熊式。

大熊一精(おおくま・いっせい)の日々あれこれです。
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夏の終りの大通

第三モッキリセンター
稚内行きのバスのりば
さっぽろ夏祭り 7月20日から8月17日までと書かれた看板
夜のテレビ塔と北海盆踊りの風景
北海道マラソン8月27日開催の垂れ幕

 

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帰省と見送り

今年の帰省(礼文島への偽帰省)では、島に入ってからは、ほぼ、フェリーターミナルと宿の間しか、動いていません。スコトン岬にも、澄海岬にも、地蔵岩にも、桃岩にも、どこにも行ってない。双葉食堂やマリンストアーにすら行っておらず、礼文島に着いて迎えの車に乗って宿まで送ってもらう(帰りは逆)コースから外れた場所に行ったのは、香深から桃岩展望台に行く途中にある某人気ペンションへ宿のお客さんを送っていったときと、一昨年に亡くなった宿のとうさんのお墓参りに行ったときだけ。

香深港には何度か行ったけれど見送りもしなかったし、見送られることもなかった。見送りのチャンスがなかったわけではないし、自分自身が帰るときにも常連さんは大勢いたから、いつもなら誰かが見送りに来てくれたんじゃないかと思うのですが、どうして今年は誰も行かなかった(来なかった)んだろうか…

とはいいながら、ぼく、帰るときに、船に乗るのは自分だけであることがわかっていたから、みんなが見送りに来たらちょっとイヤだな(^^;)とも思っていたのですね。

空いているときならともかく、お盆の帰省時期だから(かつてほどではないにせよ)そこそこには船には乗客がいて、地元の人だけならわざわざ出港時にデッキに出てくるようなことはないんだろうけれど、観光客も多い時期だから、みなさんデッキに出てくるわけですよ。そこで、一人で見送られるというのは、自分だけのためにみんなが何かをしてくれるという嬉しさはある反面、船が岸壁を離れた後、場が持たない、的なツラさがあったりもします。それと、港でみんなが歌を歌ってくれるとき、船の上にいるのが自分だけだと、自分ひとりで歌うことになって、これはこれで、ふと我に返ったときには、けっこう、恥ずかしい。

そんな気持ちを推し量ってくれたのか(ではなく、雨が降ってたからだと思うんですけど<雨だと紙テープ投げられないし)、今回は、宿の前で、たくさんのみなさんが、見送ってくれました。

港まで送ってもらう車の中(助手席)から撮影
宿の前での見送り 車の中から撮影

みなさん、ありがとうございました。
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札幌発の定番

この夏の帰省(?)では、帰りは稚内から都市間バスを使ってしまい、フェイスブックの投稿には「悲しいね」を付けられてしまったわけですが、残念ながら、島からの帰りは、バスのほうが、安くて早く着くのですね…それでもあえて列車を使ったこともあるのですが…という話は、また、いずれ、ということで、今回は、車内での食事の話。

車内で何かを食べるなら、バスより列車、です。バスの中でも飲み食いはできるのですが、駅弁はあってもバス弁はないのだから、弁当を食べるのであればバスではなく列車、なのでしょう。

札幌から稚内まで、都市間バスで行くのであれば、朝の便は大通バスターミナル7時40分発という(自分の日常的にはとっくに朝の活動を開始している)時刻でもあることから、朝食は自宅で済ませていくに違いないのですが、列車に乗る場合は、あえて何も食べずに出かけて、わざわざ駅で食料を調達することが多いです。

で、今回は、往路は列車でありまして、定番中の定番、豚汁セットを購入。

おにぎり、とんじる

札幌駅の改札内の軽食堂(喫茶?)で、朝の6時半から売ってます。朝早い時間帯だと、お店の前にワゴンを出して、売ってます。ワゴンを出して、紙袋の中に、おにぎりと豚汁を入れたものが、あらかじめ、用意されています。そのぐらい、購入者(=固定客)が多いってことなのでしょう。

