金沢マラソン2019
倍率3.05倍の抽選をくぐり抜け、人気の金沢マラソン、走ってきました。
コンサドーレユニを着てスタート会場に行ったら、Jリーグのいろんなチームのユニホームを着た人たちが集まっていたので、混ぜてもらって、一緒に記念写真撮りました。もちろん数はツエーゲン金沢が最大勢力なのですが、J1からJ3まで、さらにはETUや、なぜか中日ドラゴンズもいます。最初の写真で、わたし、最前列の真ん中にいますが、昨日の今日なので、「やっぱり川崎いちばん前でしょう!」「札幌は隣!」ってことで、こんなことになりました。
ねこじし(@nekonekojishi)さん、ありがとうございました!
スタートは8時40分。AからKまであるスタートブロックのうち、ぼくはFブロック。次のGブロックの最前列に4時間45分のペースランナーがいる、という、そんな位置です。号砲からしばらくはどこにスタートがあるのかもわからないまま、のろのろと歩いて、スタートラインを通過したのは号砲のちょうど7分後。
金沢城公園と兼六園の間を抜けて(と書いてるけど金沢に来たのは初めてなので金沢の地理がよくわかってない)、城下町らしい風格のある町並みを走っていたら、「あれっ〜!」と後ろから声が。
札幌でご活躍のY澤さんでした。
(本人の許可得てないのでボカシ入れました)
以前には一緒にお仕事していたこともあるのですが、直近でお会いしたのはオホーツク網走マラソンの日の朝のホテルの朝食会場で、ちょうど1年前のこの週末にもお会いしてますがそのときはフードバレーとかちマラソンのスタート会場でした。それは道内だからぜんぜん驚かないんですけど、まさか金沢で、しかも、マラソンのレース中に会うとは!
8kmあたり、大会特別ゲストの野口みずきさんと。
今回は写真はここまで。このあと、10km過ぎから雨がぽつぽつ落ちてきて、あれ?今日は雨は降らないって予報だったのに、だから帽子かぶらないで走ってるのに、でも天気予報は曇りのち晴れだったのだから大丈夫だろうと気にせず走っていたのですが、雨脚はどんどん強くなり、22km過ぎで北陸新幹線の高架の下をくぐる頃には土砂降りに。帽子かぶってないからメガネのレンズに水滴がついて前がよく見えなくなり、ウェアは水を吸って重くなり、路面も水たまりだらけで、だんだん、走るのが嫌になってきて、おまけに体も冷えてくるから、今年の東京マラソンの大迫選手を思い出して、もうやめようかとすら考えてしまいました(大迫と比べるんじゃねーよ!)。
それを救ってくれたのは、26kmあたりだったと思うのですが、土砂降りの中、沿道の男性がかけてくれた「コンサドーレ惜しかったね!」の声でした。あんな雨の中、いるだけでも大変なのに、ボクを応援してくれてる!と思うと、また、テンション上がってきて、走れるんだなあ。その少し先でも「コンサドーレ準優勝おめでとう!」と言ってくれた人がいて、また、さらに頑張れました。
昨日の今日だからでもあるんだろうけど、コンサドーレのユニホームを着て走って、こんなに何度も「コンサドーレ」「サッポロ」と声をかけてもらったのは、初めてです。たぶん、全部で、30回ぐらい言われたと思います。道内で走ってても、そんなには言われないです。
公式サイトの「金沢マラソンの特徴」に「沿道の途切れない応援」というのがあったんですが、ホントに、すごいんだ、これが。見物客じゃなくて、応援なのですよ。どうしたらあんなふうにできるんだろ?
