熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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24年目の発見

スポーツ報知のコラム「ブルームフォンテーンの惨劇」から24年、ラグビーW杯日本大会で見る夢を読んで、ああそうだ、そういえばそんな本があったなと思い出して、本棚から引っ張り出してみた。



『ラグビー黒書 145点を忘れるな!』
日本ラグビー狂会・編著、双葉社、1995年12月1日 第1刷発行

145点って何?と思われた方のために説明しておくと、1995年第3回ラグビーワールドカップ南アフリカ大会で、日本がニュージーランド戦で喫した失点です。この試合は、ニュージーランドにとっては消化試合であり、試合に出たのは大半がいわゆる「控え」の選手でした。まあ、いろいろ、あったわけですよ、ただ弱かった、というだけでなく、いろいろと。吉田義人は気の毒だったと、いまだに、思いますよ。もう、24年も経ってるのにね。

何が書いてあったんだっけ?と思って、本を開いてみた。



は?



夏目漱石の千円札。なぜ、ここに挟まっていたのか?

それはともかく、『ラグビー黒書 145点を忘れるな!』の「まえがき」から:

いま立ち読みして、この本を買うべきかどうか迷っている方にひと言申しあげます。迷わずレジに突進すべきだと。これはあなただけでなく、あなたの子供、孫まで読み継がれるべき本なのです。悲劇や屈辱が繰り返されないためには、その原点に立ち戻って考え、行動しなければならないということは歴史が教えていますが、この書は「歴史に学べ。屈辱から新しい歩みを始めよ」と主張し続けるいわば旧約聖書というべきものになるかもしれないシロモノなのです。

20XX年、第△◯回のワールド・カップにおいて、われらが代表がオールブラックスを破るという快挙を成し遂げる日。そのとき、その勝利がまさにこの書の中に集められた絶望と怒りとわずかな希望から始まったのだということを噛みしめつつ、私達はあなた及びあなたの子供、そしてあなたの孫たちとともに、どこかのクラブ・ハウスのバーで、ささやかな乾杯をあげたいものだと思っています。


『ラグビー黒書』を元の場所に片付けようとしたら、その隣に、こんな本があるのを発見。「145」の次の大会を終えて、帯の文字は、「『145』より、さらに深刻!」。



145から4年後の第4回ワールドカップは、出場国がそれまでの16から20に増えた大会。145より深刻といっても、さすがに145点以上取られたわけではなく、日本の3試合の結果は、日本 9-43 サモア、日本 15-64 ウェールズ、日本 12-33 アルゼンチンでした。

自分自身のことをいえば、この頃から、ラグビー見るのがバカバカしくなってきて、だんだん、見なくなっちゃった。今になって振り返ってみれば、これでもまだ底ではなくて、この後に、ジャパンの欧州遠征でスコットランドに100点取られてさらにウェールズに0-98で負けて、フランス人の監督を呼んで、契約がどうこうでゴタゴタしたあたりで、ホントにもう、どうでもよくなって、ラグビー見なくなったんだ。

「『145』よりさらに深刻」から15年。今から5年前の本。



それでも、この頃だって、まさかスプリングボクスに勝つとは思ってませんでしたよね。あの試合は地上波のテレビ中継すらなかったんだもの。ボク、礼文島にいて、iPhoneに届いたニュース速報メール見て、ぶったまげましたもん。

わずか十数年前には迷走していたことを思えば、10年あれば、地道に正しい方向を目指して頑張っていれば、10年前には考えられなかったようなことも起きる、ってことです。

それにしても、なぜ、千円札が挟まっていたのだろう?

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