熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< はたして正月ボケなのか | main | 些細で面倒なことをやり続ける >>

希望をつなぐ黄色い電車

電車じゃなくて気動車だろっ!なんてことは、もちろん、わかってますけど、ここは、あえて「電車」と表現してみました。都会の人にとっては、線路の上を走っているものは、すべて「電車」ですから。



昨年末の最後の最後、大晦日に、いすみ鉄道に行ってきました。

いすみ鉄道を訪れるのは、1991年3月31日以来、約27年ぶりです。


(種村直樹レイルウェイ・ライター友の会機関誌第59号 1990年9月10日発行)

あれから27年。

北海道では、「いすみ鉄道」という社名まできっちり知っているかどうかはともかくとして、「千葉県にローカル線のお手本になる鉄道会社がある」という認識は、かなり広がっています。というのは、JR北海道の路線存廃問題に関連して、沿線自治体が千葉県のいすみ鉄道を視察に行く予定、といったニュースが、しばしば登場するからです。ぼくも、昨年来、「あの千葉県の鉄道会社はやっぱりすごいんですか?」と聞かれることが多くなりました。

その都度、自分なりの解釈で、いすみ鉄道の取り組みを説明するのではありますが、行ったことがないのにあれこれ話しているというのは、どうにも、もぞもぞします。

それで、行ってみたわけです(27年ぶりに)。



楽しかった!

その楽しさを支えているのは、いすみ鉄道の鳥塚亮社長の、この考え方です。

いすみ鉄道は国鉄の赤字ローカル線を引き継いだ第3セクター鉄道です。

万年赤字で、「こんなもの要らない。」「廃止にしてしまえ。」と言われてきました。

私は、公募社長として、この鉄道を何とか「使える存在」にすることで、子供の頃、一生懸命働いていた、私にモチベーションを与えてくれた当時の大人たちに恩返しできると考えていますし、そうすることで、次の時代につなげることができると考えてきました。そして、今、いすみ鉄道のスタッフたちが、自分たちで考えて、こういうサービスを行って、いらしていただいたお客様にお楽しみいただくことができるようになりました。
明日への「きぼう」 | いすみ鉄道 社長ブログ 2018年1月3日


鳥塚社長とは、一昨年から、さまざまな場面でご一緒させていただく機会があり、お人柄やお考えになっていることは、ある程度、わかっているつもりでしたが、それにしても、実際に現場を見てみると、ここまでの仕組みを作り上げたのはすごいなあと、ただただ、感心するばかりでした。感心するだけでなく、楽しくて仕方がない。忘れていた鉄道旅行の楽しみを思い出させてくれることが、あちこちにありました。

百聞は一見に如かず。これだけ情報が溢れている世の中になっても、答えはやっぱりリアルなところにしかない、現場にしかないのだと、あらためて、実感させられたことでした。

旅と鉄道 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://work.kuma-i.com/trackback/1195605
この記事に対するトラックバック