おにぎりは、コンビニ製と違って、レンジに入れなくても温かみが残っているおにぎりです。豚汁の味が濃すぎるんじゃないかと思わないでもないけれど(その点で塩分控えめの方にはお勧めしません)、ジャガイモやニンジンがゴロンという感じで大きめに入っているのが嬉しい。もちろん、豚汁だから、豚肉も、ちゃんと入ってます。フリーズドライにお湯を注いだものではなく、ちゃんと作っている豚汁です。
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帰省の定番

iPhoneに入っている大辞林(けっこうよく使う)によると、「帰省」とは「夏期休暇などに、故郷に帰ること。故郷に帰り父母の安否を問うこと。帰郷。」とあり、さらに「故郷」を引くと、いくつかある意味の一つに「(比喩的に)精神的なよりどころ。『心のー』」とあるから、ぼくが8月の半ばに礼文島に行くことは、帰省でよいのだ。30年も前から、ほぼ毎年、夏には礼文島を訪れているのだから、これは、帰省でよいのだ。

そんな帰省(なのか?)の定番といえば、稚内の流氷まんじゅう。おみやげに買うのではなく、自分が食べるために、稚内のフェリーターミナルの売店で、いつも、買ってます。

流氷まんじゅう、香深行きの乗船券

流氷まんじゅうの製造元の会社名が小鹿(KOSHIKA)であるというのも、大熊的に、親しみを感じます。ただ、人気商品だからなのか、今回の帰り(昨日)は、フェリーターミナルの売店では、なんと、売り切れでありました(上の写真は往路で購入したもの)。小鹿さんのグレートな他の商品は並んでいるのに、流氷まんじゅうだけが、売り切れでした。駅まで行けば買えたのかもしれませんが、帰りは札幌行きの都市間バスだったので、流氷まんじゅうは諦めました。

とはいうものの、駅からでもバスには乗れるじゃないか、と言われれば、その通りです。しかし、始発=フェリーターミナル=から乗らないと好きな席を選ぶことができないわけで、流氷まんじゅう1個のために札幌まで6時間の旅の快適さを犠牲にする勇気はありませんでした(実際のところは、札幌までの車中は9割ぐらい眠っていたから、席なんてどこでもよかったんですけどね)。

もうひとつは、船の中で売っているアイスクリーム。

アイスクリーム

4種類の味があるのですが、いつも、この「宗谷の塩」です。観光客が多いから、「バニラ」「抹茶」などよりも、「宗谷の塩」が売れるのでしょう。最近は、冷凍ケースの中は、「宗谷の塩」だらけです。

このアイスクリームを、オープンエア席に座って食べるのが気持ちよいのですが、今回は、行きも帰りも、屋外でアイスクリームを食べるには、寒すぎました。

デッキ席 座っている人がいない

寒くても、船が混んでいれば、ここもいっぱいになるはずなのに、誰も座ってないのは、やっぱり、島を訪れる旅行者が(かつてに比べれば)ものすごく減っちゃってるってことなんだよなあ。稚内〜礼文島の船が3便体制になってからというもの、昼の便は空いていても、朝と夕方はそこそこ乗っているイメージがあっただけに、お盆休みのちょっと前の時期で、この場所に誰も座っていないというのは、とても、残念でした(利用者的には空いているほうが楽なのにね)。フェイスブックなら「悲しいね」を押してしまいたくなる光景です。

ぼくが島を出てから、天気は少しよくなって、宿の前でのバーベキューも無事に開催されたそうです。悔しいとか残念だとか思う前に、ああ、みんな(残っていた人たち)は楽しめてよかったな〜と感じてしまったのは、自分がトシをとって、自分のことがどうでもよくなってきた、ってことなのかなあ(^^;)。

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雨男疑惑

「今回も天気よくないですね」と言ってくるのは今年のバイトさんだからであって、宿の人たちは、たぶん、ぼくが来たときに天気がよかったかどうかなんて、いちいち覚えていない。そういえばこんなことあったよね、というのが、去年の夏の記憶なのか一昨年の秋の記憶なのかすら判然としない(と思う)。ぼく自身も、そうです。

天気がよくないのは、確かに、そのとおりだ。

13日昼間の1時間ごとの天気

島に着いた翌日、いまいちパッとしない空模様(しかも強風)ながら香深から船泊まで18kmを走ったのは、結果的に、正しい選択だった。あのとき走ってなければ、走れないまま帰ることになっていた。上の天気予報だと、昨日の昼間の降水量は1mm未満になっているから大したことなさそうなんだけど、実際は、まるで雲の中にいるかのような細かい霧雨がずっと降っている状態であり、それに加えて風もあり、さらに気温は20度に満たないのだから、夏のような服装で走りに行くのは厳しい。雨除けの帽子や長いパンツ(またはタイツ)があれば、まだマシだけど、そういうものは一切持ってきていない。

