曽田雄志の喜怒哀楽
コンサドーレ札幌・曽田雄志選手の現役引退の挨拶(2009年11月29日@札幌ドーム)を、スカパーの録画見ながら、文字に起こしてみました。
これだけの言葉を、原稿なしで、ほとんど詰まることなく、しゃべったのですよ。そんなやつはサッカー選手にはもちろん、一般の世の中にだって、そうそういませんよ。
スカパーでJリーグを見ることのできる方は、ぜひ、見てください。再放送は本日(現在185chで放送中)、12月1日に2回、12月2日、3日にそれぞれ1回、まだ残っています。
挨拶の前にオーロラビジョンで流れた映像(の、おれが泣いたところ)↓
スカパーでばっちり流れました(というか、あれ、スカパーで作ったのか?)。これ見ながら、また泣いたことはいうまでもありません(笑)。
まず、今日、このスタジアムに集まってくれたサポーターのみなさん、そしてこのセレモニーを企画してくれた会社のスタッフのみなさん、今日、僕をこの場に立たせてくれたチームのスタッフと監督、そして、認めてくれたチームメートに、まず、感謝したいと思います。ありがとうございます。
(場内から拍手)
変わる素晴らしさ、変わらない美しさ。このスタジアムにはこの二つがあると思います。必死で、生き残るための戦いがあって、それを見守ってくれるやさしさがあるから、僕にとっての9年間は、これに、気づかされる時間でした。
「何もおそれず 胸を張りたたかえ おお札幌 おお札幌」−このサポーターの声、この歌が、とても弱くて、とても下手だった僕に、どれほど勇気を与えてくれたかわかりません。
そのおかげで、強がってでも、前を向きながらサッカーをすることができました。
手術後、しばらくして、子供と、かけっこをすることもできなくなって、夢を見ても、夢の中でも、うまく走れなくなる自分を見て、今日の日のことを、考えるようになりました。心と体が、本当に一つなんだなと思いました。
体は、いつでも使える道具だと、思っていた自分が、恥ずかしくもなりました。
だから、何度も何度も謝って、今日のこの引退の決断を、僕自身の全部でしました。
そうしていまここにいますが、自分が思っていた以上に、さみしくて、思っていた以上に、悲しいです。
でも、こうやって、僕の終わり際を、こんなにたくさんのみなさんに見届けてもらうというのは、幸せなのかもしれません。
そして、この、切ない余韻が、これからの、僕の、人生に、いい色を、つけてくれるんだと、信じています。
サッカー選手が、僕にとってこんなに素晴らしかったから、僕らのチーム、僕らのサポーター、ありがとうございました。
活躍しきれなくてすいません。
(場内からかけ声と拍手)
僕の家族、僕の友達、そして僕のサポーター、本当にありがとうございました。
(拍手)
おかげで、素敵な思い出がたくさんできました。僕は、絶対忘れません。
(場内から「おれたちも忘れないぞ」などの声)
最後に、今日は、僕の、大事な、大事な息子の、誕生日です。
(拍手)
だから、この日を、去年までと(涙声)、同じように、楽しくて、幸せな日として、記憶したいと思います。
9年間、ほんとに楽しかったです。ありがとうございました。
(拍手)
そして、これからも、コンサドーレ札幌をよろしくお願いします。
(大拍手)
これだけの言葉を、原稿なしで、ほとんど詰まることなく、しゃべったのですよ。そんなやつはサッカー選手にはもちろん、一般の世の中にだって、そうそういませんよ。
スカパーでJリーグを見ることのできる方は、ぜひ、見てください。再放送は本日(現在185chで放送中)、12月1日に2回、12月2日、3日にそれぞれ1回、まだ残っています。
挨拶の前にオーロラビジョンで流れた映像(の、おれが泣いたところ)↓
スカパーでばっちり流れました(というか、あれ、スカパーで作ったのか?)。これ見ながら、また泣いたことはいうまでもありません(笑)。