熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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令和元年台湾鉄路九百公里(2)

(1)で書いたように、台湾東部の台東線(花蓮〜台東)は、40年ほど前までは、他のどの路線とも繋がっておらず、線路の幅も台湾の他の路線より狭い、孤立した路線でした。その台東線は、線路の幅を広げ、また、起終点の花蓮や台東の駅を移転させることによって、現在では、台北や高雄への直通列車が行き交う路線へと変貌しています。

花蓮も台東も、街の中心は、いぜんとして、かつて駅があった場所の周辺です。どちらの街でも、駅から旧市街地まで、タクシーで移動したのですが、花蓮は現在の駅とかつての駅の場所がさほど離れていないこともあってか、駅から旧駅跡まで市街地が連続している感じ。一方の台東は、駅を離れるとしばらくは賑わいから遠ざかり、このままどんどん寂しくなっていくのかと思ったら商業エリアが登場する、といった感じでした。

旧駅跡地は、どちらの街でも、文化施設として活用されています。

花蓮鐡道文化圓區






台東鐡道藝術村







かつて市街地にあった鉄道にまつわる構造物が、文化や芸術の情報発信基地として、あるいはカフェとして、などなど、さまざまな形で、市民生活に活用されています。車両をきれいに保存して展示する施設、とういよりは、かつてここに鉄道があったことを感じながら市民が集う施設、といったイメージです。

どちらも、車両を柵で囲うようなことはしておらず、車体については、最低限の補修はしているものの、屋根などはなく、雨風に晒されるがままに置かれています。車両や線路を残しつつ、かつて鉄道運行に利用されていた施設を別の形で活用することで、街の発展を支えた鉄道がコミュニティのシンボルとして位置づけられているような印象です。

…と書きながら、現地に持参していったガイドブックなどなどを今になって見直してみると、ボク、じつに、いろんなものを、見落としていたようです。とにかく暑いから、外を歩いていると、頭の中が機能不全に陥るのです。台東は立ち寄っただけだから仕方ないにしても、花蓮は宿泊もしたから、翌日に出直すこともできたはずなのですが、そう思っていても、朝起きてギラギラの太陽が照りつけているのを目の当たりにしてしまうと、もうどうでもいいや、って気分になっちゃうんだよなあ…

それもこれも、事前にちゃんと調べることなく、行き当たりばったりで旅をしているから、なのですが、行き当たりばったりだからこその楽しみもあり、あらかじめカチッとスケジュールを決めて分単位で動くような旅をしていたら、その辺の普通の食堂に入って何かを食べたり、街の雰囲気を感じたりすることはできないわけで、これはこれで、いいんです。気になるならば、また、行けばいいだけのことだ。

花蓮の市街地で見つけてしまったポスター。



花蓮太平洋縦谷マラソン、2019年12月7日開催。申込期限は9月1日とあり、惜しくも間に合わなかった、というべきか、間に合わなくてよかった、というべきか。大阪マラソンの抽選に外れたから、12月前半には、マラソン大会に出る予定がない。この申込期限が間に合っちゃってたら、申し込んじゃってたかもしれない。花蓮は、いい街でしたから。

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