島に滞在する時間が中3日というのは、かつての自分を考えればものすごく短いんだけど、3年前=1週間ぐらいいるつもりだったのがアクシデントで1泊しかできずに帰ることになった=の後では、いちばん長い滞在であり、まあ、いいんじゃないでしょうかね。今日も天気予報はよろしくなく、あと2日いれば、あるいは、島を訪れる日が1週間ずれていれば、夏らしい美しい風景に出会えたのかもしれないけれど、そんなことを言っても仕方のないことです。

香深フェリーターミナル

日曜日はバーベキューをやろうってことになってたんだけど(去年の様子)、寒くて雨が降ってて早々に中止決定をせざるを得ず、宿からおつかいを頼まれて買い物に出かけたり、宿の中で宿のスタッフや常連客のみなさんとたわいもないおしゃべりを続けたり、ちょっとだけ昼寝したり、お盆らしく宿のとうさんのお墓参りに行ったり。生産的とか効率といった言葉とは対極の、何も生み出さない、まったくもって無駄な時間の過ごし方です。

これを「無駄な時間を過ごそう」として作り出すとそれは無駄な時間ではなく予定の消化になるわけで、だからというわけではないけれど、そんなことはまったく考えてなくて、結果的にこうなっちゃっただけです。

思えば、初めて礼文島を訪れた30年前は、曇天の中、愛とロマンの8時間コースを歩いただけで(もっと泊まって行きなよという誘いをこの先の旅行の予定が崩れるからという理由で断って)島を去ったものの、たぶんそのときにいろいろ吹き込まれたのでしょうね、この島にはもう一度来なきゃいけないと思って、二度目のときはわりとノープランに近い形で訪れて、しかし、その二度目のときだって、最初は2泊か3泊ぐらいのつもりだったのに、今回の滞在よりもさらに悪天候の日が続いて、天気がよくなるのを待っていたら、結局、5泊になっちゃったんだ。しかも、5泊しても、最後まで一度も太陽は姿を見せず、宿の前の海に沈む自慢の夕日を見ることもなく、帰らざるを得なかった。

だからですね、たかが4泊(今回)で、連日、天気が悪いなんてことは、それほど珍しいことでもないし、ものすごく運が悪いことでもないし、まあ、そういうこともあるよね、ってことです。

今年はフォトコンテストに応募してみようかと思って、RAWで保存できるように大きめのSDカードも持ってきていたのに、一眼レフはずっと部屋に置いたまま。普通のスナップ写真ならばiPhoneのほうがよほど便利だし、広角の固定焦点のカメラだと考えれば、iPhoneのカメラはすごく優秀で、こんなのばっかり撮ってました(ほかにもいろいろあるけど個人情報だから見せられません)。

寝そべるコーギー犬

世間よりはちょっと早いけど、個人的なお盆休みは、これにて終了。
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僕について語るときにボクの語ること

この本を読むのは三度目じゃないかと思う。

文庫本と海憧の2階からの風景

このブログで一人称を「ぼく」にしているのは椎名誠さんのマネなんですけど、村上春樹さんも「僕」なんですね。我が師であるレイルウェイ・ライター氏も「僕」が多かった。そういうことを考えはじめると、英語は楽だなと思う反面、つまんないなとも思ったり。

今日もまた、朝から雨が落ちていて、それでも一般の(?)宿泊客のみなさんは、上から下まで(高そうな)レインウェアに身を包み、リュックカバーを付けたリュックを背負って山歩きに出かけていくんだけど、以前はそういうのを見ながら「わざわざこんな日に行かなくてもいいのになあ、もっとのんびり旅すればいいのになあ」と思ったり、逆に、こういう人たちにとって(わいわいやってる)ぼくら常連客はどういうふうに見えてるんだろうか、ぼくらの存在がこういう人たちに不快感を与えているようなことはないんだろうか、なんて心配をしたりもしたんですけど、もう、どうでもよくなってきた。

