熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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飛行機はお好きですか?

サッポロファクトリーのジャンボクリスマスツリーが点灯されたのだからもういいだろうということで少し早めに2019年を振り返る積み残しネタシリーズの第一弾。

今年は宗谷本線に風っこそうや号という画期的な列車が走ったエポックメイキングな年でしたが、個人的には宗谷本線に乗ったのは南稚内〜稚内間だけでした。稚内には3回行ったけど、最初は夜行バス+飛行機、2度目と3度目はいずれも飛行機での往復。2度目も3度目も、稚内空港天候調査で行けるかどうかわからないと事前通告があったものの、ちゃんと行けました。しかし、こんなに飛行機に苦しめられるということは、次回は鉄道を使えってことか(でも便利なのは夜行バスなんだよなあ)。

ともあれ、このとき=第2回日本最北端わっかない平和マラソンの前日=も、前日から「欠航になるかも」連絡が来ていたものの、かなり待たされながらも、飛行機に乗ることができました。乗ってしまえば=飛んでしまえば、着陸できなかったことは、稚内に関しては、自分の経験上は、一度もありません。



この大きさの道内便では、かなりの確率で、1Aという、1番前の窓側席に座ってます。機体の重量バランスの関係なのか、予約時には座席を指定できないことが多いのですが、前日とか当日になると、かなりの確率で、好きな席を選べます(ANA便に関してはぼくはスーパーフライヤーズカード会員だからかもしれませんが)。このときも、1A席に座っていたら、離陸を待つ間に、客室乗務員のおねえさんが、声をかけてきたのです。

「飛行機、お好きですか?」

ぼくが窓の外をバシャバシャ撮っていたのは、写真の意義は記録につきると竹ノ塚の大先生が言っていたから(元の言葉は荒川好夫さんですが)、40年にわたってその教えを守ってきただけのこと。ピッカリコニカの時代と違って、いまはフィルム代がかからないから、どんどん撮ればいい、ということを、ああいう場所でやっていると、飛行機マニアみたいに見えるのでしょう。

「さっき◯△※★◇が#$%でゴーアラウンドしていったので&#*?!…」

ゴーアラウンドぐらいはわかるけど、ぼく、べつに飛行機に詳しくないんで、ちょっと何言ってるかわからない、を、リアルに言いたくなるぐらいのお話を、客室乗務員のおねえさんが、教えてくれたのでした。ありがたいことです。素直に、ありがたいと思います。さっき珍しい飛行機があっちのほうに行ってゴーアラだったからもうすぐ戻ってきますよ、という話なのだろうということは、なんとなく、わかりました。

来た。



このサイズの飛行機の1A席って、列車のボックスシートみたいなもので、離着陸時には客室乗務員のおねえさんと向き合うことになって、わりと、いろんな話をしたりするんですよね。去年のオホーツク網走マラソンの前日は、ふだんそれほど乗ってない便が満席、かつ、色とりどりの運動靴(運動靴って死語か?)を履いた乗客ばかりだったことが不思議だったらしい客室乗務員のおねえさんに、明日は網走でマラソンなんですぅ、と教えてあげたら、着陸直前に、機内アナウンスで「明日、マラソン大会に出場されるみなさま…」と言ってました。さすがのアドリブ力です。

稚内空港悪天候のため、という理由で、出発が大幅に遅れたうえに、稚内空港に着陸できない場合は新千歳空港に引き返すこともあります、という条件付きで飛んだぐらいだから、稚内が近づくと窓の外は真っ白、だったのですが、ちょうど雨雲が切れてきて、窓の外には大きな虹。



いったいこれはどこを飛んでいるのか?というぐらいに、雲の切れ間を狙ってなのか、ふだんの稚内便とは違うコースで、稚内空港とは反対の方向へ。



このまま飛んでいくと礼文まで行っちゃうぞバカヤロー。



戻ってきた。



いつも思うんですが、礼文へ行くときに船でここをまわるときにも思うんですが、ここは大韓航空機撃墜事件のときに威力を発揮した自衛隊のレーダーサイト、ソ連がロシアに替わっても日本の国境警備に重要な役割を果たしている場所なのに、船の上からどころか、こうして上空からでも、写真を撮ることがまったく妨げられないというのは、平和なのだなあと、毎度毎度、感じます。そりゃいまどきはグーグルアースなんてのもあるぐらいだから、ここで制限したところで何の実効力があるのかといえばそれまでですけど、戦中戦後を過ごしてきた人たちの話を聞いたり本で読んだりしたことを思い出すと、やっぱり、日本は平和だなあ、これは大事にしていかなきゃいけないなあと思うわけであります。

このあと、稚内空港には、かなり遅れましたが、無事、着陸しました。この日はこういう悪天候でしたが、翌日の同じ時間帯はきれいに晴れて、第2回日本最北端わっかない平和マラソンも無事に開催されたのでした。ちなみに第3回日本最北端わっかない平和マラソンは来年の9月6日に開催されることが発表されてます(北海道マラソンはどうなるんだろうな?)。またホテルの料金が高騰するでしょうから、早めにおさえておきましょう。稚内の大会は、作.ACの作田徹さんが《これほどまでのアットホームな大会は、あまりないかもしれませんね。 最果ての街で生活をする方々の逞しさ、熱のこもった応援に心打たれます。》と評する、素晴らしい大会です。宗谷岬からスタートするワンウェイというダイナミックなコースも魅力です。公認コースじゃないし記録は出にくいし北海道マラソンの翌週だから評価点はいまいちですが、個人的には自分がこれまでに出た大会の中でいちばん好きな大会です。

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