熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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また(まだ)北海道マラソンの話

「ラン×スマ〜街の風になれ〜」の北海道マラソンの回(9月30日放送)、我が家はBSがないので、108円払ってNHKオンデマンドで見ました。

番組MCの田村亮さんが北海道マラソンにチャレンジする、というストーリー。



真夏のマラソン、厳しい気象条件、制限時間は5時間、低い完走率…



関門の数が多く、引っかかると、バスに収容されてしまう…



金哲彦さんいわく「みなさんベストタイムより30分は遅い」という過酷な大会で、ベストタイム4時間台後半の亮さんは、制限時間の5時間以内にゴールできるのか…

という流れで、スタートから亮さんのレースに密着していくのでありますが



ぼく、番組が始まる前から、結果、知ってました。北海道マラソン当日、完走したランナーしか入れないエリアで完走証をもらったとき、ぼくのすぐ前に、亮さんがいたのです。だから「いつか放送されるのだろう」と楽しみに待っていて、ゆえに、わざわざ108円払ってでも見たかったのです。

でも、完走という結果を知っていても、そんなことは関係なく、とても、楽しかったです。北海道マラソンのテレビ中継も録画して見ましたが、あれは「見るもの」。放送の中にあったのは、自分とは別の世界でした。それに対して「ラン×スマ」で放送されたのは、まさしく、自分が体験してきた世界そのものであり、自分の目線でした。

たとえば、「収容」と書かれた大量のバス。



新川通で、ランナーの目に入ってくるバスの大群(?)は、ものすごい迫力なんです。それを目の当たりにしながら「あいつらに乗ったらおしまいだ!あいつらは敵だ!あいつらに収容されないぞ!」と思いながら、走る。それをパワーに変えながら、単調で、日陰のまったくない新川通を、走り続けなきゃいけない。こんなのは、普通のテレビ中継では、絶対に、出てこない。

関門ってこういうふうに閉鎖されるんだ、というのも、わかりました。



25km関門の反対側(折返点の先)を走っているとき、ぼくは「関門閉鎖まで残り5分で〜す」というアナウンスを耳にしているのですが、番組の中で亮さんが聞いているのは「残り30秒」なので、この辺では、ぼくのほうが、700メートルぐらい前を走っていたことになります(が、ぼくは、最後には、亮さんに抜かれてます)。

沿道で応援している方々がいろんなものをくれるのは(番組内では「私設エイド」と紹介されてました)、北海道マラソンならではの特徴なんだなというのも、この番組を見て、よくわかりました(そうか、普通はあんなのはないのか)。亮さんはオロナミンCや何かのエネルギージェル、トマトなどをもらっていましたが、ぼくは(前にも書きましたが)あちこちで、アイシングのスプレーを貸していただいて、本当に助かりました(もちろん、食べものも、ありがたく頂戴しました)。

北大構内に入って、40km関門が見えたときの「もうここまで来れば完走できるでしょ」という感覚も、番組中で亮さんが言っていたとおりで、この感じってサブ4とかの人だとわかんないと思うんですけど、ぼくも亮さんと同じく制限時間ギリギリ完走を目指していたランナーだったから、こういうのも含めて、もう、いろんなことが共感できて、そして、また、あの日の思いが甦ってくるのです。

最後の最後、5丁目から大通に曲がるところも、よかったなあ。あのコーナー、気持ちいいんですよねえ。直前まではぜんぜん見えないゴールが、あの角を曲がると(より正確にいえば曲がりかけると)、目の前に見えてくるんです。コーナーだから、両側+前方の三方から、大勢の観衆の応援が見えて(聞こえて)、疲れてるはずなのにものすごく元気になっちゃう。その声援に応えながら、ゴールに向かって角を曲がるのは、もう、嬉しくて、楽しくて…それがちゃんと番組の中で使われてるっていうのが、じつに、素晴らしい!これぞ、まさしく(ギリギリな)ランナー目線です。

レース直後に亮さんが語っていた「完走できたのはいろんな人のアドバイスでボクのことをビビらしてくれたおかげかな」というのも、すごく、よくわかります。ぼくも、何人もの人たちから、初挑戦は関門に引っかかった、二度目三度目の挑戦でようやく完走できた、完走したときはいろいろなことを犠牲にしてひたすら練習した、などなどの声を直に聞いていたから、亮さんほどではないにせよ、めんどくせえなあと思いながらも、いろんな準備をすることができたのだと思います。

スタジオの亮さんいわく、「初めて、終わった後に『楽しかった!』と思った」「今までしんどかったとか脚が痛かったのから解放されたとかだったけど、楽しかったのは初めて」…おお、まったくその通り!そうなんですよ!!ぼくも、今年出た3つのハーフマラソンは「あ〜、疲れた〜」だったけど、北海道マラソンだけは、ゴールラインを踏んだその瞬間に「楽しかった〜!」。

最後のナレーションも、素敵でした。「練習は、嘘つかない。田村亮、初心者ランナー 卒業」…ということは、ぼくも、初心者ランナー卒業で、いいんですね(^^)。

それと、番組を見ながら、ずっと、思っていたこと。

オレ、すごいんだな(笑)。

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