熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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未来を語るということ

コンサルの仕事は「現状→課題→解決策」という形で報告書を作れば、たいてい、終わります…と、べつに自虐的に語ることもないんですけど(それはそれで意味のあることです)、それでは、未来は語れないのだと、このたびの「JR宗谷本線の未来を語る座談会」を通じて、つくづく、思いました。

現状を起点にすると、未来はその延長線上にしかない。

「宗谷本線の未来を語る座談会」のコーディネーターを任されたぼくが、みなさんに語ってほしかったのは、そういう未来じゃなくて、まだ誰も語っていない未来、でした。今はこうだから将来はこうなっていく、だから、ということではなく、こうなったら楽しいよね〜、どうなるかわかんないけどね〜、実現性なんか後から考えればいいじゃん、とにかくおもしろいことやりたいよね…そんな未来を語る座談会にしようと考えてました。

座談会の冒頭、出席者のみなさんから一言ずつお願いしますと振った際、北大大学院の吉見先生が「何を話せばいいんですかね?ほとんど事前の打ち合わせもしてないもので」と発言されたのは、見ようによってはひどい話で、コーディネーターと言いながらあんた何もしてなかったのかよ!と怒られても仕方のない場面でした。行政の仕事だったら、普通は、アウトです。ぼくもそういう仕事はたくさんやってきているので、そのぐらいは、わかります。また、以前であれば、ぼくは、あれで、凍りつくか、しどろもどろになるか、だったと思います。

でも、ぼくも、年齢を重ねて、それなりに、図太くなりました。間違ったことやってるわけじゃない、そもそも今日は「未来を語る座談会」だ、「未来を予測する座談会」でもなければ「未来の課題を論じる座談会」でもない、「未来を語る」なのだから、あらかじめ決めていた話なんかなくていいんだと思ってましたから、そのまま、適当に、進めました。そもそも、これだけの方々に並んでいただいて、ここまで自由にやれる機会なんて、そうそうない。こんな貴重な経験、なかなかできないのだから、今日、ここに集まってきている聴衆のみなさんだって、台本通りの進行なんて望んでないだろう、だから、文字通りのフリートークでいいんだと、割りきりました。

そんな内容だったにもかかわらず出席していただいたJR北海道旭川支社長の島取締役には、とても感謝しています。また、遠く網走から来てくれたMOTレール倶楽部の石黒会長の、精神論のようであって実践的なお話には、勇気づけられた方も多かったかと思います。

未来を語り、未来を創る。

今回、このような貴重な機会を設けてくれた音威子府村、及び、音威子府村若手有志グループnociw*(ノチウ)のみなさんに、あらためて、感謝申し上げます。


左から、大熊(コーディネーター)、音威子府村の左近村長、名寄市の加藤市長(宗谷本線活性化推進協議会会長)、JR北海道の島旭川支社長、北大大学院の吉見先生、北海道鉄道観光資源研究会の永山代表、MOTレール倶楽部の石黒会長(写真はnociw*さん撮影)
 

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