熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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特急大雪2号あらため臨時快速列車の旅

先週土曜日、網走で宿泊して、翌朝、札幌に帰るべく、網走駅に行ったら、出札口の前に、手書きの「お知らせ」が出てました。

本日5/14(日)車両不具合のため以下の列車が運休となります。
8:06発 旭川行 大雪2号
当列車は、同時刻に臨時快速列車を運転致します。
詳しい到着時刻は駅係員までおたずね下さい。
ご利用のお客様にご不便・ご迷惑をお掛け致しますことをお詫び申し上げます。




ぼくが持っていたのは、大雪2号(旭川11時50分着)の指定席特急券と、それに接続するライラック22号(旭川12時00分発)の指定席特急券。どうなるのかと尋ねてみたら、いわく「快速列車になるので旭川到着は30分ぐらい遅くなる」「旭川からは1本後の列車になるから札幌到着は1時間遅れになる」「網走〜旭川の特急料金は払い戻しになるので札幌駅で精算してほしい」とのこと。

特急料金が払い戻しになるのは2時間以上の遅れの場合ですから、1時間遅れで済むのであれば、代わりの列車を特急大雪2号だと言ってしまえば特急料金の払い戻しは不要になるわけで、JR北海道さんは良心的な会社だなあと思った、のですが…

入ってきたのは、キハ40の2両編成。



これでは、特急料金を取るわけにはいきませんね。

この2両編成、直前は、北見発の普通列車でした。それが網走の3番線に7時53分に到着して、いったん引き上げてサボを交換してから、特急列車が発着する1番線に入ってきたのは、出発予定時刻の2分前、8時04分。



乗客が多くないとはいえ、8時04分に入ってきた列車を8時06分に出すのはさすがに無理なようで、実際に発車したのは8時10分でした(ドアが閉まったのは8時09分45秒)。実際には、という話をもう一つすると、行先表示は「ワンマン」でしたが(旭川到着直後に確認したときも「ワンマン」のままでした)、車掌さんは乗ってました。

乗客が多くない、というのは、本当は、ちょっと、ウソです。

石北本線は遠軽での方向転換があるから、座席が転換式でないキハ40だと、網走を出るときに前を向いて座っていると遠軽からは後ろ向きになってしまう、でも時間が長いのは遠軽から先なんだよな、網走を出るときにはあえて後ろ向きに座っておいたほうがいいんだろうか…なんてことを心配していたのですが、2両のキハ40の車内は、ガラガラでした。網走からはともかく、北見ではそれなりに乗ってくるんじゃないかと心配(期待)していたのですが、結局、旭川に着くまで、ボックスまるごとあいているところすらあるほど、ガラガラでした。

つまり、乗客が多くない、ではなく、乗客は少ない、が、正しい表現です。

その状況を「楽しかった」と総括するのは、正直、ちょっと、気が引けます…と言い訳しつつ、でも、貴重な、非日常体験は、特急列車の旅よりも、ずっとずっと、楽しいものでした。前夜はあまり寝ていなかったから、旭川までの道中は眠っていこう(でも遠軽では起きなきゃいけないから面倒だな)と思っていたのに、最後まで、一度も寝ることがないまま、4時間20分の汽車旅を楽しませてもらいました。

特急列車ではないので、窓を開けられます。



窓を開けるほど暑いわけではないし、少ないとはいえほかのお客さんもいる中でこんなふうに全開のまま乗っているわけにはいかないのですが、何度か、窓を開けて、写真を撮りました。

特急列車に比べると、空間が広い。



ガラガラだから余計にそう思うのかもしれませんが、2人がけの車内というのは、どこか、息苦しく感じるものでもあります。ぼくは、12系客車から14系客車への変遷、583系のボックスシートの不評といった流れがあった中で、成田エクスプレスの向かい合わせボックスシートは英断だったと思っているのですが、一般的には、あれは、やっぱり、不評だったようで…

すいているから、多くの人が靴を脱いで足を前の座席に投げ出していて、まるで昔の列車のようでした。せっかくだから昔の夜行列車のように横になって丸まって寝てみたのですが、空気枕(かつてのぼくの旅の必需品)か、枕代わりの大型時刻表がないと、横になるのはかえって苦痛です。

夜行列車ではありません。トンネルの中です。


窓側に座っていて隣に人がいたら、トイレに行くために席を立つときですら気を遣いますが、これほどまでに乗ってないと、他人の目すら気にならないから、ときどき前のほうに行って、こんな写真を撮ってみたり



こんな写真も撮ってみたり



思えば、若き日にこういう経験をあちこちでしてきたから(あの頃の普通列車はやたらとたくさん客車をつないでいたからすいていることが多かった)、汽車旅を楽しく思えるようになった、という面も、あったと思います。そして、この年齢になっても、いまだに、昔と同じようなことをやっているってのは、幸せなことなのかなんなのか、よくわかんないですけど。

これが定期列車であれば、鉄道ファンが(とりわけ18きっぷシーズンになれば)大勢乗っているのでしょうが、その日の朝に運転の決まった臨時快速列車ですから、ファンらしき人は自分だけ。もともとが特急列車だから、スーツ姿のビジネスっぽい人もいました。

この項、続く。
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