熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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厚底半端ないって

見ましたか、MGC。ぼくはずっと楽しみにしていて、だけど、もしかすると生中継を見られないかもしれないスケジュールが入ってきて、でもNHKがライブブロードキャストで男女のレースを配信してくれるというから移動中でもiPadで見られるなと思っていたら、直前になってNHKの配信のうち男子のレースの配信は中止になってしまったため、結局、スケジュールを調整して、男子のレースを最後までテレビで見てから自宅を出て(地下鉄だと間に合わないかもしれないので)タクシーをつかまえる作戦に切り替え、女子のレースの終盤は移動中にNHKの配信をiPhoneで見ました。

始まってすぐに、男子の選手たちの足元が、厚底シューズだらけであることに気づきました。いや、より正確にいえば、多くの選手が鮮やかなピンク色のシューズを履いていて、一瞬、なんだこれ?と思ってから、ああ、これが噂の厚底なのか、みんな厚底じゃないか!と、びっくりしたのでした。

ナイキの厚底シューズについては、たまたま(MGCとは無関係に)昨日読んだ「のんきか!みやすのんきか!」でおなじみ(?)、みやすのんき氏の最新刊『アルティメットフォアフット走法』(実業之日本社)に、市民ランナー目線で見た評価や実体験(みやすのんき氏は厚底シューズを履いて56歳にして自己ベストを更新)が詳しく書かれてました。みやすのんき氏ならではの、人体の構造に基づいたランニングフォームの考察もあり、この本は、とても、おもしろかったです(ようやく4時間半を切ったレベルのぼくには、実用性が高いとは言い難い内容ではありましたが)。



スタート直後から設楽悠太選手が飛び出し、どんどん後ろを離していくのは、かっこよかった。一方で、わ!これ大丈夫なのか?との思いもありました。でも、自分のやりたいように勝負するってすごいなとも思い、単純に、すげえなぁ!と思って、見てました。

ぼくは、MGCに出るような選手たちとは、もちろん、まったくレベルが違うんですけど、2週間前の稚内で、ぼくも、設楽選手みたいなことをやってるわけですよ。その前週の北海道マラソンで自分が思っていた以上に走れたから、もう少し上のレベルを目指してみよう、とにかく行けるところまで行ってみようと、オーバーペースの自覚はありながらも、序盤でがんがん飛ばしたら、25kmで力尽きちゃった。だけど、それは、自分がチャレンジした結果だから、後悔はないのです。

2週間前に自分自身がそういう経験をしていたから、設楽選手は大丈夫なんだろうか?と心配しつつも、でも、このレベルの人たちはこれで行けちゃうのかもしれない、これで最後まで行ったらすごいなと思いながら見ていて、30km過ぎてもまだトップを譲らないから、おお、もしかしてこれホントにこのまま行っちゃうのか!と期待したら、やっぱり、追いつかれてしまった。

レース後のコメントを見ると、設楽選手が疲れを感じたのは25kmだったとのこと。しつこいけどぼくとは全然レベルが違うんですけど、やっぱり、飛ばしちゃうと25kmで足が持たなくなるんですね。25kmで足が残っていなかったら、フルマラソンは、無理です。

終盤、大迫傑選手がトップに立ったときは、昨年の作.AC真駒内マラソンのコース脇に掲げられていた看板「大迫傑半端ないって!」を思い出しながら、思わず「大迫来た!」と叫んでしまったのですが、あの大迫選手をしても、あの美しいフォームがあれほどまでに崩れてしまうと、ダメなんですね(というか、足が残ってないから、フォームが崩れちゃうんでしょうけど)。

というわけで、サブ4.5ランナーのボクでも、学ぶことはたくさんありました。それと、東京の都心を走れるのは、うらやましい。ぼくは中学1年生から社会人12年生までの23年間、山手線の内側に通っていたし、浅草は毎年5月に某会行事で出向いていたから、東京の都心部の風景は、やっぱり、なじみがあるわけです。ああ、走りたいなあと思いました。

女子は、2017年北海道マラソン優勝の前田穂南選手が1位、2018年北海道マラソン優勝の鈴木亜由子選手が2位と、北海道マラソン優勝の二人が東京五輪出場権を獲得したのが、嬉しかったです。なんといっても、ボク、この両選手と同じ大会を走ってますからね。この2選手とも、どこかですれ違ってるはず(新川高校の前あたりかなあ)。そんなトップレベルの選手と一緒に走れるのが北海道マラソンの魅力であり、暑くて記録が出ないだの新川通が単調でつまらないだのエイドのフードが貧弱だの言われるけれど、やっぱり、北海道マラソンは、北海道のランナーの最大の祭典なのです。
 

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