熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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ヒートボイス in 釧網本線

スタートは朝の釧路駅でした。



いすみ鉄道社長ブログ(2018年1月29日)にも紹介されていますが、今般の釧網本線の旅では、釧路を拠点に活動するヒートボイスのお二人が、ときにパワフルな、ときに味わい深い歌声を聞かせてくれました。

釧路駅のホームでの歓迎(動画)


クリスタルエクスプレス入線(動画)


この釧路駅でのミニライブも氷点下の過酷な条件であったのですが、翌朝の網走駅はさらに冷えて、気温はマイナス10度以下。網走駅前の橋の下を流れる網走川からは湯気が立ち、帽子がないと耳があっという間に痛くなり、やわな手袋では防寒といっても気休め程度。徒歩5分のコンビニへ行くにもタクシーに乗りたくなってしまったほどの空気の中で、笑顔でギターを掻き鳴らしながらtomorrowを歌い上げるヒートボイスは、とても素敵でした。

その「tomorrow」をはじめ、ヒートボイスが歌っているのは、みんなオリジナル曲です。ご当地PRソングも多く、すごいのはどれも依頼を受けて作っていること。好きだからというだけで続けていくのは(音楽に限らずどんなことでも)ゆるくない。生活をしていかねばならない中で、ずっと続けていくためには、依頼があり続けることがいちばん大事なこと。夢のない話かもしれないけれど、やり続けていくための必要条件は、情熱以上に、受注があること、です。

受注があるのは、彼らの歌に、パワーがあるからです。

とか、偉そうに言ってますけど、ヒートボイスを知ったのは、今回の旅が初めてでした(釧路ではものすごく有名なお二人なのだそうです)。釧路駅のホームに始まって、クリスタルエクスプレスの車内、斜里の道の駅、翌朝の網走駅のホーム、さらに再びクリスタルエクスプレスの車内と、その歌声に癒され、楽しませていただきました。

氷点下のホームも大変だったけど、ここもまた、大変だったと思います。



網走圏と釧路圏の境界であり、列車の本数も少なくなる緑〜川湯温泉間では、先頭車の4号車で演奏をしていただいたのですが、途中にはカーブも多く、車両の端で立ったまま手拍子を打っていたぼくは、何度か、よろめきかけました。そんな中でも、ヒートボイスのお二人は、体勢を崩すこともなく、場を盛り上げてくれました。

 

ぼくにとっても、列車の中で生演奏に生歌を聴くというのは初めての経験でしたが、思いのほか楽しく、そうか、こういう旅の楽しみ方もあるのかと気づかされました。ヒートボイスの歌に合わせて手拍子を打っていても、人間の眼(というか脳)は不思議な働きをしていて、視界の片隅に、ときどき、窓の外の雪景色が入ってくるのです。しかも、それが、動いているわけです(当然ですが)。これが新幹線だったらまた違うのでしょうが、野上峠を喘ぎながら登るキハ183のリズム(に合わせて動いていく窓の外の風景)にマッチする、心地よい歌声。汽車旅歴40年にして、初めての発見がまだあったのかと、ちょっと、感激してしまいました。



これ、たまたま撮れてた(意識して撮ったわけではなくたくさんシャッターを切った中の)1枚なのですが、ヒートボイスのお二人の笑顔が素敵です。ぼくらは列車の旅になるとカメラ持って眦を決して(笑)みたいになりがちなんだけど、こうやって楽しめばもっと楽しくなるんだよと教えてもらった気分です。笑顔は、みんなを明るく、楽しくするのです。

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