熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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『海馬島脱出』

稚内のクラーク書店に平積みになっていた本。



こういう本が目立つところに置かれていたりするから、稚内のクラーク書店はおもしろい。そして、応援したい本屋さんなのです。

タイトルの「海馬島」は、礼文島の北にある無人島ではなく、樺太(サハリン)のそばにある島です。「モネロン島」のほうが、わかりやすいかもしれません。



昭和20年8月15日以降も戦闘が続いていた樺太で、ソ連兵の目を盗んで海馬島から北海道へと脱出を図った人たちの手記やインタビューを集めたのが、この本です。脱出は数回にわたって、さまざまな船で、また、さまざまなルートで行われたようで(その辺は証言者や記録によってまちまちで正確なことはわかっていない由)、脱出船の中には、礼文島の船泊に立ち寄ったものもあります。

稚内のクラーク書店で買ったものの、しばらく放置(積ん読)状態だったのですが、大地震で停電した日の昼間、電気復旧を待つ以外にやることもないときに、読みました。この本に書かれていることに比べれば、停電で困っているなんてたいしたことじゃないと思いながら、読んでました。

こういう本を読むたび、ぼくは何も知らないんだなあと思わされます。北海道の人がときどき話題にする、いわゆる三船遭難事件にしても、ぼくは、恥ずかしながら、北海道に引っ越してくるまで、知りませんでした。

もはや、あれもこれもと幅広く手を出すよりも得意な分野で世の中に貢献する年齢なのだろう…と思う一方で、こういう本に接すると、やっぱりまだまだ勉強だ(そして勉強したことは次の世代に語り継いでいかねばならぬ)とも思います。

 

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