熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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令和元年礼文の旅(たぶん第一弾)その1

木曜日の19時15分、ショートメール着信。

突然**さん合流しました。来たら?仕事中すみません

そのとき私は仕事中ではなかったのである。ちょっと前にこのブログに書いたような事情で、急遽、金曜日の朝出発だったのを木曜日の夜出発に改め、急遽だったがゆえに慌てて旅支度をしていたところだったのである。急遽、というのがどのくらい急遽だったかというと、その日の稚内行き都市間バスの深夜便に空席があるかどうかを電話で確認したのは、その日の昼間だったのである。それまでは、今夜帰宅したら荷造りをしようと考えていたのである。

たかが2泊なのだから、荷造りというほど荷物があるわけではない、というのが普通の状況なのだが、今回は、新たに作った民宿海憧Tシャツを30枚以上も持っていくというミッションがあったのである。まあ、そんなものは、クロネコさんで送ればいいんですけど、Tシャツたくさん入れた箱をコンビニに持っていくのは面倒だし(マイカーのない人が困るのはこういうときなのだがこういうとき以外はあまり困ることはない)、集荷に来てもらうためにはそれなりの時間帯に在宅していなければならない(自営業時代はそんな心配しなくてよかったのになー)。Tシャツだから、体積はあるけれど重量はない。だから、持参してしまうことにしたのであるが、それはそれとして、一応は自分の旅支度もしなければならないし、今回のメインはフラワーマラソンだからランナー装備も忘れてはならないわけで(3kmだからいざとなればサンダルだって走れるんだけど)、荷造りが意外に大変なのである。

とにかく、そんなふうに荷物と格闘しているときに、メールが来てしまったのである。文面には「来たら?」と書いてあるが、場所は中島公園ではない。もとい、「来たら?」を、そのまま提案と読み取ってはいけない。これは「来なさい」と変換して読むべき暗号なのである。

こんなふうに出ていったら絶対に何か忘れていくんだろうなあと思いつつ、とにかく、走れる格好(靴も)と、ちょっとだけやり残している仕事の資料だけは忘れずに持って、荷物がやけに大きくなってしまったからタクシーに乗ろうかと思いながらも逆方向だから大丈夫だろうと地下鉄に乗り、大通駅の改札を出たところにコインロッカーがあるのを発見して荷物を入れて、そこから「来たら?(=来なさい)」と指示があった(ご丁寧に留守番電話にメッセージまで残されていた)Sビル地下のおなじみの天ぷら屋さんに出向いたのである。

後ろ髪引かれつつ天ぷら屋さんを後にしたのは、22時20分頃。





コインロッカーから荷物を出して、わかりやすく言うとモッキリセンターから大通駅へ向かうときの逆ルートで地上に出て、大通バスセンターで名前を告げて、稚内までのチケットを購入。



2号車まであるからその日の電話予約でも受け付けてもらえたのでしょう。バスが1台のときは、直前だと満席で乗れないことが、ときどき、あります(とくに稚内11時30分発=利尻島・礼文島からの船に接続する札幌行き=では、わりとよくあります<ぼく自身、断られたことが何度かあります)。

こんな半端な時期の木曜日の夜、乗る人の数はせいぜい1.5台分ぐらいだろう、2号車まであるということは車内は余裕のある状態になるのだろうと期待していたのですが、席は、ほぼ満席に近いぐらいに、埋まってました。

モッキリセンター前の通りの、大通方向から、バスが入線。



天ぷら屋さんで「バス何時?11時?だったらまだ行かなくても大丈夫でしょ」と言われながらも出てきたのは、このバスは自由席だからで、自由席だからといって座れないということはもちろんないんですけど、3列シートの真ん中はなんとなく嫌だし、できれば(もしかすると早朝に利尻富士が見えるかもしれない)左側に座りたい、ということで、少し早めに行って並んでいたら、Tシャツさん(最近は宿のお子さんの同級生にまで「へんなTシャツのお客さん」として知られているらしい)が登場。「今日行くの?」と、ちょっと驚いたような顔をしてましたが、そりゃそうだよなあ。ぼくは、たぶんTシャツさんは今夜のバスなのだろうなと思ってましたけど(で、二人とも2号車だったのですが、発車したら寝るだけの、私語厳禁みたいなバスですから、席はそれぞれ勝手にバラバラなところに座りました)。

車内に入ったら、見たことないシートが並んでる。



ぼくは、札幌〜稚内の都市間バスは(たぶん)2年ぶりなのですが、もっと高い頻度で使っているTシャツさんも初めてだと言っていたから、新しいクルマなのでしょう。見た目の通り、じつに座り心地(寝心地)がよく、なんと、座席ごとに通路との間を仕切るカーテンまで付いてます。札幌〜稚内の都市間バスは、運が悪いとレバーをいくらガチャガチャやってもシートが倒れないような車両が来ることもあったのですが、このバスは、体がシートにフィットして、快適です。

途中、乗務員交代のために小平町(おびらちょう)の道の駅に停車して、それからもう一つどっかで停車して、といっても、どちらも乗客はバスの外には出られないのですが、その両方とも停車していたのは知ってますが、総じて、よく眠れました。もう日の出は3時台になっているから、明け方に目が覚めたときに遮光カーテンをこっそりちょっとだけそーっと開けてみた(というか隙間から外を覗いてみた)のですが、曇っていて遠くは見えなかったので、安心してまた眠りを貪り、中央5丁目でTシャツさんが「セイコーマートに寄っていきます」と下車していき、稚内駅前を経て終点の稚内フェリーターミナル到着は午前5時13分。天ぷら屋で「稚内には何時に着くの?」と問われて「定時だと5時半だけどたぶん5時15分頃に着く」と答えたのですが、まあ、だいたい、そんなもんです。



早着したところで、フェリーの乗船券が買えるのも、売店が開くのも、みんな5時半からだし、売店は開いたところで朝食に相応しいようなものはほぼ売っていない(のは知っているからTシャツ氏は途中下車してセイコーマート経由でフェリーターミナルまで歩いてきたわけだがぼくはなにしろ荷物が多すぎてそんな機動的な行動はとれないのだ〜バスに乗るときに荷物を2つも預けたのは初めてだよ…でも、それができるから、そしてバスだとフェリーターミナルの前に着いてくれるから、荷物がたくさんあっても気楽なのですね…JRだと駅から歩いてこなきゃいけないし、飛行機だと大きな荷物を持ってあの市内行きの小さなバスに乗るのが億劫だ、ということまで考えてバスを選んだわけではなく、最も早く礼文島に着ける手段がバスだったからバスを選んだだけですけど)。



(続く)

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