思い出語らず大阪
というわけで、今日は札幌ドームでコンサドーレの今季ホーム初戦を見たのでありますが、東京マラソンロスあるいは流氷物語号ロスで(?)ロスインディオスと何も考えてないヒトになっていたぼくは、フードのついていないコートを着ていったのに帽子も持っておらず、試合終了後、もちろん傘も持ってなくて、バサバサと春の湿った雪に濡れながら地下鉄福住駅まで歩いて帰りました。人混みに積雪で歩道が狭くなっていることもあってなかなか進まず、そのうち頭や首が濡れてきたら、冷たい雨の大阪マラソンで低体温症になったときの記憶が甦ってきてちょっと怖くなってきたことに驚き、いまだあれは疲れて休みたかっただけだったのではないかと考えようとする自分がいるのですが、この程度の冷たさでも思い出してしまうのだから、やっぱりあれは無理だった(=自ら救護所に入って棄権したのは正しかった)と思いました。それにしてもこんなふうに記憶が甦ってきてしまうというのは困ったことで、あの記憶を払拭するには、どこかで一度、雨のレースを走らなきゃいけないのかもしれない。あるいはもう少し暖かくなってきたら、あえて雨の日に走ってみるのがいいのかも。
昨日は天気も悪くなかったし右足の違和感もだいぶ消えてきたから走ろうかとも思ったのですが、しばらく休んでくださいと言われたので完全休養にしたら、かなりぐだぐだになって、生活のリズムが崩れました。それで気がついたのは、食べるものを気にしなくてよくなると途端に太りそうなものを口にするようになる、ということで、まあ、たまにはそういう日があってもいいんですけど、やっぱり次の目標に向けてちゃんと生活を管理したほうがいいのだろうなあと思ったことでした。
去年の東京マラソンの後は、4月か5月にはサブ4で「走れるだろう」と考えていたつもりだったのですが、今になって振り返ればサブ4で「走らなきゃいけない」と考えてしまっていて、体の疲れもさることながら、心理的にずっと緊張状態にあったことのほうが、その後に大きな影響を与えたのだろうと思います。そのうえ6月にはコロナ後では最大の旅をしたことで自覚以上に疲労が蓄積していたと想像され、そんな状態なのに函館マラソンのフルを帽子も日焼け止めもなしで走った(帽子は持っていたのに間違えて荷物の中に入れたまま預けてしまった)ことで、具合が悪くなったのでしょう。記録を見ると、函館マラソンの3日後(水曜日)の夜に「喉が痛いような気がする」と書いてあって、その翌々日(金曜日)の朝に37℃だったので仕事を休み、その3日後(翌週の月曜日)に熱は下がったからそろそろ仕事に復帰しようかと思っていたら咳き込んだときに本格的ぎっくり腰になって、結局、ランニングを再開したのは函館マラソンから27日後のことでした。
もうトシなんだからね。シーズンオフは積極的に作らなきゃいけないのですよ。マラソンを始めてからは雪が積もる冬が自然とシーズンオフになっていたのが、一昨年の3月に東京マラソンに出たら意外にやれることがわかって、もっとも一昨年の東京マラソンはそんな時期に大会に出るのが初めてだったから調整方法がわからなくて直前に腰痛になってしまい(雪道で転んだ+仕事が忙しい時期なので長時間座っていたため)やめようかと思ったぐらいに状態の悪い中で走ったのですが、その経験があったから、昨年はかなりいろんなことに気をつけて望外の結果が得られて、その勢いで春から夏へと進んでいったのですが、それまではいつもなら休んでいたはずの時期にも休まないままだったから6月から7月にかけてあんなことになっちゃったんだと、昨日、去年のメモを見直していて、思いました。7月がそんな状態では、北海道マラソンは走れるわけないって(去年の北海道マラソンは15kmで棄権しました)。
そういうことを考える機会が得られたのだから、昨日のだらだらな休日も、それはそれで、有意義だったのでしょう。
今日は本州でフルマラソンを走っているチームメンバーの走りをアプリで応援しつつ、名古屋ウィメンズマラソンのテレビ中継を途中まで見て(後から結果を知って7年前の名古屋で云々と言われ続けていた安藤選手が優勝してPB更新したことを知りとても嬉しかった)、それから札幌ドームへ行ったのですが、先発はともかくサブに実績のある選手がほぼいないメンバーだったから、正直なところ、惨敗を覚悟してました。それが、終盤はむしろ押し込んでいて、ドーム内が手拍子で満たされるような展開だったので、負けてこんなことを言うのもなんですが、まあいいかと思って帰ってきました。ただ、あのピッチは、どうにかならんかったのかな。ボールは止まるわ、ドリブルしてる選手は躓きそうになるわで、剥がれたところを選手が埋めるなんてのは、J1レベルではひさしぶりに見たような気がします(以前はよくあったけど)。それと、ホームの初戦で相手が浦和でも観客数が1万8千人台というのは、ちょっとショックだわ。負けたことよりそっちのほうが気になるぐらい。
地下鉄大通駅にこんな大きな広告を出してるのにね。
攻め勝つと言ってるわりには3試合やって無得点なのはいかがなものか、ですが、2018年だって開幕3試合は1分2敗、4試合目で昇格組の長崎にアディショナルタイムの得点でどうにか勝ったといった具合だったのが、終わってみれば4位だったのだから、まだまだ、これからですって。30年近くも応援していれば、開幕3試合終わって下から2番目だからといって、だからどうした?なのであります。