熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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時刻表から旅に出よう

何かはっきりとした目的があって速くあるいは安く行きたいときはアプリが便利ですが、「どこかわからないどこかへ行くこと」や「列車に乗ること」が目的の中に含まれるときは、紙の時刻表のほうが便利です。だんだんそういう人は減ってくるのでしょうが、全列車の時刻表がネットで公開されている台湾の鉄道の時刻表を日本人向けにわざわざ冊子にしている方がいるぐらいですから、現時点ではまだまだそうしたニーズも根強く残っているのでしょう。

しかし、日本の時刻表は、台湾の時刻表と違って、大きくて厚くて重い。



『時刻表2万キロ』の宮脇俊三さんは事前に立てた計画を忠実に実行していくことに重きを置いていたのに対し、『気まぐれ列車で出発進行』をはじめとする気まぐれ列車シリーズの種村直樹さんは大枠だけ決めた後は行き当たりばったりの汽車旅を楽しんでいらっしゃいましたが、共通するのは、どちらのスタイルでも、時刻表を持ち歩く必要があったことでした。乗る列車をきっちり決めていた宮脇さんの旅でも列車が運休になったりご自身が寝過ごしたりすれば時刻表と相談して代替案を作らなければなりませんし、気まぐれ列車の種村さんの旅の移動手段は列車やバスが基本ですから時刻表がなければ先へ進むことができません。

そうした旅には時刻表が必要だ、というよりは、時刻表があったからそういう旅をするようになった、ということなのかもしれません。

去年の台湾の旅が楽しかったのは、台湾にはたくさん列車が走っていて選択肢がいろいろあったから現地に行ってからそのときの気分で行動を決められたことで、それを可能にしてくれたのが『新台湾時刻表』でした。ぼくが、旅先だろうがなんだろうが決まった時刻に起きて決められた予定で行動しないと落ち着かない!というタイプだったら、時刻表を持ち歩く必要はなかったと思うのですが、そういう旅行は窮屈だと思うほうなので、時刻表は、なくてはならない旅の相棒なのです。

そんなこといいながら、近年は、時刻表を持ち歩くような旅行はしていなかったのですが、去年の台湾鉄道旅行を思い出すと、やっぱり、時刻表を手元に置いて旅するのは楽しい。でも、あの大きくて重たい時刻表を持ち歩くのは面倒です。

それで、小さな時刻表を買ってきました。



最初のページに「本誌は弊社発行「JTB時刻表2020年7月号」の各ページを縮小し、一部を再編集したものです」とあるように、本の大きさだけでなく中身の文字もそのまま縮小されています。一応、本屋さんで中身を確認して、最初にページを開いたときは予想以上に文字や数字が小さくてビビったものの、文字も数字も読めました。

在来線列車のバリエーションが少なくなっても、基本は、時刻表なのです。

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