どうでもよくなってきた、っていうのは、ちょっと違うか。そんなこと気にしなくてもいい、ってのと、そんなの気にしたって仕方がない、というのと、両方の気持ち。宿目線でいうと、すべてのお客さんを満足させることなんて不可能だし(この規模の宿でそこを目指していたらかえって立ち行かなくなる)、若い人はともかく、ある程度の年齢以上の人ならば、そういうことも含めて自己責任でいいんじゃないか。

若い人はともかく、と書いてはみたけれど、むしろ、若い人のほうが、コミュニケーションはとれたりするんですよね。わかんないことは積極的に尋ねてくるし、知らない人どうしでも普通にちゃんと挨拶するし。昨日のブログに書いた「常連さんなんですか?」と聞いてきたのも、若い人でした。

ふだん、札幌の自宅にいて、これといったイベントもない日だと、頭の片隅に仕事しなきゃって思いがありつつも動けずに、ソファーに横になってうたた寝をしてしまうことが多いんだけど(意図的に昼寝をすることもある)、ここに来ると、意外に、昼寝できなかったりするのが不思議です。涼しいし(むしろ寒いぐらいだ)、時間もあるし、自分の標準的睡眠時間を考えるとしばらく前から睡眠不足だから寝なきゃ持たないぞと思ってるんだけど、意外に眠れない。自分勝手に過ごしているようで、ホテルの部屋とは違うから(自分の部屋にいても)館内で何が起きているかはなんとなくわかるし、自分の部屋といっても他の常連客との相部屋だし(普通に泊まっている方々は相部屋ではありませんのでご安心ください)、雨は降っているけれど上がったらあんなことこんなことしようってのもあるからなのか、頭の中の一部はつねに緊張状態になっているのかもしれない。

まあ、いいんですけどね。そういうことは、自宅にいれば経験できないわけで、長年こういうふうに過ごしているのだから(近年は夏の礼文島で過ごす日々が短くなっているのではあるけれど)、そこで、ぼくの生活はバランスをとっているのでしょうね。

そんで村上春樹。どうして今回この本だったのかというと、いまのぼくの頭の中は、目の前にあるたくさんの仕事とその先にある大きな仕事、それにマラソン大会のことでいっぱいになっているからです。『走ることについて〜』を読んだのは最初が文庫化されたとき、二度目が自分がランニングを始めたとき。そして、今回、出発前に、島で本を読むことはないだろうなと(なんとなく)思って、でも何かは持っていこう、仕事ではない旅行の移動中に読むなら、あるいは、島で読むなら、単行本ではなくKindleでもなく文庫本だよな、それなら、ってことで、選んだのが、この本でした。三度目とはいえ(その間にも何度かページを開いたことはある)、『時刻表2万キロ』のように全文をほぼ覚えてしまっているほど読んでいるわけでもない。

そんなぼくが、いま(これを書いているとき)、いちばんやりたいのは、ランニングなんだけど、さすがに、この雨ではなあ。とはいえ、ずっとやりたかった香深〜船泊のランをやっちゃったんで(香深と船泊の間を走るなんて大変なことだと思ってたんだけどハーフに2つ出た後だとそんなに大変なことだと思わなかった<だってハーフよりも距離は短いんだもの)、まあ、いいか、とも思ってみたり。

お盆なんで、一昨年に亡くなった宿の父さんの墓参りもあるんですけど、それも今朝早くに済ませてきて、今日こそは昼寝だ!…とは、ならないんです(たぶん)。雨が上がるのを待って、あるいは、夕方、宿の風呂に入れる時間になってから、走りに行きたいと思いつつ、でも、予報通りだったら、今日は雨に当たらずに走るのは無理なんだよなあ。気温が低いから、雨に打たれながら走りに行く気にもなれないし。

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常連さん

雨と風。それでも礼文島に観光に来たみなさんは雨具完全装備で山歩きに出かけるんですけど、われわれは、どうしていいのかわからず、宿に滞留しています。こんな雨と風の中、わざわざ歩きに行くこともないわけで。

われわれ、というのは、この時期になるとやってくる常連客であり、われわれ、といっても、基本的にはみんな個人だから別に一緒に示し合わせて何かをやるわけでもなく、この時期に来るのもなんとなく来るだけであってみんなで待ち合わせしているわけでもなんでもない。

