熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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なぜ、わざわざ、黒部まで?

北海道マラソンは、かなり、特殊な大会です。

ということをちゃんと理解したのは、わりと最近です。北海道に住んでいたら、毎年、夏にやっているマラソン大会、ぐらいの認識しかないのですが、自分がマラソン大会に出るようになって、まわりの(それまでも友人知人だったけどマラソンという切り口での付き合いはなかった)ランナーの話を聞いてみると、北海道マラソンというのは、北海道外に住んでいる人にとっては、「夏のマラソン」「マラソンのシーズンオフ」という2点で、とんでもない大会であるらしい。

元北海道民にして新婚旅行に北海道を選んだほどの北海道好き、かつ、旅好きで全国各地のマラソン大会に多数出場し、フルマラソンを3時間10分ぐらいで走るHクンが、これまで北海道マラソンに出なかったのも「シーズンオフ(=体を休める時期)であって大会に出る時期ではない」「気象条件が厳しくて自己ベストの更新は不可能」といった理由であったようで、フルマラソンを3時間ちょっとで走るような人だからといって、いつでもフルマラソンを走れるわけではないのだ、というのも、わりと最近になって、ようやく理解したことです。

そんなHクンが(ぼくが去年の大会後にあまりにも「楽しかった」と騒ぐものだから)「次回の北海道マラソンに出る」と決めた後に話してくれたのが「北海道マラソンに出るからには暑い時期のレースを経験しておくことが必要」「ちょうどよいのは黒部マラソン」という情報でした。

北海道だと4月の伊達ハーフマラソン、5月5日の豊平川マラソン(ハーフ)、5月下旬の洞爺湖マラソン(フル)といったところがシーズンの幕開けを告げる大会なのですが、本州以南では5月以降のフルマラソンはほぼ開催がなく、5月下旬に開催されるカーター記念黒部名水マラソンは、貴重な存在なのです。

と、さらっと書いてますけど、黒部名水マラソンが貴重な暑さ体験のできるレースであることは(も)、Hクンから教えてもらって初めて知ったこと。黒部名水マラソンは参加者の評価が非常に高い大会であるということに至っては、直前にHクンが(何気ない会話の中で)口にするまで、まったく知りませんでした。

知らなかったけれど、後になってみれば「なるほど」と思えたのは、たとえば、大会前にホームページでかなりの情報が取れたこと。その中には、当日の朝の富山方面から黒部方面への電車の混雑予想なんてのも載っていて、そこには「あいの風とやま鉄道(=旧JR北陸本線)の各列車の車両数と定員」なんて情報まであって、そういうのが事前にわかっていたから、ぼくはあえて富山地鉄を選んで、これが、ストレスがないどころか、むしろ、会場への移動手段に過ぎないところでも楽しめちゃったりしたわけです。



そんなことは黒部名水マラソンの高評価のごく一部で、レース的には途中の給水ポイントがたくさんあるのがありがたいし、レースの前半から給食ポイントもあるし、なによりすべての雰囲気がいい。ちょっと言い訳っぽくなっちゃうけれど、タイムを狙うよりも、楽しみながら走らないと、むしろ、もったいないと思えちゃったほど(というのはかならずしも言い訳でもないようで、ランナーズ報知には《残雪の立山連峰や黒部川、富山湾の大パノラマを望む「観光ラン」の要素が強い大会》とあるから、それでいいのかもしれない)。

でもなあ…本当は(また言い訳っぽくなっちゃうけど)もっと走れたんだよなあ…最後の最後、ゴールに向かう直線で、猛ダッシュして、前にいた人をほとんど追い越したぐらいなんだから(これはHクンが証人<別に証人とかいなくてもいいんだけど)、そして、ゴールした直後もしばらくうろうろできるぐらいに、余力があったんだから、気持ちの問題なんだよなあ…とも思うけれど、でも、楽しかったからまあいいや、と思えるほど楽しかった、黒部名水マラソンでありました。

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