熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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『50歳ゼロからの世界挑戦 MINDSET』



「あとがき」から:
《私と同世代であれば20代、30代のような無謀な挑戦は今後できないかもしれません。己の経験を駆使した40代のような挑戦も難しいでしょう。でも、50歳なりの戦い方、挑み方というのが見つかるはずです。常に心のセッティングをして、いくつになってもあなたらしい挑戦を続けてください。「楽しむ勇気」を持って、人生最期の瞬間まで楽しんでください。》

というわけで、20代、30代、あるいは40代になったばかり、のような方には、わかりづらい内容かもしれません。文章は平易ですし、トレイルランニングの日本国内における第一人者である著者の鏑木毅さんは、トレイルランニングとはいかなるものかを、実体験に即して記していますから、その意味ではとてもわかりやすい本なのですが、肉体の衰えを感じることがない年齢では、ここに書かれていることを理解するのは難しいかもしれない。

この本の全体を貫いているのは、著者のやさしさ、諦めない気持ちです。ただ闇雲に前に進むのではなく、ときに弱音を吐き、周囲に当たり散らすといったみっともない部分も、正直に、書かれている。だけど、著者は、どこまでも、やさしいのです。だから、そうしたイヤな部分を読んでもイヤな気分になることなく、最後まで一気に読み進めることができる。

巻頭のカラー写真=世界最高峰のトレイルランニングレースであるUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)の様子=も美しく、こういう本を手にすると、やっぱり、電子書籍じゃなくて紙の本だな、と思います。
 
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