宿泊客から「宿の方ではないんですか?常連さんですか?」と尋ねられるのは慣れているけれど、昨日は、ちょっと、答えに窮しました。若い女性から「かなり前からいらしてるんですか?10年ぐらいですか?」と問われて、そうか普通の人が想像する常連さんというのは10年ぐらいのことを言うのか、ここで30年って言ったらどうなるんだろう…と、一瞬、考えてしまったわけであります。

この宿がユース・ホステルから民宿になって、今年で20年だから、ユース時代を知っている人は、みんな、少なくとも、20年は来ているわけですよ。民宿になってから、ある程度の年齢になってから常連客になった人もいるけれど、若い多感な時期にたまたまここに泊まって、そのまま、いつの間にか、毎年来るようになっていて、毎年来てももうやることもないから、適当に遊びつつ、宿の手伝いしたりしてるんだけど、べつにバイト代もらってるわけでもなければ宿代をタダにしてもらってるわけでもなく、宿泊費は普通に払っているわけですよ。

それは、やっぱり、不思議なんだろうなあ。

「最初はどうして礼文島に来たんですか?」と聞かれて「その頃は北海道を旅行する若者はみんな利尻・礼文を訪れて、礼文では愛とロマンの8時間コースを歩くのが定番だったんですよ」と答えたら、これまた驚かれて、若者がこぞって離島を目指していたなんて、もう、いまの若い人たちには、想像もつかない世界なんですねえ。

目の前にある車に行くのすら億劫なほどの雨と風。せっかく来たのに…なんて考えてもつまんなくなるだけなので、これはこれで、何かのチャンスだと思って、受け入れたほうが気が楽です。

というわけで、今日は朝から子供たちの相手したりしてます(^^;

2階客室からの風景
 
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フラワーマラソンリベンジ

毎度のワンパターンですが、また、礼文島に来てます。仲間との再会だったり、夏空の下でのトレッキングやバーベキューや花火、あるいは日頃の睡眠不足を補う快適な昼寝と、楽しみはいろいろあるのですが、今年の裏目的は、マラソン強化合宿だったりします。

本当は晴天の気持ちよさそうな日に走りたかったんだけど、そんなこと言ってるうちにチャンスを逃してしまうかもしれないし、明日になればまた何か違うイベントが発生して走りに行けなくなるかもしれないので、今朝は、曇天ではあったのですが(礼文らしい天気ともいえる)、送迎の車に同乗させてもらって、まずは香深港へ。



曇天強風だったのに(強風だったからか)雲がとれて利尻富士がきれいに見えました(が、見えていたのはほんの少しの間だけで、すぐに雲の中に隠れてしまったのですが)。

ここからスタートして、島の北部にある民宿海憧まで、ただひたすら、淡々と、走るのみ。横風ときどき向かい風が思いのほかキツくて(マラソン中継とかでよく言ってる「海からの横風が」というのはこれのことかと実感)、最初は走りづらかったんだけど、走っているうちにだんだん楽しくなってきて、途中に何箇所かある覆道は車では何十回あるいは何百回通っているものの自分の足で通過するのは初めてで、そうすると、歩道部分だけは覆道の外側の海沿いにあったりして、そういうのもいちいち楽しい。

なにより走りやすいのは信号がまったくないことで、信号を気にしてストップする必要がないから、自分が走りやすいように走れる、ので、気づいたら14キロほど(給水もなしに)走りっぱなし。

さすがに、いったん、休憩入れるか、ってことで。



昨日、稚内のサツドラで、この手のブツは多数仕入れてきました。メダリストの粉末とか、ウィダーのプロテインバーとか、おまえはアスリートか(^^;)ってぐらいに、いろいろ。

まっすぐ進むと距離は短いけれど峠越え、右へ進めば平坦だけど距離は長い。



でも、ここはやっぱり、負荷かけたほうがよかろうってことで、それに、いつも車で通るときはまっすぐなんだからと、峠越えを選択して、あまり無理もせず、しかし歩くこともなく、最終的には、港から宿までは18.2km(GPS時計による測定)、2時間2分ほど。まだ走れそうな気もするんで、スコトンまで、あるいは西上泊まで、とも思ったけど、無理しないで、この辺でやめておきます。

マラソンってお腹がすくんですねえ。宿で早めのお昼をごちそうになって、いやさすがにこんなには食えないんじゃないかと思ったのに、あっという間にたいらげてしまいました。

