熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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第6回作.AC真駒内マラソン かくも苦しきPB更新への道

マラソン前日のカレールーティン、今回はびっくりドンキー。



先週の金沢マラソンで自己ベストを更新できたし、11月3日の札幌なら雪が降ることもあり得るから、今回は、悪天候だったら出なくてもいいかなと思ってました。

しかし!見よ、この青空!



ただ、気温は低いです。スタートの9時で、札幌の気温は8.6度で、最高気温は10度に届きませんでした。しかも、それは観測地点=中央区の中心部での記録ですから、真駒内はもうちょっと低かったかもしれません。コースの4分の3ぐらいを占める豊平川の河川敷では北からの冷たい風も入り、寒かったです。

昨日、全国放送に出ていた作.AC北海道代表兼監督の作田さん。



その作田さんの開会式の挨拶で、印象に残ったことが二つ。一つは、この大会は作.ACが表に出ているが実際の運営は多くの方々とともに行なわれている、ということ。もう一つは、参加者へのアドバイスとして「10kmとか20kmとかになるとペースランナーの前に出たくなると思います。でも、そこで出たら、負けです」という言葉。

この大会は、記録会的な意味合いが強い大会です。ペースランナーが4分00秒/kmから8分00秒/kmまで細かく設定されていて、スタート時には自分が希望するペースランナーの後ろに並びます。コースは、真駒内セキスイハイムスタジアムをスタートして、真駒内公園内を2.5kmぐらい走ってから豊平川の河川敷に出て、スタートから6kmを過ぎたところで折り返し。そのまま同じコースを真駒内セキスイハイムスタジアムまで戻り、スタジアム内を突きつける途中に10km地点があります。これを4回繰り返した後、真駒内公園内を2.195km走ってゴール。場所柄、沿道に応援の人がたくさんいるわけでもなく、基本的には参加者の知り合いか、散歩をしている近所の人ぐらい。その中を、頭に風船を付けたペースランナーが従える集団の隊列がひたすら走るのです。

今回は、6分00秒のペースランナーに付いていくことにしました。



自分の実力的には6分15秒なんだろうけど、ちょうど1週間前の金沢マラソンのゴールタイムの4時間20分24秒は1kmあたり平均だと6分10秒。この大会は「自己ベストを目指そう!」というコンセプトの大会なのだから、自己ベストが6分10秒/kmのぼくが6分15秒の列に並ぶのはダメです。

とはいえ、迷いましたけどね。自己ベストが6分10秒/kmの人が6分00秒に付いていくのは、無謀とは言わないまではも、かなりの背伸びです。かたやで、先週の金沢マラソンでは、25kmまではキロ6分00秒を上回るペースで走り続けて、25kmから失速してます。25kmまでなら6分00秒より速くても走れる、ということは、25kmまで6分00秒をキープできるなら、同じペースでもっと長い距離を走れるかもしれない。そうすれば、最終的には金沢より速いタイムでゴールできるかもしれない。

結果。



金沢マラソンの記録を、1分45秒、上回ることができました。金沢で、喉に刺さった魚の小骨のように気になっていた24秒をクリアするどころか、18分台でゴールできました。

6分00秒のペースランナーには、36kmまで付いていくことができました。おかげで、金沢では25kmからわかりやすく落ちていったラップタイムは、35kmまでは30分前後でキープできました。ただし、35kmからは急失速して、35-40kmは金沢より35秒遅く、40km以降も金沢より30秒遅かった。これは、真駒内マラソンのコースは金沢に比べて上りが多いのと、さすがに先週の疲れが出た、ということにしておきましょう。

開会式の作田さんのお話のとおり、2周目、3周目は、ペースランナーが遅く感じました。3周目の真駒内公園の上りでは、少しペースが速かったようで、ペースランナーから「ここは上りですから上げなくていいです、下りでその分を稼げますから」と言われたぐらい。どうしてそこで遅く感じる=速く行きたくなるのかというと、むしろ、苦しいからなのだということが、今回、よくわかりました。もうね、走るのが、面倒なんですよ。だから、さっさと先に行って、さっさとゴールしちゃいたい。だから、ペースを上げちゃうんです(今回はペースランナーと一緒に走ったので上げずに済みましたが)。でも、そうすると、その先で、潰れちゃうんですね。我慢して我慢して走り続けたほうが、むしろ、最後は楽なのです。

