熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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同時体験の感動!

まずは、東京マラソン2020が無事に開催されたことに、関係者のみなさまに、走れなかったランナーの一人として、感謝申し上げます。こんな状況下で大会を開催するのは、本当に大変だったことでしょう。それでも、人生を懸けて走っているランナーたちの思いを無にすることなく、大会を運営してくれたことに、ただただ、ありがとう!です。

そして、そのスタッフの思いに応えて、そして、走れなかった一般ランナーが走れなかったがゆえに見ることができたテレビ中継を見ていた多くの人たちの期待以上の結果を出してくれた大迫傑選手!すごいよ!

日本新記録の文字が出ているテレビ画面

石畳の道を左に曲がるところで自ら手を叩いて(あれはボクもよくやります<ボクがやるときは頭の中に猪木がいます(^^;))、右手を大きく上げてから、最後の直線で涙を浮かべた場面というのは、たかだか20秒ちょっとなんですけど、すごく濃密な時間でした。テレビを見ていたボクは、大迫選手が曲がったところでまず拍手を贈り(あれは瀬古さんの解説がよかった<曲がるところで05分30秒ならばとその前に言ってたからこれで行ける!というのがここでわかったんだよ)、大迫選手を正面から捉えた場面からはもらい泣き。いやいや、なんでオレが泣いてるんだよ!(笑)と、自分でおかしくなってきたけれど、あれは、泣いてもいいよね。

ゴール直前のテレビ画面

それにしてもマラソンは難しい。結局、ペースメーカーがペースを上げた(ってなんだよ!<高橋尚子さんが「海外のレースではよくあることなので」と言ってた解説がよかった)ところで、あえてついていかなかった大迫選手が日本記録を更新し、あの辺では快調に走っているように見えた井上大仁選手は最後はかなり順位を落としたわけで、さらに遡れば大迫選手は最初のほうでドリンクテーブルの前でたたらを踏むようなことまであったのに。

※3月3日追記:web Sportivaの記事によると、ペースメーカーがペースを上げたのはレースディレクターの指示だった由。

レベルぜんぜん違うけど、ボクでも、これは、やっぱり、参考になります。

2時間05分49秒のバーを画面上にバーチャルで表示させる仕組みはおもしろかったけど、別になくてもいいです。でも、見てるほうが飽きるかもしれないから、あ、なんかやってるぞ、っていうことでは、あってもいいです。限られた場面でしか出なかったから、そんなにうるさく感じることもなかったし。

ゴールタイムを表示したカラーバーが選手の後ろを追いかけてくる画面

こんなによい天気で、自分も走りたかったなあ、とは、やっぱり、思ってました。スタートしたときは、どうしてあそこにオレがいないんだよ!と思いましたもん。

スタート直後のテレビ画面

大迫の半端ないゴールシーンのときでも、その直前の、優勝者が入ってくるときの、東京駅の赤レンガをバックにした場面では、ああ、ここ、走りたかったなあと思いました。でも、一方で、関連イベントを縮小したり、スタッフがマスク着用で苦労したりといった中で開催されるぐらいなら、すべて整った状態で走ったほうがいいな、だからこれでよかったんだろうとも思いました。すべては、一般参加中止と同時に来年の大会の出走権が付与されたことゆえで、そういう意味でも、東京マラソン財団はベストの選択をしてくれました。

何かと息苦しくて、ネットを見れば無駄な他人攻撃や嘆きや怒りが渦巻く殺伐とした世界ばかりで、ともすれば(ウィルスにやられる前に)そうした空気にやられそうになってしまう中、大迫選手の粘りの走りと、最後の、らしくない感情の爆発は、自分の目の前をぱーっと明るくしてくれました。これ、あとからニュース映像で見たのでは、これほどの興奮は得られなかったと思います。やっぱり、結果のわからないスポーツの生の感動は、他の何物にも代えがたいものなのです。
 

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