熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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特急はちおうじ

こんな特急列車が走る時代になったのだなあ…



東京発八王子行き、特急はちおうじ、全車指定席。

特急列車らしさがあるのは全車指定席であることと、12両編成であること、ぐらい。特急列車といえば、グリーン車や食堂車を連ねた長い編成で、長距離区間を少ない停車駅で走るもの…って、あんたいつの時代の話してるんだよ!

「はちおうじ」は、列車名です。この3月のダイヤ改正で登場しました。



このところ中央線沿線に足を運ぶ機会が多いので、中央線の特急列車が全車指定席になる旨のポスターは何度となく目にしていたのですが、よくわからなかったのは、全車指定席といいながら席の指定を受けなくても乗れます、との説明。さりとてパンフレットを手にして読み込むほどの興味もなく、頭の中で「?」が残ったままになっていたのですが、特急はちおうじ9号の車内に入った瞬間、わかりました。



座席の上にランプがあって、これが緑色になっているところは指定席が売れている席、赤色のところは指定席が売れていない席であることを示しています。指定席を持っていない人は、赤いランプのところに座ればいい。こんなことは、JR東日本管内で日常的に電車を利用している人にとっては当然のことなのでしょうが(普通列車のグリーン車にSuicaで乗ってピッとタッチするとランプが緑に変わる仕組みはもうかなり前からありますからね)、そうでないぼくにとっては、想像の範囲外でありました。

かつての感覚でいえば、東京・新宿〜立川・八王子なんて距離で特急になんか乗らないし、ましてや指定席料金を払うなんてもったいなくてできなかったはず。特急「はちおうじ」の指定席特急料金は、正規料金だと1,010円(運賃よりも高い)。でも、事前に(列車の乗車前に)買えば750円、さらに、えきねっとチケットレスサービスを使えば650円(さらにさらに6月末まではキャンペーン価格で450円)。ぼくは、当然、えきねっとチケットレスサービスで乗ったのですが、チケットレスといいながらQRコードが発行されるわけでもなく、はたしてどうやって指定券の所持をチェックするんだ…と疑問に思っていたから、車内に入って座席上のランプを見た瞬間、ああ、そういうことか!と、自分の無知さ加減を思い知らされたのであります。



短い時間とはいえ、ゆったりと座れる特急列車の旅は、楽しいです。キラキラと(ときにギラギラと)した光が流れていく都会の夜更けの車窓を眺めていると、まるで夜行列車に乗っているかのような感覚になってきます。指定された席は先頭車だったから、駅通過時にはミュージックホーンが聞こえてくるのもまた楽しい。

夜行列車がなくなったことは残念ですが、死んだ子の年を数えるようなことはやめて、今の時代の鉄道旅情を探していけばいいんだなと気づかされた、短い特急列車の旅、でありました。

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