熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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風っこそうや応援会議プロジェクト 手ぬぐいが届く

クラウドファンディング「#頑張れ宗谷本線!手ぬぐいを振って観光列車を皆で歓迎したい」の返礼品にして風っこそうや応援会議プロジェクトが企画したオリジナル応援グッズ「歓迎おもてなし手ぬぐい」が届きました。

手ぬぐいは5色あるそうですが、届いたのは(風っこそうやと同じ色の)緑でした。



このイラスト、すごいです。
沿線の市町村すべてが描かれてます。

宗谷岬の日本最北端の地の碑(稚内市)、乳牛(豊富町)、トナカイ(幌延町)、恐竜(中川町)、蕎麦(音威子府村)、チョウザメ(美深町)、ひまわり(名寄市)、羊(士別市)、絵本(剣淵町)、カボチャ(和寒町)、イチゴ(比布町)、旭橋(旭川市)。

こんどの土曜日から始まる「風っこそうや」の営業運転では、沿線市町村の方々が、この手ぬぐいで、乗客のみなさんを迎えるそうです。誰かに頼まれたわけではない、自分たちの力でやれることをやるというこの姿勢、頼もしくもあり、また、そうした仲間がいることを羨ましくも思います。

先週末には、釧網本線でMOTレール倶楽部による観光列車「オホーツク花物語号」が運行されました。これもまた、誰かから頼まれたわけではなく、自主的に、地域の自治体やバス会社をも巻き込んで実施した企画です。

ただ、こうした動きの裏側には、地域の厳しい現実があるわけです。ぼくらはすぐ「鉄道が消えると町の名前が地図から消える」みたいな言葉を簡単に使ってしまいがちですが、実際にその地域で暮らす人々にとっては、町が消えるのではなく、その土地での自分たちの生活が維持できなくなるという、じつに切実な問題があります。

それは、鉄道の存廃に限った問題じゃない。何かがなくなれば、そこで働いていた人の仕事がなくなり、その人は(新たな仕事が作り出されない限りは)その土地にいられなくなる。そこに暮らす人の数が減っていけば、税収が減ってインフラの維持が難しくなり、スーパーやコンビニの経営が成り立たなくなって買い物にも不自由するようになり、さらに人口が減っていく。鉄道が消えると町の名前が地図から消える、という、昔ながらのよく聞く話には、その辺のリアルな感覚が欠けているような気がしてならないのです。

…と、わかったようなこと言ってるけど、本当のところは、ぼくだってそこに住んでるわけじゃないから、わからないです。でも、そういう想像力は持ち続けなくちゃいけない。それは、まあ、鉄道とかローカル線とかの話に限らず、突き詰めていけば、多種多様な世の中を認めましょう、お互いを認め合いましょう、ということにつながっていくんだろうけど。

宗谷線にしろ、釧網線にしろ、こうした地元の若手グループの動きがきっかけとなって、地元が、鉄道ってこんなに力があるんだなと気づいてくれれば、いや、気づいている人はもういるんだけど、その数がどんどん増えてくれればいいなと思います。いつも言ってますけど、新たに何かを誘致したり建設したりするぐらいなら、すでに存在しているものを活用することを考えるほうが早い。お金もかからない。その、すでに存在している(そして潜在的な可能性を秘めている)ものの代表格が、鉄道、ローカル線だと思うのです。

難しいことは難しいことをやる人たちに任せておけばいい。
とにかく、やれることをやっていきましょう。

理屈じゃないんです。
大事なことは、自分たちで動くこと。
遠くにいて何もできないのが少しもどかしいけど、遠くから、応援します。

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