熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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網走から札幌に帰る

この間の土曜日は網走に泊まって、翌日、列車で、札幌へ帰ってきました。

網走から札幌まで、特急自由席を使うと、片道9,390円。



網走から札幌への移動の選択肢は(自家用車を別にすると)飛行機、鉄道、バスの3つです。時間的には飛行機が圧倒的優位、価格面ではバスが優位。鉄道はバスに比べて40分ほど所要時間が短いものの、バスの6時間に対して鉄道は5時間20分という中での40分は決定的な差とはいえず、かたやで鉄道はバスよりも3,000円も高いという、非常に中途半端な存在になってしまっています。

よく言われるように、バスが走る道路は国などが管理しているのに対し、鉄道が走る線路は鉄道会社が自ら管理しているのだから、料金の差が出るのは構造的問題であってある程度は仕方がないのでしょうが(だからこの辺は鉄道と道路をどうしていくのかという大きな視点で論じるべき問題であってそれを鉄道の沿線地域に考えさせるのはどうなんだろうと思うのですがその辺はさておき)、だからといって鉄道側が何もしていないわけではなく、北海道内の場合には特急料金を含めた往復割引切符(名称は「Sきっぷ」または「Rきっぷ」)があって、道内を鉄道で長距離移動する場合は、それらを使うのが一般的です。それらの切符を使えば、バスとの料金差は縮まります。

ただし、それらの切符は往復用だから、片道では使えません。じつは、少し前までは、それらの切符の回数券が金券ショップでバラ売りされていたから、片道でも使えたのですが(金券ショップのバラ売りはそもそも…といった議論は、とりあえず、横に置いておきます)、それらの切符の回数券は昨年3月に廃止されたため、現在は、片道だけ使う場合は、通常の乗車券と特急券を買わざるを得ません。そうなると、バスと比べて、かなり、割高になってしまいます。

この辺の事情、さらには感覚というのは、北海道外の方には、なかなか、わかりにくいかと思います。だから、全国メディアで報じられる北海道の鉄道の姿、あるいは、鉄道のあり方を見聞きするたび、違和感を抱くことが多くなるのでしょうが、そうなってしまうのはこちらに暮らすぼくらの発信力の不足ゆえでもあり、そこは真摯に反省するとともに、しっかりとした(枝葉末節の意見に踊らされることなく、しかし枝葉末節の事実も取り込んだうえでの)情報発信をしていかねばなりません。

ちなみに、そんな中でも、今回、あえて鉄道を使ったのは、「JR北海道日帰り周遊パス」という期間限定のJR北海道全線乗り放題3,000円の切符があったからです。これを使えば特急料金を払ってもバスの片道利用よりも安くなります。

というわけで、前置きが長くなってしまいました。本題である網走から札幌への旅の話は、また、あらためて。

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