熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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猫を棄てたことはないけれど

《五日間に及ぶ九州鉄道旅行で堪能したうえ、風邪までひいたから、しばらく羽を休めるのがふつうかもしれなかったが、調子づいてしまった私は、それから半月後の一月一八日金曜日の夕方から、また出かけることにした。珍しく女房が、また行くの、と言った。》(宮脇俊三『時刻表2万キロ』第4章)

このブログでは過去に何度か使っている『時刻表2万キロ』の第4章のこの書き出し、あらためて、うまいなあ、と思います。宮脇さんは自分よりもずっと経験豊富な大人なのだから、うまいのは当然だと(無意識のうちに)思っていたのですが、いつの間にか、自分の年齢が執筆当時の宮脇さんの年齢に達してしまいました。とても不思議な気分。

上で紹介した第4章の直前、第3章の終わりは、こう書かれています。

《とにかくこれで、私にとっては最長の、四泊にも及ぶ日程は無事終った。湯前線に乗れなかったのは残念であるが、姫路で寝過ごさず加古川線に入って来たのだから、その欠は補ってあまりある。(中略)帰りの新幹線のなかで居眠りをするうちに、気のゆるみか疲れからか、私は風邪をひいた。正月は蒲団のなかで過ごした。》

これに即していえば、ぼくの10連休は、豊平川マラソン(ハーフ)でまともに走れなかったのは残念であるが、その5日前の別所沼公園のフルマラソンでは最後まで走りきって2020日のうちの1580日目のランナーとしての役割を果たしたのだからその欠は補って余りある、のだが、そのあとに風邪をひくところまで、宮脇さんの真似しなくていいんだよ…

そして冒頭に戻ると、6日間でフルマラソンとハーフマラソンを両方走るという初めての経験でランニングを堪能したうえ、風邪までひいたから、しばらく羽を休めるのがふつうかもしれなかったが、もともと予定を入れていた私は、それから3週間後に、またフルマラソンを走ることになっているのである…と書いてみると、宮脇さんの《珍しく女房が、また行くの、と言った》の一文は、じつに効果的であることがわかるのですが、ここではそういう話をしたいのではない。

別所沼で、雨の中、42.195kmを5時間近くかけて走っている途中、スタッフの方から「寒くないですか?」と声をかけられて、だいじょぶです、と答えたものの、その後、札幌に帰ってきてから咳が出たり鼻水ずるずるになったりしたのだから、雨中のフルマラソンは、じつは自分の体にダメージを残していたのだろうと思います。一緒に走ってくれたHクンは長袖だったのに対し、ぼくは、半袖1枚でした。

それで豊平川マラソンに出て、14km過ぎで戦うことを諦めて、翌日は一日休んでから連休明けの仕事モードに心身の状態を切り替えてからは予想通りに風邪なんてどこへやら、だったのが、大事なプレゼンを終えたらまた調子が悪くなってきて(わかりやすく緊張が解けたということだ)、フェイスブックに写真1枚載せただけなのにやけに多くの「いいね!」を獲得した美唄やきとりの写真(ちゃんと考えて書いたことがあまり受けなくてあんな写真がたくさんの「いいね!」を獲得するのはなんだかなあと思うのだがそれはさておき)からその次の別の宴席へと移動する途中で風邪薬を買ったぐらいに調子が悪くなってきて、金曜日の午後はもう最悪といっていいぐらいで某会は会議だけ出させてもらって(一度も発言はしなかった)懇親会は出ずに帰って、これで早寝すれば大丈夫だろうと思っていたのに、結局、昨日(土曜日)は、蒲団のなかで過ごしたのでありました。

やっぱり、もう、若くはないのだな(笑)。

2週間後にフルマラソンがあるから、長い距離を走っておかないと…と、不安で仕方がなかったんだが、考えてみたら、この間、フルを走っているのだから(それもちゃんと走れているのだから)、そんなの心配することじゃなかったんですね。2週間後のフルは暑さとの戦いという別の要素も加わってくるものの、フルを走りきれるだけの脚はできているのだから、何もしないというのは論外にせよ、走り込み不足をそれほど気にすることでもない、のでしょう。そもそも2週間後のフルマラソンの目的は何かといえば、タイムを伸ばすことではなく(暑いし高低差の大きいコースだから記録をねらうのは無理)、8月の北海道マラソンに向けた暑さの中でフルマラソンを走ることの体験的トレーニングにあるのだから、今月は何キロしか走ってない!などと、気にすることはないのだ。それよりも、まずは、鼻がぐずぐずして、喉にエヘン虫が住みついている状態を完全に治すことだ。

フェイスブックを見ちゃうと、昨日今日と、ランニングしました、自転車乗りました、といった、春(本州だともう初夏?)の気持ちのいい緑色や青色の写真の報告がたくさんあって、うだうだしているオレは何をやっているんだろうと思えてくるんだけど、焦りは禁物。とにかく、キミは、もう、若くはないのだ。

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