熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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京王線・都営新宿線直通運転開始記念乗車券

「東京都交通局・京王電鉄、都営新宿線・京王線相互直通運転40周年」というニュース(マイナビニュース乗りもの|2020年3月28日)を見て、40年も経ったのか〜と、びっくり。自分の年齢を考えれば40年前の出来事が明確な記憶なのは全然おかしくないんだけど、40年と言われると驚く、というこの感覚は、このぐらいの年齢になってみて初めてわかったことです。

40年前のぼくは新宿区内の中学校に通っていたこともあり、直通運転開始日には、新宿駅(新線新宿駅)に写真を撮りに行って、記念乗車券を買いました。

昭和55年3月16日、京王帝都電鉄発行。



新宿から80円区間、新宿から100円区間が2枚、新宿から150円区間、新宿駅の入場券(70円)で、計500円。



広げると沿線の浮世絵ふうイラストが出てきます。左から「多摩ニュータウンの図」「新宿 人の往来」「神田付近の図」「両国の花火」。「多摩ニュータウンの図」には赤子を背負った女性と、犬に餌を与える男性が描かれてます。当時の多摩ニュータウンというのはそういうイメージだったんですね。



裏面は路線図と沿線案内。



都営新宿線は東大島までで、京王の電車の乗り入れは岩本町まで。逆に、都営の電車の京王線への乗り入れは笹塚までの、地下新線区間のみでした。相互乗り入れといいながら、今からみると、乗り入れ区間は、ほんのわずかでした。



調布から分かれる路線の終点は京王多摩センター。橋本までの路線も、多摩都市モノレールも、予定にすら描かれていない。もちろん味の素スタジアムなんてあるはずがない。多摩テックはある。ぼくが幼い頃は、「多摩テック」と「朝霞テック」が「2大テック」でした。

40年というのは、そういう時間なんですね。
この記念乗車券が発行されたのが昭和55年、ということは、そこから40年さかのぼったら、昭和15年。幻の東京オリンピックの年、というよりも、紀元二千六百年。ぼくは、父が「紀元は二千六百年」と歌っていた記憶があるから、紀元二千六百年というのがわかるけれど、もはや、わからない人が多いでしょう。

乗車券・入場券部分は、昭和55年5月15日まで、2ヶ月間有効。



都営新宿線の10-000形という形式表記も、こういう感じの電車の顔も(北総のゲンコツが出てきたのもこの頃だ)、なにもかも、みな、時代を感じます。これを眺めているだけで、当時の、鉄道に関係ない日常すら(頭の中に)蘇ってくるのだから、おもしろいものです。
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