熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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30年後の発見

毎度おなじみ「ザ クリスタルレールウェイ 北海道」(1988年発行)



の、これは、2冊目です。東京都内の某古書店の棚に「500円」の値札が付けられて並べられているのが、行くたびに気になっていたもので、先日、友人たちとの新年会で東京へ出かけた際に、回収してきました。同じ本が2冊あれば、(以前のように)自宅とは別に仕事場を持ったときには、自宅と仕事場の両方に、これを置いておくことができます。だから、2冊あっても、いいんです。



スリップが挟まったままでした。これは、売れ残った在庫だったのかもしれません。カバーには若干の傷みがあるものの、中のページは、我が家にあるものよりきれいなんじゃないかと思うぐらいに、しっかりしてます。

そのカバーの下に、もうひとつの表紙があることを知ったのは、つい最近です。



教えてもらわなかったら、死ぬまで知らないままだったかも。なにしろ、手にしてからもうすぐ30年になるというのに、これまで、まったく知らなかったのですから。

つくづく、いい時代に鉄道旅行をさせてもらったなあと思います。これをそのまま再現するのは無理ですけど、あの頃の喜びを、また違った形で、多くの人に味わってもらえるようにすることが、これまでお世話になってきた多くの方々への恩返しであり、それが自分がいまだ死なずに生きていることの意味なのだと思っています。

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雄別鉄道の風景印

昨日(2018年1月15日)から、釧路愛国郵便局と布伏内郵便局で、雄別炭砿鉄道の機関車をデザインした風景印の押印が始まりました。

釧路愛国郵便局のデザイン

布伏内郵便局のデザイン

これに合わせて、釧路愛国郵便局では釧路市立博物館のサテライト展示「雄別炭砿鉄道の思い出」が開催されています(2月16日まで)。また、布伏内郵便局では、雄別鉄道アーカイブと題したさまざまな展示や、布伏内郵便局の限定グッズのプレゼントなどもあるそうです。

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1980年4月1日の釧路駅

鉄道ジャーナル1980年5月号の表紙

この鉄道ジャーナル(1980年5月号)の表紙は、以前にもこのブログで紹介したことがありますが、何度見ても、大胆で、インパクトがあります。キハ183系のスラントノーズが表紙になった号は他にもあって、これまた以前に(8年前に)このブログで紹介したことのある1982年1月号の表紙が、やはり、スラントノーズ車です。

1982年1月号の表紙のヘッドマークは「北海」ですが、1980年5月号が「おおぞら」なのは、80年というのはキハ183系が世の中に登場した直後であり、その時点では「おおぞら」でしか運用されていなかったからです。この号は「新しい旅客車の設備サービス」の特集号で、当時の国鉄の最新鋭車両である183系・117系・201系がメインコンテンツとなっている中、巻頭ルポ(列車追跡)は183系でした。北海道専用に用意されたキハ183系という車両は、全国的にも注目の高いものであったのです。

その183系の登場直後の様子が、レイルウェイ・ライター種村直樹氏の初期の著作『気まぐれ列車で出発進行』(1981年実業之日本社、85年講談社文庫)に描かれています。

《…平戸口出発以来六日目の四月一日朝は吹雪である。…九時過ぎの釧路駅は、この旅始まって以来の熱気と騒がしさに充ちていた。間もなく函館ゆき特急<おおぞら4号>の発車する1番線ホームは、釧路中の人が集まったのではないかと思うほどに埋めつくされ、新型183系ディーゼル特急の前に一〇ヵ所あまり、幾重もの輪ができて、それぞれ送る言葉、送られる言葉が丁重に交わされ、深々としたお辞儀が繰り返されている。聞けば、四月一日付で発令になった官公庁の転勤者見送りなのだ。送られる人はいかにも晴ればれした顔、送る人たちもお義理ではなく、別れを惜しむひとときを楽しんでいる風情である。
「すごいですね。釧路は東の果ての町だし、札幌、東京はもちろん、旭川、函館へ行っても、いや本州ならどこでも文字どおり栄転なのでしょうね。東京駅あたりで見かける形式的な見送りとは雰囲気が全く違う…」
 富田クンが感にたえたようにつぶやいた。》
(「日本列島縦断鈍行乗り継ぎ気まぐれ列車」)

この種村さんの旅から9年後の1989(平成元)年の4月に、ぼくは、網走や美幌や北見で、似たような光景を見ました。その後、ぼくは、就職した後に、東京駅の新幹線ホームで関西へ転勤する人を見送ったりした経験がありますが、あのときの石北本線の特急列車の車内から見た見送りの光景は、人数も、熱気も、ぜんぜん、違っていました。いまだにあれほどホームを埋め尽くした見送りというのは、経験がありません(たぶんこの後ももう経験することはないでしょう)。

そんな多くの人たちの思い出を乗せて走った183系も、まもなく終焉を迎えます。スラントノーズをどこかに保存しようと話を進める中で、あんなところこんなところが候補に上がっては消えていき、もはやこれまでかと万策尽きかけたところで、最終的に安平町追分という石勝線沿線の「おおぞら」の停車駅である町に決まったのは、そうした歴史的経緯を考えれば、ベストだったと思います。

スラントノーズの183系を保存するためのクラウドファンディング「北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ」は一口5,000円からです。5,000円といわず最大100万円コースまでご用意しております。
 

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フレーム切手「オホーツク流氷ライン 釧網本線」

北海道内各地の郵便局で発売中。
1シート1,300円で、1,000セット限定である由。

フレーム切手「オホーツク流氷ライン 釧網本線」

10枚綴の切手部分には、写真集「オホーツク流氷ライン」で使われているのと同じものがある一方、昨シーズンから走り始めた流氷物語号の写真もあるのが素晴らしい(失われたものを懐かしむだけでなく今あるものを大事に育てようという姿勢!)。上半分の切手じゃない部分に使われている写真(背景は流氷で埋め尽くされたオホーツク海)で走っているのが普通の(日常的列車である)キハ40であることもいいし、そこに添えられたサボ風のバナーの下に「マイレール釧網本線」の文字が入っているのも、とてもいいです。

ところで、この切手シート(正式には「オリジナルフレーム切手」と言うらしい)の販売箇所は、北海道内各地の、といっても、すべての郵便局ではないようで、札幌市内某所の郵便局に行って「釧網本線の切手シートありますか」と尋ねたら「?」な顔をされてしまい、ややしばらく待たされてから(<この場合の「ややしばらく」は北海道的言葉遣いかも)、札幌では都心部の限られた郵便局だけで扱っていることが判明し、大通の4丁目で入手しました(ここでは尋ねるまでもなく、入口に並んでました)。

1,000セット限定だそうなので、ぜひ、お早めに、お買い求めください。
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釧路市立博物館企画展「映像でよみがえる簡易軌道と道東開拓のあゆみ」

1月20日(土)から、釧路市立博物館で、「映像でよみがえる簡易軌道と道東開拓のあゆみ」(NHK釧路放送局開局80周年記念 企画展)が開催されます。2月18日まで。

NHK釧路放送局のサイトに番組の上映スケジュールが掲載されています。中には「日本の素顔 D階層」といった、重いテーマのものもありますが、これもまた道東の開拓の歴史を眺めるには避けて通れない道であり、道東に憧れてわざわざ北海道に移り住んできた者としては(道東に憧れてといいながら住んでいるのは札幌ですが)、非常に興味深いです。

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