熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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失いし自信の回復と不安

礼文島の船泊地区の生活を支える船泊漁業協同組合の購買部(マリンストア)は15日と16日がお休み、ガソリンスタンドはそれに加えて日曜日もお休み。15日と16日は平日ですが、お盆だから、休みです。



ストアーにはお供えセットも売ってます。



この近くに、長年お世話になっている宿の長年お世話になったとうさんのお墓があるので、お盆には少し早いのですが、手を合わせてきました。この宿に初めてきたのは、もう、30年以上も前のこと。こんなに長く続いているのは、鉄道趣味と、礼文島船泊ユースホステルあらため民宿海憧とのお付き合いぐらいかもしれません。

お昼は香深のフェリーターミナル前でシーフードカレー。



お世辞抜きに美味しい(ただし寒い)。



宿は、安い料金で泊めてもらっていることもあり、他の常連客の方々(「方々」なんていうほどの人ではない?)と一緒の相部屋なのですが、長い付き合いでもありますからお互い気兼ねすることはまったくなく、だからといってまったく気を使わないわけでもなく、お互いが空気のような存在になることが自然にできる関係であり、午前中は、天気はいまいちだし(初めて礼文島を訪れた人ならば外へ歩きに行くであろう=実際に行っていた=程度には悪くなかった)、やることないんで、みんな部屋でごろごろしていたと思ったら、いつの間にか居眠りしていて、ふと気づいたときは、自分以外のみなさんも適当な格好で眠ってました。

なんとも平和なことです。

それで、お昼は香深港まで(車で)行ってシーフードカレーを食べたわけですよ。そのまま車で帰ってくるという手もある(というがそれが普通である)のですが、ぼくの今回の旅の裏目的は(今年も去年に引き続き)マラソン強化合宿であるので、ぼくは、帰りは、船泊まで、走って帰ってきました。18kmを1時間58分、キロ6分35秒ペース。去年は途中でかなり休憩をとったのに対して今回は止まらずに走れて、おお、オレちゃんと走れるじゃん!と、ぜんせん走れなかった釧路湿原マラソンで失った自信を回復したものの、単純にタイムだけ見るとほんの少ししか縮まってない。でも、今回は途中で歩道にまで波が上がっている場所もあったし向かい風がむちゃくちゃきつくて、去年はいくらなんでもここまでの悪条件ではなかったはずと思いながら、だけどそれはそういうふうに思い込もうとしているだけなんじゃないか?と不安に感じてみたり。

でもでも、さすがにあんなに向かい風を受けていたらちゃんと記憶に残っていると思うのよね…というぐらいに、真正面からの風はきつかったし、歩道が波をかぶったりしているなんてのはかなりインパクトのある「画」だったから去年あれを見ていたら映像として記憶に残っていると思う。それに、去年は途中でかなり休んだ記憶がある、ということは、ペース的にはむちゃくちゃだったということで、その点からすると、やっぱり、今年のほうが走れてたんじゃないかとも思う。そりゃ当然でしょう、1年間の積み上げがあるのだから…というほどの積み上げ=走行距離=はなくて、かたやで1歳の加齢というマイナス要素があるのだから、去年より今年のほうがよくなるようにするのは、この年齢になったら、けっして、楽なことではないのです(でもそこに挑戦できるのが人生の自信にもつながっていくからこういう年齢でマラソンやる人が多いのだろうなと思う今日このごろ)。

2週間前の釧路湿原マラソン以来、すっかり走れなくなっていたのに、昨日、快調に走れたのは、もちろん(寒いぐらいに)涼しかったからでもあるのですが、それ以上に、香深から船泊までの18kmの間には信号が一つもないことが、大きな要素だったように思います。信号で止まることに気をつける必要がないから、余計な神経を使わなくて済む。だから、脳が疲れない、のだと思います。そして、それが、大会になればそこそこ走れることの理由でもあり、また、調子がいいと序盤で飛ばしちゃう(そして中盤で電池切れになる)ことの原因でもあるのだろうと思います。

体重を落とさなきゃいけないと思って米飯抜きの夕食にしているのに(それでも食べきれないぐらいの量が出るのがここの夕食です)、夜遅くになってから、生寿司(<北海道的表現)やら、クリームあんみつ(女性スタッフへの支給物の余剰品)が出てきて、よせばいいのに食べてしまったり、その前は、宿の子どもたち(0歳児だったのはついこの前のような気がするけれど漢字も英語も読むようになっている)と遊んでみたり。

というふうに、昨日のことを営業開始前のフロント前で書いていたら(傍らには旅のお供のマイカップに熱いコーヒー)、厨房からかあさんが出てきて「暗くない?電気つけようか」と言ってくれたけど、また、宿の営業的には、お客さんは起きる前の時間帯ですから、いいんです、これで(と書いたら今度は厨房から若女将が出てきて「暗いですね」と言っておもむろに電気をつけた)。

静かで、平和な時間が流れています。

この島に来ると、時間の流れが違うんだよな。何もしないでいることが苦にならない。それでいて、何もしてなくても、ちゃんと時間が過ぎている。このリズムって、だめな人はまったくだめだと思います…ということを考えるたび、30年以上も前に、ウトナイ湖の畔で、種村直樹先生に「君は乗りつぶし派じゃないんだね」と言われたことを思い出します。

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