熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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2018展示博覧会の見どころ

北海道鉄道観光資源研究会2018展示博覧会「北海道の鉄道 過去、現在、未来」は、明日と明後日の2日間、予定通りに開催いたします。

昨年11月に開催したパネル展では、岩内町郷土館のご協力をいただき、「日本で最古の鉄製レール『茅沼炭鉱炭車レール』(岩内町郷土館所蔵)」の特別展示を行いましたが(今年も展示予定です)、今年の展示博覧会では、ほかにも貴重な品の展示があります。

たとえば、第4代北海道庁長官北垣国道が書いた詩の掛け軸。

《「北海道には各地に屯田兵村がひらかれているのだ。一村は百戸から、多いものは四百戸もある。兵村ができれば、それについて商人も動くので、住民は増える一方だ。だが北海道には満足な道路がない。道はあるにはあるが、泥濘馬腹を浸す代物で、一旦緩急の際の兵員移動は困難だ」(略)「移住民の場合も同様だ。肥沃の土地は広いし、入殖者は年々増加しているのだが、道路に難渋して奥地へ入れない。発展しているのは鉄道の沿線だけだ。このままの状態では、北海道の開拓は進みようがない。北海道の拓殖を促進するには、まず鉄道の敷設こそ急がねばならんのだ」北垣は演説をしているかのように、大きなゼスチャーで両手を広げた。(略)北海道では鉄道を敷くことが急務であると北垣は判断したのである。》(田村喜子『北海道浪漫鉄道』新潮社刊、1986年)

北垣国道は、かような考えに基づき、北海道全土に1,000マイルの鉄道を敷設する計画を立案した人物です。その北垣の直筆の書(北海道鉄道観光資源研究会会員個人所蔵)が、今回の展示博覧会の入口近くに掲げられる予定です。

また、北海道の鉄道の歴史を再現した鉄道模型レイアウトも、昨年よりパワーアップ。思い出のあの駅が甦る!憧れのあの駅も!などなど、開催日ギリギリまで、夜を徹して制作を続けたミッドナイトモデラーの力作が並びます。

昨年大好評だった711系「赤い電車」のボックスシートの再現は、今年もやります。そして、そのすぐ近くには、ご来場のみなさんに楽しんでいただけるあんなものも登場します。見たら、一緒に写真を撮りたくなること間違いなし。



昔ながらの活版印刷による特製記念入場券も作りました(ご来場の皆様に配布予定ですが品切れの場合はご容赦ください)。それに何の意味があるのか?は、ちゃんと、展示パネルで説明しておりますので、パネルのほうも(ちょっと読むのが大変かもしれないけれど)ぜひ、ご覧ください。

展示パネルの数は、大幅に増やしました。ちょっと気合が入りすぎて、去年のパネル(これも展示します)に比べると、ものすごく文字の多いものになってしまったのですが、その分、じっくり読ませる内容に仕上がったと自負しております。パネルに添えられた写真も、「ほ〜」「おぉ!」と思うようなものばかり(貴重なお写真をご提供いただいた方々にはあらためて感謝申し上げます)。

ステージイベントを開催する2号会議室(昨年の会場とは廊下を挟んで反対側の部屋)にも、多数のパネルが並んでおります。こちらは、イベント中でもご覧いただけます。

そのステージイベントのほうも、盛りだくさんです。先日も紹介しましたが、11日午前10時からのセッションでは安平町の及川町長にご登壇いただき、室蘭本線の「追分駅」と台湾の「追分駅」を結ぶお話などをしていただく予定です。また、10日と11日の2回行われる元いすみ鉄道の鳥塚亮さんと元若桜鉄道の山田和昭さんにご登壇いただくセッション(10日13時頃〜14時30分頃と11日13時30分頃〜15時頃)は、不肖私が進行を務めさせていただきます。

全体的には、リニューアル以前の「鉄道ジャーナル」誌を、もう少し一般向けに噛み砕いたような内容、と言えば、同世代の方には、おわかりいただけるでしょうか。鉄道ファンのみならず、より多くの方に楽しんでいただきたいことは、昨年のパネル展と同様です。

ご来場いただいたみなさまに、北海道の鉄道について考えていただくきっかけや気づきを持ち帰っていただけるような機会になれば幸いです。

ステージイベントの時間帯などについては下記をご覧ください。
2018展示博覧会「北海道の鉄道 過去、現在、未来」

ま、その前に、今日、みんなでがんばって、会場設営しなきゃいけないんですけどね(^^;)
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