熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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不測の事態

どうやら次の緊急事態宣言には北海道も含まれるらしいぞ、そしたらあんなことがこんなことが…と、あれこれと仕事の段取りを整えるべくバタバタとしていたところへ、北海道も含まれるどころか対象地域が全国に拡大されるようだとのニュース速報が入って(左手首=アップルウォッチにNHKのニュース速報が表示されることにはもうすっかり慣れたけれどよく考えてみるととんでもない時代になったものだと思う)、そこから先はなんだか時間の経過がよくわかってないんですけど(忙しかったのよ)、20時30分ごろに国の緊急事態宣言が発令されて、気がついたら札沼線の明日限りでの廃止が発表されてました(厳密には明日は最終運行であり法律上の廃止日は不変=4月18日から5月6日までは運休扱い=です)。

4月15日(って昨日じゃないか!)のプレスリリース〜札沼線(北海道医療大学・新十津川間)最終運行について〜の中に《不測の事態により最終運行を繰り上げる場合があります》という文言があるのを見て、ああ、このリリースはよくできてるなあと思ってました(一応、過去に、少しだけ、広報をやったこともある)。この一文が入っていることで、何かあればすぐにやめられる。だから、というのは、この状況で4月24日までの間に「不測の事態」が発生することは十分にあり得ることだと思ってましたから、24日まで運行されることはたぶんないんだろうなと、なんとなく、想定はしていたのですが、それにしても、まさかまさかの、その翌日の、最終運行13時間余前の発表とは。

気の毒なのは、定期列車の運行終了後に運行される予定だった沿線4町(当別町、月形町、浦臼町、新十津川町)の住民対象のラストラン運行も取りやめになったこと。もはやとっくに公共交通機関としての役割は終わり、地域住民の足ではなくなっていたとはいえ、札沼線とともに育った方は(まだ)少なからずいるでしょうし、地域の人々が待ちに待った存在であった時代だってあっただろうに、その最期を地元の方すら見届けることが難しくなったというのは、とても残念です。

ぼく自身は、正直、とくに思い入れがあるわけでもなく、何度か乗ってはいるものの、これといった印象があるわけでもなく〜と言いながら人生最大のピンチだった鬱からの脱出期に最初に出かけた=友人が誘ってくれた=のは札沼線であり新十津川であったのですが〜、でも、ほんの一瞬、明日は予定も入ってないから朝早く札幌駅に行けば新十津川まで行けるな…と考えました。だけど、そういう「野次馬」を排するためにこのような措置がとられたのであり、JRさんだってやめたくてやめるわけじゃなく、やむを得ずこういう方法を選択したのだから、その意に反するようなことをしてはいけません。冷静に考えれば、明日の午前中にアポイントがないだけで仕事はあるし、といっても、リモートだからどこにいてもできるといえばできるけど、いや、そういう問題ではないです。

それにしてもこのブログ、ここんとこ、廃止とか閉店とか中止とか、そんな話題ばっかりですね。読む人が暗い気持ちになるようなことは書かないつもりでいるのにこうなっちゃうというのは、それだけ世の中が劇的に変化しつつあるということなのだろうと思ってます。変化の中にいるときは気がつかない、だいぶ時間が経ってから変化したことに気がつく、というのが世の常で、いまはそういう時期なのだから、受け身になることなく、価値観ががらっと変わることを(変わることも)前提にして、元気出して前へ進んでいきましょう。


 

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