熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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北海道マラソンの制限時間は5時間

来年の夏に備えて忘れないうちに(思い出したらすぐに)北海道マラソンの話を記録しておこうシリーズ(不定期掲載)として、北海道マラソンの制限時間のことを書いておきます。

北海道マラソンの制限時間は5時間とされています。大会概要の参加資格にも「大会当日満19歳以上の男女で、5時間以内にフルマラソンを完走できる方」と明記されています、が、今年の最後のゴールランナー(「ランスマ」の北海道マラソンの回に出てきたボウリングのピンの人)のゴールタイムは、5時間14分台でした(ゴールシーンの動画があります)。

なぜか?

北海道マラソンは、42.195kmの間に「関門」が13箇所あって、それぞれに通過の制限時間が設定されており、その時間を過ぎてしまったらそこで競技打ち切りになってしまうのですが、その関門の最後(13箇所目)は41.6km地点に設けられており、打ち切り時刻はスタートから5時間05分後です。ここをクリアすれば、あとはどんなに時間がかかろうとも、ゴールまで走らせてくれます。

だから、5時間をオーバーしても、ゴールできるのです。

ただし!

関門の制限時間の起点になるのは「スタート時刻」です。後ろのほうのブロックからスタートすれば、実際にスタートラインを越えるまでには、それなりの時間がかかります。今年のぼくは、Fブロック(公認記録を持っていない人のブロック)でしたが、スタートラインに達したのは、スタート時刻の7分後でした。したがって、最後の関門までの41.6kmを、(5時間05分−7分=)4時間58分で走らないと、レース打ち切り=失格になってしまいます。だから、やっぱり、フルマラソンの距離を(概ね)5時間以内で走れないと、完走はできないのです。

41.6kmの前の関門は40km(北大構内の出口に近いところ)で、制限時間はスタートから4時間50分後。40km関門をギリギリでクリアしたとして、次の41.6km関門までの1.6kmは15分かけられるのですから、40kmさえクリアしてしまえば、あとは、早歩き程度で、十分、いけます。

その前は、40kmの前に35km関門があって、ここの制限時間はスタートから4時間15分後。35km関門を制限時間ギリギリで通過したとして、40km関門をクリアするには、その間の5kmを35分で走ることが必要です。ここで一般的には時速何キロという計算をしたくなりますが、ランニング的表現だと、キロ7分ということになります。

キロ7分というのは、ちゃんとやっている人からすると、何それ?っていうぐらいに遅いペースです。ぼくのようなレベルの人にとっては、ちょっと調子が悪いときのちょうど走りやすいぐらいのペース。だから、そこそこトレーニングを積んでいれば、どうってことないペース、なのですが、見方を変えれば、北海道マラソンは(制限時間が6時間とか7時間の大会と比べれば)それなりにはトレーニングを積んでから出なきゃいけない大会である、ということでもあります。

それでも、35km関門から先は、少し、楽になっています。その前の、10km関門から35km関門までの間は、5kmごとの関門の間をギリギリで走るとしても、キロ6分36秒(5kmを33分)のペースが必要です。

関門の打ち切り(に引っかからないこと)を意識すると、「貯金」を作りやすいのは最初の10kmです。10km関門の制限時間はスタートから1時間30分後だから、スタートで10分のロスがあっても、1時間20分で走ればいい、つまり、最初の10kmはキロ8分でも関門に引っかからない。ふだんから走っている人がキロ8分なんて遅いペースで走ることはあり得ないわけで、ここでタイムを稼いでおけば、後半は、気持ち的に、かなり、楽になります。

とはいうものの、最初に飛ばすと、後でバテます。自分がマラソンをやるまでは、距離が長くなるにつれてスピードが落ちるのは当然だろうと思っていたのですが、自分にとってちょうどよいペースで走っていれば、落ちないのです。だから、最初から飛ばしてはいけないのです。

また、序盤は渋滞していて走りにくいから、加速して先行するランナーを追い越したところで、すぐに前が詰まってそのたびに減速せざるを得ず、追い越しを続けようとすると、加速と減速を繰り返すことになり、燃費が悪くなります。これは、後半のスタミナ切れにつながります。

その辺が、マラソンの難しいところでもあり、おもしろいところでもあります。

…ということが、やっと、わかってきました。フルマラソンの大会に出たことのある人で「あんなに苦しいものはもう勘弁」として二度とやらないと言っている人は、自分の身近なところに何人もいますが、ぼくは、むしろ、もっとやりたいと思っちゃってるんだから(それでこんな分析したり説明したりしちゃってるんだから)、われながら、不思議です。

(以下蛇足)

★ぼくは今年の大会で完走して持ちタイムができたので、来年は、一つ前のブロックからスタートできます。

★41.6km関門で打ち切られるというのはあまりに切ない気がしますが、容赦なく、打ち切られるそうです。

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