソンの日の朝、民宿海憧では、ストーブ焚いてました。



毎年書いてますが、フラワーマラソンは島内の小中学生が全員参加する、島の一大イベントです。知らずに行くとちょっと戸惑うかもしれませんが、島外からの参加者は、とても歓迎されます。島外からの参加者は、閉会式会場のすぐそばにある礼文島温泉の無料入浴券がもらえます。

申込締切は5月10日。参加費は無料です。

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ミレニアムのデコイチ

D51つながりで、こんなネクタイ持ってます、って話(ネタ)です。



だいぶ前に買ったものの、使う機会がほとんどなかったのですが、今年2月の弟子屈町(川湯温泉)での観光列車フォーラムのときに(鉄道の話をするのだからよかろうと)使いました。

だいぶ前というのがいつなのかもすっかり失念していたのですが、アーカイブとしてのインターネットはすごいもんで、かすかな記憶を頼りにググってみたら、記録が残ってました。2000年の2月に、丸井今井が「(まるい)オリジナルどさんこセット」なる商品を販売していて、そのセットの中身は、石屋製菓「コンサドーレクッキー」3枚、サッポロビール「北海道限定クラシックビール」(350ml缶)1本、丸井今井「〈まるい〉オリジナル『北海道どさんこネクタイ』」(全10柄からお好きな1本5800円)、でありまして、その「全10柄」のネクタイのうちの1種類が、これだったのですね。

どさんこネクタイというぐらいだから、北海道に因んだ柄ってことで、このネクタイに描かれているのは、SLが北海道の農水産物を運んでいる姿です(炭水車と貨車の区別がついてないんじゃないかとか、そういうことは言わないように)。最初の車輌に積まれているのはカボチャ、次がホタテ、その次がアスパラガス、さらにメロンがあって、最後が毛蟹。煙を吐きすぎだろうと思わないでもないけれど、これをデザインした人の頭の中は、蒸気機関車=D51=「らしさ」を表現するのは煙、という図式があったのでしょう。煙がたくさんあることで、SLががんばって北海道の農水産物を運んでます、的な感じが、よく出ていると思います。

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熊谷のD51を見に行く

東京へ行ったついでに、空き時間を利用して、熊谷市の荒川公園に静態保存されている蒸気機関車「D51 140」を見に行ってきました。



この機関車は、1970年の引退後、熊谷市が国鉄から借り受けてここに展示したものです。2014年には(国鉄から所有権を引き継いだ)JR東日本から熊谷市に無償譲渡されたものの、当時は車体に赤錆が浮いているような状態。その姿に心を痛めた地元の若者たちが、ボランティアで修復作業を行い、このたび、ピッカピカの状態を取り戻しました。ただ美しい状態を取り戻したいとの思いで錆取りやペンキ塗り、破損箇所の補修を行ったボランティアグループの努力あってこそですが、彼らの熱意にほだされたのであろう熊谷市が、アスベストの除去費用やペンキ代を負担するなどのバックアップを行ったというのも、とても嬉しいことです。

お披露目となった今年4月1日のイベントまでの取り組みを、たまたま、フェイスブックで見ていたもので、どんなものか見に行ってみた、というのと、ちょっと上から目線になっちゃうかもしれませんけど、それなりの年齢になってきた者として、実際に修復作業を行ったみなさんには会えなくとも、見に行って報告することが頑張っているみなさんへの激励になればいいなとの思いもあって、たまたまこの時期に東京へ行く用事があったもので、行ってきた次第であります。



ぼくはSL世代よりはちょっと下で、ちょっと上の世代の方々が蒸気機関車を楽しげに語るのは正直いまいち理解できなかったりするのですが、この熊谷の美しく輝くD51を眺めていると、蒸機に魅せられるというのはこういうことかと、多少、わかったような気がしました。とにかくきれいだから見ていて楽しくて、目の前にある動輪が動いたらそれはすごい迫力なんだろうなとも思えてくる。理屈は抜きにして、とにかく、ピカピカに磨かれているSLが、美しいのです。美しいから、目を奪われるのです。

さらに素晴らしいのは、いちばん上の写真にあるように、SLを囲う柵に「ご自由にお取りください」との案内とともに「SL資料」と書かれた箱が掲げられていて、その中に、A4版両面印刷のペーパーが入れてあったことです。片方の面にはカラー印刷の蒸気機関車の構造の説明があり、もう片方の面にはD51-140号機がどんなもので、ここにあることがどういう意味を持っているのか、これを保存展示することにどんな意義があるのかということが、押し付けがましくなく、コンパクトに、とてもわかりやすく書かれています。これを作るだけでも大変だろうし、屋根のない屋外だから天気を見ながら適宜補充していかなければならないわけでそれだけでも結構な手間だろうと思います。

それと、柵の左右と後ろの部分には、D51-140の古いモノクロ写真や、今回の修復に至る経過の写真なども飾られています。こういうふうに、ちゃんとアップデートされているのがわかると、ああ、この機関車は大事にされているんだな、それだけの価値があるものなんだなと、見ている側にも自然と伝わってきます。それは、何年も更新が止まっているホームページと、マメに更新されているホームページの違い、みたいなもので、マメにアップデートされていれば、アップデートしている人たちの愛情や熱意が見る側にも伝わってきて、それは多くの人を巻き込むことにつながっていくのです。

D51のすぐそばは熊谷桜堤という花見の名所で、この日は、満開宣言が出た日。



そんな中、桜並木にはほとんど目もくれずに(笑)、ひたすらSLのまわりをぐるぐる、うろうろしていたのですが、ほんのわずかな滞在の間にも、およそ鉄道ファンとは思えない(桜を見に来ただけであろう)人々が「この前テレビでやってたね」とか「新聞に出てたよね」とか言いながら、置いてある「SL資料」を手にしたり、写真を撮ったりしている姿を見ました。

もう動かない機関車だけれども、地元のみなさんの手で新たな生命を吹き込まれ、動かないなら動かないなりに役目を果たそうとしている。そんなふうに感じました。そして、見た人にそんなふうに感じさせるためには、つねに何かが動いている状態にすることが大事なのだということも、よくわかりました。動いているというのは、機関車として動かなくとも、この日のように、きれいな状態の=雨風に晒されてぼろぼろになっているようなものではない=パンフレットが整備されているだけでも、いいのです。パンフレットといっても、ここに置いてあるのは、パソコンのプリンターで作ったものです。でも、それでも、いいのです。色が焼けてしまっているような、いつからそこに置いてあるのかわからないような立派な印刷物よりも、手づくりであっても新しいもののほうが、ずっとずっと、いいです。大切なことは、この機関車がみんなから大事にされている、ということがわかることなのですから。

東京駅から熊谷駅までは新幹線に乗れば40分弱。札幌から新千歳空港までと同じぐらいの時間です。そして、熊谷駅からD51-140までは、札幌駅から時計台へ行くよりも近いぐらいの距離です。その気になれば、すぐに行ける場所です。

やっぱり、百聞は一見に如かず、なのであります。

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