そんなことは、マラソン始めたときから何度も本で読んでいて、実践したこともあるはずなのに、だんだんタイムが縮まってくるにつれて、オレもっと行けるんじゃね?的な勘違いが生まれてしまうのですね。そうじゃないんだ。マラソンは、我慢なのだ(そこがハーフとフルの大きな違いだったりするわけで<ハーフは21kmしかないから一気に行ってもなんとかなるのよ)。

ず〜っとペースランナーの横かすぐ後ろで走ってたのに、35kmで苦しくなってコースアウトしようとしたら「ダメダメ!戻ってきて!走って走って!苦しいのは気のせいだよ!」とペースランナーに叱られて(笑)、そこから1kmは、頑張って、一緒に走りました。でも、もう、限界。もともと、キロ6分でフルを走り切るだけの力がないって、自分でわかってるんだもの。

ただ、そこでストップしてからが、本当にきつかった。いったん気持ちが切れてしまうと、こんなに走れなくなるものなのか、というぐらいに、走れない。あー、これは、金沢のPB更新は無理だなと、諦めかけたぐらいに、苦しかった。38kmから39kmには上りがあって、ここは時間かかるから、もう、無理だ。いや、まだ、行けるだろ。いやいや、無理。頭の中でぐるぐるしながら、とにかく40km(4周目の終わり)のスタジアム内の給食ポイントまでは走ろうと考え直し、40kmでバナナを食べながら、あ、でも、残りを15分以内なら20分切れるぞと気づいて(実際には15分どころか16分20秒も余裕があったのだが頭の中で計算できなくなってたらしい)、また真駒内公園の美しい紅葉と落葉の絨毯の中を走るんだけど(今日の真駒内公園はホントにきれいでした!)、これがまた、ツライんだ。去年は、40km以降はペースランナーや残り少なくなった同ペースグループの人たちと一緒に走ってたから気づかなかったんだけど、一人で走ると、じつに、孤独です。河川敷は見通しがきくし、対面通行だから反対側を走ってくる人もいるし、沿道も応援もいるけれど、真駒内公園内は、自分の視界にいるのは、前を走るランナーが一人か二人、なのですよ。おまけに寒くて体は冷え切ってるわ、手は冷たくなるわ。

それでも、41km過ぎの曲がり角で、コースの案内をしている方が「ナイスランです!」と声をかけてくれたり、そこから先は曲がり角ごとにスタッフが立っていて声をかけてくれるので、こちらも「ありがとう!」と返すことで、頑張れました。もう歩いちゃってもいいじゃないか、という思いを、いや、ここで歩いたら後でものすごく悔やむことになるぞ、と考えて打ち消し、最後は気持ちよく、スタジアムに入り、ゴールすることができました。

これにて今シーズンは終了。去年の作.AC真駒内マラソンで記録した4時間32分54秒から、今年は4時間18分39秒へと、14分15秒、タイムを縮めることができました。1歳トシをとるごとに◯分記録が落ちるなどと言われますが、もともとがそんなに速くないから(このぐらいまで来るとそんなに遅くもないんだけど<真駒内マラソンだとかなり遅いほうですが)、年齢を重ねても、記録を更新することができているのだと思います。来年も、加齢に抗って(笑)、楽しく走れるよう、ここで気を緩めずに頑張ろうと思います。

作.ACはじめ大会の開催にご尽力された皆様、ありがとうございました。
(今大会の様子は、明日のUHBみんテレで放映されるようです)

それにしても、稚内のあと、網走まで1ヶ月近く走るのをやめるきっかけとなった右膝の痛み、網走マラソンの39kmあたりでもピキッと来たような気がして気持ち悪かったんだけど、金沢も、今日も、ぜんぜん気になってないぞ。どうなってるんだ?

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