熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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またこの話かい!という紙の本の話

絶賛モノ減らし中にあって、先週、本屋さんで見かけた森見登美彦さんの新刊(けっこう分厚い)を買うのは躊躇せざるを得ず、その傍らに置いてあった「ご自由にお持ちください」というA4版4つ折のTAKE FREEなペーパーだけ持って帰ってきました。

白川方明氏の『中央銀行』は、読まないわけにはいかないだろうと、だいぶ前に買ったけど、そのままになってます。移動の列車や飛行機の中で読もうと思ったことは何度かあったけれど、いかんせん、大きすぎる。ソファーに寝転がって読むと、手の力が弱くなったときに顔の上に落下してくる可能性もある(笑)<いや、笑い事でもなくて、骨が砕けた右手首は、北大病院の先生がたのおかげで日常生活にはまったく支障のないレベルに戻ったものの、長い時間使ってると右手だけ握力が弱くなってくるのです(人間、この歳になれば、いろいろありますよね)。



Kindleが出た当初は、これからは電子書籍だ!と騒いで、日本語版のKindleが出たときにはすぐに買って、上位機種が出たときにも買って、いま思えばそれほど読みたかったわけではない本までKindle版があるという理由だけで購入したりしてたんですけど、やっぱり、紙なんですね、ぼくは。長年の、染み付いた習慣で、紙という実体がないと落ち着かないというよりも、装丁も含めた紙の本全体が好きなのであって、紙の本に印刷されたコンテンツだけだと、なんか物足りない。

それで、結局、紙の本に戻ってきた。近年はKindle版が紙の本とほぼ同時に出ることが増えたから、電子書籍でも新刊が読めるのに、紙の本を買ってます。以前はやたらと移動の多い生活で、移動中の飛行機や列車の中で本を読むことが多かったから、たくさんの本を端末一つだけで持ち歩ける電子書籍がありがたかったけれど、最近はあまり外に出ないから、紙の本でもいいか、ってのもあります。

しかし、紙の本は、場所を取ります。ただでさえ2年前に東京から届いた大量のダンボール箱があって、その前の仕事場を閉鎖したときに持ち込まれた荷物もあることを思うと、自宅なのに3つ分の家の荷物があるみたいな状態になっているわけで、そこに紙の本が増える(しかも「積ん読」になるものも少なくない)というのは、いかがなものかと思うのです。まあ、これは、電子書籍が世に出る前から抱えている問題であり、同じような人は世の中にたくさんいるだろうし、決定的な解決方法は絶対にないテーマなのですがね。

本なんて読まなくても死なないですけど、本を読むことは人生を豊かにしてくれます。これは間違いない。50年も生きてきた経験から、これは自信を持っていえます。たぶん音楽や映画もそうなんだろうけれど、ぼくはひたすら本を読むばかりだったので、そちらの方面はまったくわからないのは、ちょっと、残念です。

そんなこと言ってないで、以前の事務所のモノだとか、2年前に東京の家を売ったときに搬入せざるを得なかったモノだとかを、ばしばし処分していけばいいんだよな。ちょっと気が遠くなりそうなんだけど、少し時間をかけてでも、それは、やらなきゃいけない(やりましょう)。
 

森見 登美彦
文藝春秋
¥ 1,836
(2018-11-16)

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