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道北の車窓から

朝晩かなり涼しくなってきて、もう夏は終わりなんじゃないかとの声も聞かれる今日このごろですが(37度の地域にお住まいのみなさんには申し訳ないんですけど北海道はそうなんです)、まだまだ、夏の空、盛夏です。



こんななんでもない風景でも、窓が大きくてちょっとゆったりした座席の列車から見ると、とても、心地よい風景になるーというのは、いまさらながらの発見でした。個室じゃなくてもいいし、アテンダントのサービスがなくてもいい。普通の座席でいいんだけど、大きな窓がほしい。北海道だからこそ、窓の外の風景が広い北海道ならではの、窓の大きな車両がほしい。

窓を大きくすれば強度の点で問題が生じるであろうことぐらいは、素人でもわかります。でも、北海道の魅力を伝えるには、絶対、大きな窓です。それと、隣の人と肘が接しない程度の幅の座席、となると、1,067mmではやっぱり3列なんでしょうね。そりゃそうだよね。都市間バスなんて、とっくに3列座席が主流になってるじゃないですか。

文庫本と音楽を携えて、窓の大きな、ゆったりした座席の列車の旅は、とてもゴキゲンです。最近しょっちゅう乗ってる宗谷本線の旅だから、飽きるんじゃないかと思ったけど、ぜんぜん飽きない。窓の外を眺めるのに飽きたら文庫本のページをめくればいいし、くたびれたら目を閉じて居眠りすればいい。そして目を開けると、大きな窓の外に高い空がある。(ぼくは飲まないけど)ビールだって飲める。そんなこと、クルマの旅じゃできないし、この落ち着きはバスの車内では得られない。

そういう視点で乗っていると、もったいないなあと思うことが、たくさんあります。たとえば名寄の手前で車窓の右手にキマロキが見えることは、ぼくは知っているからそのときに備えて目を凝らして窓の外に目を向けているけれど、大半の人は気づかないし、気づいたとしても「?」で終わってしまう。ここで、キマロキが見えますよ、これはここにしかない昔の除雪車なんですって説明をすれば、観光旅行者なら、「へ〜」「ほ〜」と感心してくれるかもしれない。ビジネスで乗ってる人にはうるさいかもしれないけど、ビジネスで乗ってる人がそんなにたくさんいるならば廃止なんて話は出てこないわけで。

あるいは、車窓にしばしば登場する、牧草ロール。あれが何かは、ぼくらは北海道に住んでいるから知っているけれど、道外の人や、ましてや海外の人には、珍しい、北海道らしい風景であるはず。これはこういうもので、という説明をして、さらに、サイロの話なんかもすると(道外の人はいまだに牧場経営にはサイロが必須だと思っている人が多いですからねえ)、観光旅行者は嬉しい。北海道の農家にとっても、自分たちのことを知ってもらえるのは嬉しい。

いちいちうるさいよ寝かせてくれという人は、別の列車に乗ってもらえばいいんです。そういうのを楽しいと思ってくれる人だけ乗ってもらうことにすればいい。

たとえば、ぼくはいま、特急宗谷に乗っていて(座席で書いてます)、列車はいま音威子府を出たところなんですけど、車内放送で「音威子府村は北海道でいちばん小さな村で…」とか、説明があったら、おもしろいじゃないですか。去年、大阪から鳥取まで、スーパーはくとに乗ったら、客室出入口のドアの上の電光案内板で、列車がそのときに通過している市町村の説明が流れたのを見て、ああ、これはいいなあと思ったんですよ。そんな説明の原稿を作っていちいち読むのは車掌さんの仕事を増やすことになって大変かもしれないから、やっぱり車掌さんとは別のアテンダントさんが必要なのかもしれない。



新しい北海道の列車を、普通の旅行者がわくわくできる車両を、つくりましょう。時間はかかるだろうけど、つくりましょう。まずは鉄路を残すことが第一だけど、鉄路を残すことを目指すのではなく、その先に何をするかをイメージして、そのために鉄路を残すんだってことをしないと、出口は見出だせないような気がするわけで、だから、新しい北海道の列車を、新しい北海道の車両を、みんなで、つくる。夢を語らなきゃ、いつまで経っても現状の延長線にしかなりませんから。

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