熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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はたしてチャリティなのか

抽選倍率が10倍を超える東京マラソンにあって、唯一、先着順で参加できるのがチャリティランナー。どうしても東京マラソンに出たいならチャリティランナーで出ればいい、というのは、よく聞く話です。そのチャリティランナー、去年の申込(今年3月3日開催の大会)では4日間で枠が埋まったと話題になったのですが、今年は4時間半で受付終了となりました。

チャリティ?

それ、チャリティじゃなくて、出場枠をお金で買ってるだけでしょ?

ん?
それは、合ってそうだけど、ちょっと違うぞ。

チャリティランナーになるには、大会参加費を払う前に指定事業(団体)への寄付を行なう必要があります。指定事業は29事業あって、それぞれにウェブサイトで「寄付金が何に使われるか」の情報が開示されています。

対象事業は、29もあります。

全部見るのは、大変です。

でも、見ましたよ。目的は東京マラソンを走ることとはいえ、貴重なお金を投じるのですから、ちゃんと、有効に使ってほしい。寄付先は東京マラソン財団が審査しているのだろうから、へんな団体はないだろうとは思いますけど、そこはしっかり、自分の目でチェックをしておきたい。

そうすると、変わってくるんです。

自分の意識が。

正直にいえば、高いお金を払ってチャリティランナーにエントリーするのは、大会に出ることが目的です。チャリティは二の次です。そのことに対して、北海道で言うところの「いづい」感覚は、ありました

でもね。

こうやって、29もある寄付先事業をひとつひとつ見ていって、その事業を運営する団体のホームページを見ていくと、世の中にはこんなにいろんな問題があってこんなにいろんな人たちがこんなことやってるんだとわかる。

子供か!と突っ込みたくなるような感想ですけど。

そして、その先、どこに寄付するか?

寄付先事業(団体)の中には、東京マラソンのチャリティ用の特設サイト(ランディングページ)を用意しているところがある一方で、東京マラソンの寄付先になっていることがほとんどわからないようなところもあります。前回大会の報告を書いているところもあるし、ランナー向けの情報をたくさん発信しているところもある。中には、寄付してくれたらこんな特典ありますよ、というところもある。

ここもまた、それって違うでしょ?と、最初は、思いました。「おまけ」で寄付者を釣るってどうなんだ?と思ったんだけど、いかにいい取り組みをしていても、それが広く知られなければ、小さなことしかできませんよね。「おまけ」の提供に多少のお金がかかったとしても、それ以上のお金が集まるなら、なによりそれによってその事業に関心を持ってもらえれば、それでいいんです。

そうやってあれこれ迷いながら、ああ、これが東京マラソンのチャリティの意味なんだなあと、気づかされました。きっかけは、高いお金を払ってでも東京マラソンに出たい!で、いいんです。それによって「チャリティ」ということへの関心が呼び起こされることが、大事なことなのです。

今年の元日、チャリティランナーで走ろう!と決めたときは、マラソンを走るためにこんな高額を払うのはこれが最初で最後だろうと思ってました、が、こうやって、あれこれ調べたり考えたりしているうちに、これ、毎年参加してもいいかもしれないと思い始めました。年に一度、どこかに寄付をする機会だと思えばいい。年に一度とわかっているのであれば、固定資産税や住民税や年金や保険のごとく、あらかじめ予算化しておけばいいだけのことです。

ただ、またあの騒ぎに巻き込まれるのは、勘弁だな〜

茂木健一郎公式ブログ「東京マラソン申込み顛末記。」

今回は、募集する側も、まさかチャリティランナー枠が4時間半で埋まるほど申込が殺到するとは、想定していなかったのでしょう。昨日のエントリー時にはシステムトラブルが発生し、寄付金は払ったもののマラソンの参加費が払えないまま「定員に達したのでエントリー締切」を告げられてしまった人が続出し(ぼくもその一人です)、ネット上には怒り嘆き不安怨嗟の声が渦巻いていました。

でも、東京マラソンチャリティ事務局は、頑張ってくれました。

まず、その日の深夜に「個人チャリティエントリー アクセス集中による事象について」というリリースが出て、翌日(=今日)の早朝5時過ぎには、当該申込者にメールで連絡が届いたのでした。



徹夜で頑張ってくれたのでしょうね。今朝はツイッターにこのメールのキャプチャ画像がたくさん上がってました。ぼくのところには同じ内容のメールが2通も来ていて、何かの間違いかと思ったら、みんな2通(以上)届いていたらしく、さらには夕方になってまた同じメールが来ました(笑)。本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。

東京マラソン2020は来年3月1日です。

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