熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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なぜ私が線路の石を買うのか?

また荷物が来た。



開封!



あれっ?(4つ?)



ああ、そういうことでしたか。



そんなわけで、石の缶詰、買いました。



えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ
売るものがなければ夢を売れ!(2020.05.30)
なぜ私が線路の石を売るのか?(2020.06.08)

この缶詰はたべものではありません。



人に向かって投げてはいけません。



これは食べられます(おまけ)。



品名 石(玉砂利)
原材料 50年以上前の石
賞味期限 永久
採取場所 えちごトキめき鉄道二本木駅
採取者 えちごトキめき鉄道(株)鳥塚社長



採取場所 銚子電鉄株式会社 仲ノ町駅
採取者 銚子電鉄株式会社 竹本社長



採取場所 天竜浜名湖鉄道株式会社 天竜二俣駅
採取者 天竜浜名湖鉄道株式会社 長谷川社長



こういうものは、開けません。



開けられません。

収集家は、開けないですよね(笑)

開けないつもりでした。

しかし、なぜ私が線路の石を売るのか?(2020.06.08)を読んで、開けなければいけないものだと知りました。



大吉!



意外に大きい。



この缶の中によく収めたなあというぐらいに大きくて、とても重い。



とはいえ、ただの石ですからね。
実用性はゼロ、どころか、また余計なモノを増やしちゃった。

それでも、これを買ったのは、売る側の気持ちは十分にわかった、ならば、買う側はどういう気持ちになるのだろう?と思ったからで、それはやっぱり実際に身銭を切らなきゃわかんない。そして、これを手元に置いてしょっちゅう眺めていると、そのうち、無から有を生み出す商売のアイデアが湧いてくるかもしれない。

世の中には、本当は何の価値もないものを、1500円などという良心的なお値段ではなく、15万円とかとんでもない値段にして、「これはあなたを大金持ちにする魔法の石です!」なんてことにして売っている人もいるわけで、そんなのどうして買う人がいるんだろう?と、普通のときには思いますけど、追い詰められたときは、なんでもいいからすがりたくなるんですよね。ただ、一方で、悪銭身につかず、という言葉もあるわけで、儲かるからといって高く売ればいいってことでもない。

長い間、列車の運行を支えてきたレールを、その下で支えてきた石。

自分が生まれる前から、レールの下にあった石。

JRから切り離されたり、資金がショートしたりで大変なことがあっても、とにかく現在も安全運行が続いている、ということは、人間でいえば、いろいろあっても健康体で元気にやってます、ということで、それを支えてきたのが、この玉砂利。これがすぐにぼろぼろに崩れる石だったら、線路がガタガタになっちゃって、重量のある鉄道車両は走れなかっただろうと考えると、人間でいえば骨みたいなものですね。

ぼくが骨折して手術を受けたとき、予定よりもかなり長い時間がかかって(自分は全身麻酔で意識がないから時間の経過はわからないのですが)、手術が終わった直後に、時間がかかったのは「思ったより骨が強くてプレートがなかなか入らなかった」からだと聞かされたときに、丈夫な体に生んでもらったことを感謝したものでした。

この石を眺めながら、そんなことも、思い出したのでありました。
 

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