熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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新函館北斗が新函館北斗でよかった

札幌〜京都23時間の旅には、そのうちやりたいと思っていたことがたくさん盛り込まれていたのですが、その中の一つに、新函館北斗駅の選べる駅弁を食べることがありました。

駅弁ではなく「カフェ弁」と呼ばれているのは、行くまで知らなかった。

チョイスで楽しむ41°ガーデンのカフェ弁

上のリンク先を見ていただくとわかりますが、31種類のおかずが異なるお弁当を、2つまたは3つ選んで、専用の箱に入れてもらう、という仕組みです。北海道新幹線開業前後、これ、いろんなところで話題になってて、これは駅弁じゃねえよなあとは思いつつも(実際に駅弁ではなかったのですが)、気になってはいたのでした。

そんなわけで、臨時特急北斗84号を下りたら、まっすぐに、2階コンコースのBENTO CAFE 41°GARDENへ行ったのですが、カウンターの前から店の入口近くまで行列ができていて、ホームで列車を見送ってる場合じゃなかったかと軽く後悔しつつも、これが目当てで来たのだからと、ぼくにしては珍しく、列の最後尾に並ぶことに(行列は大嫌いです)。

改札口を出た先にあります。



この日は、前日からの新千歳空港発着便の多数の欠航を受けて、新函館北斗駅には特需が発生していたと思われ、楽しみにしていた選べるカフェ弁のショーケースが…



自分の番がまわってきたときには、もう、選ぶどころか、一つも残ってないんじゃないか…と心配してしまいましたが、ギリギリ間に合って、ほとんど選択の余地はなかったんですけど、12番「かにめしBentoスペシャルミルフィーユ」(700円)、13番「海鮮スペシャルBento」(920円)、29番「肉敷き牛サイコロステーキBento」(620円)をチョイス。合計、2,240円(豪勢な昼食だ〜)。



どうせ買うなら2つより3つとばかりに、こういう選択をしたのではありますが、さすがにこれは量が多すぎた(笑)。一つ一つは小さいように見えても、意外にご飯の量が多くて、さらには、海鮮ものを二つ並べたら、どちらも酢飯ベースだから、ちょっと飽きてしまって、期待度がいちばん低かった(値段もいちばん安い)肉弁当がいちばん美味しく感じられるという結果に。3つともご飯ものにするのではなく、サラダを入れるとか、コロッケやザンギを入れるとか、そういうふうにしたほうがよかったんでしょうけど、サラダは選びたくとも置いてなかったんで、仕方がない(とか言ってるけど、大満足!)。

乗り継ぎ時間は54分もあったので、1階に下りてみたら(改札口やみどりの窓口やベントーカフェは2階)、待合室内に臨時の売店が出ていて、北海道新幹線スポンジを売っていたので、東京で会う人々(古い汽車旅仲間)へのお土産として、多数購入。



なんでこの人はこんなのたくさん買うんだろ?と思われても何なので(誰もそんなこと気にしないか)、「お土産に買うんです〜」なんて言ったら、そこからいろんな会話になりまして、隣で売ってたずーしーほっきーモノにも手が出てしまいまして(「ずーしーほっきーの実物にも会ったことあるんですよ〜」「お米もらいました?」「見せてくれたけど、くれないんですよね(笑)」)、やっぱり商売の基本は対面販売だなあ、ネットショッピングは便利だけど、こういうのが(こういうのも)いいなあと思ったことでありました。

その売店の脇に、北斗市に因んで、北斗の拳。




たしかに駅前には何もないけど、ぼくが「田舎のおばあちゃん家」に行くのに使っていた新白河駅だって、できたばかりの頃は、何もない駅でした(新函館北斗が渡島大野だったごとく、新白河は磐城西郷=西郷村=でした)。それが、いまや、白河駅の周辺より賑わってる。もっと遡れば、ぼくぐらいの年齢の人であれば、この数十年の間の新横浜の駅前の大変貌を目の当たりにしてきている。だから、ここだって、どうなるかわからない。

北海道新幹線の(当面の)終着駅の駅名が「新函館北斗」と決まったときは、なんじゃそりゃ、へんな名前だなと思ってましたが、そうやって売店に立っている人たち(観光協会の方か市役所の方もいたのかな?)といろんな話をしてみると、この駅名に「北斗」の名前が入ったことは、とてもよいことだったのだと、初めて、わかりました。これが最初の仮称の通り「新函館」だったら、北斗市の人はこの駅を自分たちの駅として活用することをしなかったかもしれない。「新函館北斗」だからこそ、北斗市の人たちが、この駅を使って、いろんなことをやろうとしている。だから、ここは「新函館北斗」で、よかったんです。

そういうことを感じられたのは、6月にながまれ海峡号に乗って、ずーしーほっきーに会ったり、上磯駅での立ち売りを楽しんだりと、北斗市という市の存在を意識する機会があったから、でも、あるのでしょう。有名な観光地があろうがなかろうが、派手なプロモーションなんかやらなくても(できなくても)、地道にこういうことをやっていけば、その町のファンが増えて、1年に1回来てくれるようになる。あるいは、その町で生産されたものを買うようになる。地方創生ってそういうことなんじゃないかな…な〜んて、どうしても、そういうもっともらしいことを言いたくなっちゃうのは、よくないな。そういうことばっかり言ってると、評論家になっちゃいますからね。評論家じゃなくて、自分でやったほうが、絶対、楽しいんだからね、

また行くホキ!



 

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