熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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汽憶 Ver.2



文教堂書店さっぽろ駅店の鉄道書コーナーに平積みになっていたのを発見。札幌の出版社による札幌在住の作者の写真集ゆえ、道外だと買える本屋さんが限られるかもしれません(が、Amazonでも買えますし、東京なら書泉グランデへ行けば買えるであろうと思われます)。

あとがきにいわく《印象的な作風に仕上がる朝夕を好んで撮影しています》《フィルムの時代には撮影出来なかった、とっぷり暮れた後の夜汽車の窓明かりを高感度で写し込んだり、デジタル化とその性能の向上によって、情緒表現の幅が広がりました》。

とてもよくわかります。
フィルムのときは、撮れなかったものが、いまは、簡単に撮れます。

ただ、道具は進化しても、撮るのは人間ですから、こういう一瞬のチャンスを捕まえるのは、大変なことです。まず、朝夕に、その場所に行かなければ、撮れません。それだけでも、大変です。ましてや、朝夕の光の中で走る列車のダイヤは固定されていますが、朝夕の光の変化は日々動くから、その一瞬は一年に一度しか来ない。ねらっていた日に曇ったり雨が降ったりしてしまったら、次のチャンスは一年後まで来ない。そう思うと、こうして手軽にこういう情景を(写真ではありますが)見せていただけるのは、とても、ありがたいことです。

ところで、ぼくがこの写真集を発見した文教堂書店さっぽろ駅店というのは、札幌国際ビルの地下の、札幌弘栄堂書店だったお店です。名前こそ変わりましたが、なにわ書房もアテネ書房も消えたいま、札幌駅の近くで、昔のままの姿を残している貴重な書店です。札幌駅が高架になる前と、佇まいがそんなに変わってない。30年以上も前に、青春18きっぷで、函館から121レで来たときにも、あの本屋さん、あったんじゃないかなあ(当時は旅行者なんで記憶曖昧)。121レは50系レッドトレイン、もちろん倶知安まわりでありました。

 
番匠 克久
エムジー・コーポレーション
¥ 1,620
(2017-01-18)

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