35km過ぎだったかと思いますが、私設エイドの「豚汁ありますよ〜、熱いですよ〜」は、油断するとやけどしそうなぐらいに熱かったんだけど、これ、効きました。そのぐらい、寒かったんですね。気温以上に、ずっと雨に打たれていて、体が冷えちゃったんでしょうね。途中で、救護員の方にタオルでくるまれていたランナーがいましたが、低体温症だったのかもしれません。
順番が前後しますが、31.5kmの石川カレースポットは、「カツ付き」「カツなし」の2種類の金沢カレーが提供されてました。ぼくは、当然、カツ入りです。だって、このエイドは、折返し区間の復路にあるから、往路で反対側の走路を通ったときに、強烈なカレーの匂いをかいでしまうのですよ。ましてや体が冷えてるから、カレー、食べたいし。
カレーは、紙コップに入っていて、カツが一切れと、それと同じぐらいの大きさのごはん(スーパーの持ち帰り寿司のシャリみたいな立方体)が入ってました。もちろん立ち止まって食べねばなりませんが、ごはんが小さいから、短時間で食べられます。これなら、記録狙いでも、影響はありません。むしろ、ちょうどいい休憩になるぐらい。
豚汁のあとは、快調に走りました。歩かなければ自己ベスト更新は間違いないのが見えていたから、無理しない程度に、抜かれても気にせずに、ゆるく走り続けました。その辺までくれば歩いている人も少なくはないのですが、5時間ペースに比べたら、歩いている人の数は、圧倒的に少ないです。だから、頑張れるのです。
41km過ぎのツエーゲン金沢の事務所前の手前で、幼稚園ぐらいの男の子が「コンサドーレ札幌!」と言ってたのは、びっくりしました。そばにいたお母さんが笑ってましたが、昨日の試合を見たのかもしれません。
そのツエーゲン金沢の事務所前の、ツエーゲンのサポーターの方による応援は、ものすごく、力になりました。事務所前を通り過ぎてすぐに橋があり、少し上り勾配なのですが、ここを軽々と走れたのは、金沢サポーターのみなさんのおかげです。もう残り1kmちょっとですから、あれは、歩いていてもおかしくない場所です。
今回はグロスでも4時間半を切ってゴール。
男女とも大会新記録更新、山中伸弥教授も57歳にして自己ベスト更新、ネットで見ていても自己ベスト更新という声が多いようですから、あの大粒の雨には参りましたけど、晴天でお日さまギラギラよりは走りやすかった、ということなのでしょう。
完走メダルとフィニッシャータオルをもらってご満悦(笑)。
(このときも、まだ、傘が必要なぐらいの雨が落ちてました)
有言実行の自己ベスト更新。4分17秒、縮めました。
まあ、しかし、その24秒をなんとかしておけよ、と言いたくなるようなネットタイムではあるのですが、中間点でもう自己ベストは確実に出るだろうと思ったわりには後半で苦労したもんで、4分更新できただけでも、よかったです。35km過ぎてもずいぶん走れてるなあと思ったけど、エイドで時間使ってるから、ラップタイムは、やっぱり、落ちてます。前半を抑えればよかったのかなと思ったりもするけれど、まだまだ、マラソンは、よくわかりません。ただ、練習量を増やせばとりあえずタイムは縮まるのだということは、よくわかりました。
金沢マラソンのキャッチフレーズは「金沢をまるごと『走る!』」。まるごと走って、金沢という町の底力が、少し、わかったように思います。
また、来年も、抽選に当たれば、出てみたいです。
この記事に対するコメント
あれからもうすぐ1年ですね。
記事を拝読してワクワク感が
蘇ってきました。
とは言え、まさか大会自体がほぼ無い、
そんなシーズンになろうとは。。。
コロナ禍が収まったら、
関西での大会にも是非。
神戸・大阪・奈良・京都の各大会では
タテイシナオフミさん主催の
「サカユニランナー応援企画」が
開催されるので、私も落選の場合は
沿道応援に参加しています。
いつかまた、どこかの大会の
「サカユニランナー決起集会」にて
お会いしましょう♪
あの朝の記念撮影で気持ちもほぐれ、本当に楽しかったです。
オンラインマラソン、当地は雪が降らなければいいなあという時期なのですが、降ったら降ったでネタ的にはオイシイかも(笑)