熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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【言葉】私が選んだのではない。彼らが私を選んだのだ。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 10/29号 [雑誌]
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 10/29号 [雑誌]
文藝春秋

「イビチャ・オシム 名将への道。」(田村修一=文)から:
「(前略)日本に行って驚いたのは、シーズン前にJ1の全クラブの監督が、優勝を目指すと言っていたことだ。そうではなくて、結果を得てうまくいけば、さらに上を目指す。それが本来のやり方で、いきなりチャンピオンを獲得するためにここに来たというのは正しくない」
−−それはあなたが、小さなクラブばかりを選んでいるからではないですか?
「私が選んだのではない。彼らが私を選んだのだ」


フリーランスでやっていくうえではとても大事なことです。仕事というものは、依頼(発注)があって初めて始まるものであって、自分のやりたいことをやりたいようにやることは、仕事ではなく、趣味です。

だからといって、「仕事を選んではいけない」「発注されたものはすべて受けなければならない」と考えるのも、けっして正しいことではありません。そういう姿勢が必要な時期もあるかもしれませんが、なんでもかんでも言われたようにやっていたら、いつまで経っても自転車操業から抜け出せなくなります。

このご時世において、「自分探し」「やりたいことをやるために、云々」というのは、もう流行らないのかもしれませんが、そういうことを言いたいのであれば「やりたくないことをやらなくて済むように」と表現すべきでしょう。そういう意味では、私が選ぶ、なのですが、その前に、彼らが私を選んだのだ、というステップがあることを、けっして忘れてはなりません。
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【言葉】要は、安売り化のドツボに嵌らないことだ。

そんなわけで今日は(あえて仕事のことは考えないようにして)だらだらと、ほぼ終日、惰眠と読書を繰り返して過ごしました(が、土曜日なのに仕事関係のとても手間のかかる事項をメールで送ってきてくれた方には、放置しては申し訳ないので、中身を検討しつつ返信させていただきました)。

怒りは正しく晴らすと疲れるけれど
怒りは正しく晴らすと疲れるけれど
日垣 隆

この本、半分ぐらいは「WiLL」誌の連載で読んだと思うのですが、タイトルに引かれて購入しました。が、付箋を貼ったのは、タイトルとは関係のないところ。
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【言葉】「ならぬことはならぬ」

日本人という生き方
日本人という生き方
小田島 裕一

p.207から引用:
「ならぬことはならぬ」ということが通用する、良き日本の社会にしたい。


私と同年代の著者がこのように書いているのを、嬉しく思いました。

私もそう思うのです。「ダメなものはダメ」なのです。理屈ではなく。
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【言葉】今の生活の中で思い出に浸ることはまずない

札幌基準でみてもすでに発売から一週間以上過ぎてますが、ようやく読みました。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 8/20号 [雑誌]
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 8/20号 [雑誌]
文藝春秋

意外におもしろかったです。私はアンチ野球派だと思っている人がけっこういるようなのですが、そんなことないですから(笑)。

近年の高校野球の話をされてもよくわからないことが多いのですが、駒大苫小牧が3年連続で全国大会の決勝に進んだおかげで、多少は、状況がわかっていたりします。でも、この号の中でとても納得するのは、池田高校の話だったり(畠山にしても江上・水野にしてもリアルタイムですから)、大越君の話だったり(高校の同級生が大学入学後の彼の面倒をみていたので…)、ではあります。

そんな中で、「おっ!」と思ったのは、これ。

(「[独占インタビュー]松坂大輔"怪物"の原点。(吉井妙子=文)」から)
ただ、僕らが「最強」といわれて本当に嬉しく感じることが出来るのは、大学や社会人を最後に野球を止めた仲間達かも知れません。僕や後藤(武敏=西武)、小池(正晃=中日)はまだプロで戦っているので、「最強でしたね」といわれても感慨に耽ることもないし、もっと言うなら高校時代を振り返ることもめったにない。もちろん、オフで高校時代の仲間達に会えば、甲子園の話などで盛り上がることはあるけど、今の生活の中で高校時代の思い出に浸るということはまずないですね。


私の身近なところでは、仕事上の大先輩の方が、同じようなことを、ときどき言っています。すなわち「おれは昔の話をするのは嫌いなんだ」「過去の話なんかしたってしょうがない、そんなのどうでもいいんだよ」「同窓会に行くとみんな昔の話ばっかりするんだよ、あれが嫌で本当は行きたくないんだけど」etc.…

過去よりも未来をみる→前へ進むための道を探す→さらにエネルギーが湧いてくる、というサイクル、なんでしょうか?

ここに、長く現役を続けるためのヒントが隠されている、ような気がします。

(最近このブログの記事のひとつひとつがあまりに長くて最後まで読んでもらえてないんじゃないかとの懸念が生じているため今回は短く終わらせてみました)
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【言葉】さすが岡田だといわれるサッカーをしなければ、と意識していた。

指揮官 岡田武史―アルマトイ、フランス、そして札幌
指揮官 岡田武史―アルマトイ、フランス、そして札幌
潮 智史

そんなつもりはなかったけど、さすが岡田だといわれるサッカーをしなければ、と意識していた。
(『指揮官 岡田武史』p.13〜14)


この話は、岡田氏があちこちで語っているから、知っている人も多いでしょう。1998年にサッカー日本代表チームが初めてワールドカップに参加したときの監督であった岡田氏が、その翌年(正確には98年の暮れ)、J2に降格したコンサドーレ札幌の監督に就任、1年でのJ1昇格を期待されるも昇格争いにすら絡めないままシーズンを終えた、そのときを振り返っての反省、が、上の引用部分です。

いまさらこんな話を持ち出しておまえは何を言いたいんだ?と思われる方も少なくないかと想像しますが、今日はサッカーの話ではなく、自分のことです。
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